株主優待の誘惑?

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6月〜7月にかけての株主総会が開催され株主には配当の連絡がある。株には疎いがお客様との縁もあって少しだけ所有している。今回、配当のお知らせと同時に株主優待の紹介があった。製薬・食品関係であれば特価で購入できるなどが優待であるのだろう。運輸関係では無料乗車券などを知人は利用されている。

今回の案件は、配当とは別に優待として各種グッズのほかに現金をスマホwalletに入れると言うもの。スマホ所有していない人は対象外。たまたまsuicaをwalletに入れていたので応募することにした。当該会社独自のクレジットカードは所有していないが利用できるとガイドに記載があったので早速作業開始。

案内状が来た日に早速トライしたがアクセスできない。魅力あるグッズ・サービスは若い人には人気だけにアクセスが集中しているのだろう、深夜までアクセスできない。若い人は25時でも起きているのだろうとして諦め。 午前5時に起床しアクセス。アプリをインストール、スマホ・ウオレットに紐付けをすることができた。

ただ、パソコンやスマホに習熟していない高齢者はこの段階で諦める人が出るであろうほどに厄介な作業。 この段階ではまだ優待金額は振り込まれない。当然のことながらカード会社・銀行との紐付けが必要。続けて作業をする。

ここでも対象カードがなくても可能と記載があり、その手順に従って進めるが元に戻る循環ループで先に進めない。結局、カードを申し込む必要があるのが結論。 上手い!見事な罠。 株発行会社一体のカード会社に誘導されてしまった。今後そのカードを使用する機会がないとも言えないこと、維持費考えるといずれ逆転するのだが。優待金額に目が眩んだ。

わかっちゃいるが、ここまで来たからには止められない。カードを作り、後の操作を実行。漸く振り込み作業のコード番号が送られてきた。コピペするも動かない。手入力だ。アルファベットと数字の組み合わせからなるコード番号。 ここでトラブった。0とO,(ゼロとオー) 1とI及びl (イチ、アイ、エル)のフォントが紛らわしい。多分これだろうとトライしたがトライ数の規定数に達したとしてアクセスできなかった。24時間後に再トライで漸く振り込み完了。

この操作を通じて、① 優待の形だが、企業はその後にカード使用による利益を上げることができる。 ② スマホ所有していないか、操作に不慣れな高齢者(高齢者ほど株所有数が多いと思われる)は諦める。その分 優待金は企業から出て行かない。手続きは厄介だけど憎めない企業であることは確か。③今はスマホ取り扱いになんとかついていっている。だが、たとえば高性能ダイヤモンド半導体が民需化されると通信能力が圧倒的に変化し、次世代スマホは従来とは恐らく違うシステムやアプリが適用されるであろう。

ついていけるか自信はないが、認知症予防には有効かも。一方で、今回の作業時間に対しての優待額のバランスは良くない。その時間で他に有益なことをすれば優待の金額を超えたのではなかろうかと反省。それはデジタル音痴の言い訳にすぎないのだが。

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