2021年 7月 の投稿一覧

開会式

スポーツには筋書きがないと言われるが、大逆転の試合などあり、引き込まれる。日本選手の活躍ばかりでなく参加した選手は紛れもなく頂点を極めた人ならではの言葉が発しられ、重ねて感動を与えてくれる。

開会式は一般観客ゼロの静寂な雰囲気ではあったが、入場行進してくる選手の明るい姿に「トレーニングもままならぬ環境のなか、よく来られた」と正直思ったと同時にアレ?この曲ってドラクエ?。道理でノリノリの行進もあった。

ゲーム曲をもってくるとは日本より世界の方がエッ??と思ったであろう。57年前の開会式を覚えているシニア層は古関裕而氏のオリンピックマーチとよく似た行進曲だろうとと思っていただけに意外だったようだ。家族からは日本はゲーム、サブカル、観光で押していくのを主張していると受け取られるだろうとコメントがあった。先端医療・材料・エネルギー、環境、先端モノ作りを組み入れる工夫もあっても良いのでは?とも感想をもらしていた。全くの同感で鋭い解析をする家族にも感心。

演出については普通から辛口まで評価は色々あるが、誰も言及していないのは入場行進の順番だ。あいうえおの国・団体の行進順に何故なんだろうと。普通ならABC順。

筆者の考えは以下のように回りくどいが、こうだ。平安初期までは漢文が主流だったが、中期になると古今和歌集には和文も掲載されるように仮名が発明された。紀貫之の土佐日記でひらがなの文学が登場し、「また男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」と男が女性の立場にたって和歌などと組み合わせてなされたものである。以後、清少納言、紫式部とつづく。ここに日本は女性の立場を1300年前からあるのだとのセレモニーの伏線を敷いたのではと考えた。(和歌なら“いろはに順”でしょと言われるかもしれないが、海外の日本語学習実態からは“あいうえお”が妥当)。

森さんの発言が切りとられ、日本は女性は活躍していないとの報道が浸透していたので、そうでは無い、寧ろ女性の活躍はいにしえからあるのだと主張したのだろうと。

漢文から和文に移行することで庶民の識字率が高くなり、独特の文化が養生された。江戸の火消し、歌舞伎の睨みなどの庶民の暮らしを反映したセレモニーと紐付けされているとみた。世界を駆け巡り活躍しているジャズピアニスト上原ひろみとテニスプレイヤー大阪なおみの登場に主役は女性とも言えた。

庶民を熱狂させた野球のスター三人衆の聖火トーチキスも障碍を支え合う姿を凝縮したものだった。医療介護者の皆様によるオリンピックフラッグ行進も良かった。

ワクチン供給先は未曾有の死者数が多い国に優先的に配布される国際常識にしたがい日本はオトナとしての態度で臨み、そして米国でファイザーと談判し確保、そして超多忙な開会式でも追加ワクチン交渉と派手さは決してないが、なすべき事は実行し、更にワクチン入手困難な国を支援するなど、オリンピックを開催するに相応しいことをしている。イケメンの首相だったら、報道も違ったのだろうと余計なことながら思う。

観客ゼロのなか競技する選手に懸命な“おもてなし以上のオモテナシ”をされているボランティアの皆様に頭が下がる思いだ。キャンプ地での交流や、選手村、交通整理、競技場でのサポートなど活動がこれから本格的に報道されることを期待している。既にtwitter では活動状況が多く報じられている。ほっとする。日本の良心が生きていることが分かって安堵するのだ。

直前にトヨタが国内TVでのオリンピック関連CMはしないと発表した。理由は色々あるだろうが、コア視聴が明確なSNSに軸足を移動したのはTV終焉予感になるほどのインパクトを与えた。今後はトヨタイムズでの広報活動を見て欲しいとのことなので観た。昨年2月の労使交渉編であったが、双方の膿を正直に吐露しあう様に驚いた。さらに豊田社長の締めくくりの言葉「従来はIで語る人・縦割り事業部が多かった。これからはYouで語る人になって欲しい」には腑に落ちるところがある。会社の体質改善とオリンピックCMとは一見関係がなさそうに見えるが、相手の立場、心情をよく理解することが成長の基本であることを端的に表現したとするなら理解できる。

今回は選手や関係者との交流はできないが、日本の良さを持ち帰り、コロナ渦が克服された暁には、あの国に行ってみたいと思って頂けるよう応援しよう。

酒提供騒動に思う

お上にもの申すにはDutch Courage(酒の勢いがないと言えない小心もの)であることを予め言っておく。「李下に冠を正さず瓜田に履を納れず、まして法律は犯してはならぬ」のよう教育されてきた。今回の政府による飲食店での酒の供与、飲食店への取引禁止の通達は法律に基づくものか法律に疎いので断定はできないが、通達はインパクトが大きかった。国民の健康第一、医療崩壊しない窮余の一策として考えたとしてもやや無理があるのではないかの印象がある。

口角泡を飛ばすこと無く・高吟しないでオトナとしてお酒をきこしめても感染したエビデンスがあるのだろうか?。それを調査する時間のないことは理解している。ならば厳しく取り締まるより、笑いながら結果として従うような方策が好ましい。筆者のアイデアだが、テーブルに簡易騒音計を置いて「50dbを越えたら、アルコール追加注文は受けません」とすれば、面白がって従うかも。注文はLINEですれば静かな雰囲気で愉しめる。お会計はG0 Dutchでなく個人宛。(Dutch重唱申し訳ないが語源責任は英国ですので、、)

報じられると、早速火の手が上がって気の毒に某大臣独りが吊し上げられた。文系役人のゼロリスク意識と余裕のなさがなせる策上だと思うが、上から目線でなく国民に防止策を募集するなどで運動を盛り上げるようなこともあって良いのではないだろうか。

レジ袋の有料化は利用者(業者も含め)に負担をお願いするのであるから法律の裏付けが必要だったが、ないらしい。それでも環境に対して本当に有効かは横に置いて、極少しでもあるのならと国民の協力意識の流れで有料化が進んだ。それが経験かどうかは否かは知らないが、今回の酒提供にまつわる案件では、レジ袋で協力した国民意識があった前提条件を無視したどころか、悪手とも言える金融機関利用は火に油を注いだ。反発が大きかった。飲食店、酒販売店、酒卸問屋など大被害クレームが報じられると撤回した。アルコール党に限らず、無茶ぶりが通らなかったことに溜飲を半分だけ下げた。後の半分の留飲を下げることができないのは、果たして法律が存在していたのか?である。法律に精通している人の意見を聞きたいものである。ざっくりだが、レジ袋有料化でも利用者に負担をしてもらうためには法律が必要だが、それがスルーして定着したのだから、今回もその線で一つ宜しくと言ったかどうか知らないが、法律を作るのが国会であるが、これに関して声をあげたとは聞こえてこない。

このような事態に備える法体系の整理がまずは必要だ。手続きは面倒だが民主主義が基本であり、参加国民が納得するルールを文書化した法律が必要であることは言うまでもない。アルコールに関しては事前に議論がなされており、、、、のような情報公開があり、事業転換するか、補助金で補填するかの手段を提案してから裁決を図る。これが基本なのだ。

ところで、さわありながら、酒消費用は将来は減少するであろうとみる。

たばこは市場の嫌煙*健康志向により徐々に消費量が減少した。それに伴いたばこ産業も事業転換をしている。超長期的にみれば、アルコール消費も徐々に減少することは予想はつく。人口減少、高齢化、テレワークの流れではアルコール消費量が過去並に戻るとは思えない。人口減少はロボットで代替できる部分があるが、酒も呑まず昼夜働く。無事稼働を願い一升瓶2本が印として呈される事はあるだろうが。

団体温泉旅行での団体さんが減少し衰退する温泉街が出て久しい。現在の飲食店においてはアルコールで収益を稼いでいた時から次第に美味しい・健康によさそうな料理の添え物としてのアルコールにシフトしていくであろう。呑べいにはやや物足りないと思えるだろう。時代はかわりつつある。フランスのワインの消費量減少は往時より大幅に落ち込んでいる。100年で1/3まで減少し、成人の16%しかいない。(2021年6月19日(土)16時30分バーツラフ・シュミル(マニトバ大 *PRESIDENT Onlineからの転載

主たる原因は健康志向、、間接原因は経済が過去より豊になったことだと思われる。その結果、ノンアルコール飲料にシフトしているとのこと。

 

だが、フランスのワイン販売髙は米国などへの輸出で稼いでおり、以前トップだとのこと。ここに日本の酒造において活躍する方向が見えるのではないだろうか。

従来よりも海外への展開へシフトしつつ、和食とのタイアップして健康・免疫強化をウリに攻めては如何だろう。日本酒は特に発酵化学の宝庫である。宝酒造の酵素蓄積量は群を抜いている。一般に化学反応は高温・高圧条件で製造されるが、酵素のそれは常温~60℃近傍で進む。それも立体規則性などは化学合成より制御がなされている。

サントリー、キリンは健康産業の事業も大きくなってきた。

一方の飲食店は居酒屋からイメチェンしてはどうか。どうするか? シラフではアイデアが出ないので、まぁ取り敢えず。。。。(笑)

ワクチン接種経験・ワクチン効果

コロナワクチン接種真っ盛りである。大規模接種会場や職場での接種ではワクチン品薄状態とも報道されている。それだけ接種の速度が想定より速いことであろう。

コロナワクチン1回目の接種を経験した。接種前夜から持ち物確認を何回もするなど日頃より落ち着かない。家人は前日の夕食において明日は接種の日だから軽めの食事を摂ると言い出したり、なにやら健康診断と勘違いしているが笑えない。みんなどことなく緊張しているのだ。接種会場には入り口、階段、エレベーター各所に市役所の人が配置され、丁寧な応対をしている。受付での書類持参確認が終われば係の人に案内されて注射ブースに入る。健康チェックリストに目を通し医者から接種ヨシの合図で看護師さんが注射。筋肉注射は初めて。注射後は異常の有無をチェックするため15分別室で過ごす。この時の看護師さんの案内など非常に丁寧なことに驚いた。

接種対象者(15分刻みで区別される)の数に対してざっと2倍のスタッフが居られた。現場を知らないと、接種が遅いのか!と思うむきもあったが、このような陣容で対応しているとなると、準備も含め大変なことを実行されていることを理解した。

2回目接種は7月31日。同じ年代層で2回目接種が終わった自治体がある。その知人から2回目の方が副反応がでるので注意と連絡がきた。が、何を注意すればよいのか分からない。1回目接種が終了したとき、看護師さんから飲酒は控えて下さいとのご指導があったので、これは守ろう。

ワクチン接種を65歳以上の高齢者から始めたのには理由がある。ご承知のように、高齢者が感染すると重症化し、医療崩壊しかねないからである。

厚労省のデータ(図-1)によれば80歳以上で陽性感染者の14%がお亡くなりになる(8,223人)。70歳代で5%(3,019人)。これに対して10代から30代は感染しても死亡率0%である。40代以上にワクチン接種を施せば概ね抑えることができる。

 

 

若い人は感染しても免疫力があるのだろう、風邪程度に抑えることができる。とすれば高齢者も日頃からの免疫低下対策をすることになる。今の60~75歳の人の多くは働いている。現役時代から収入が減少したこともあり、比較的高い賃金が得られる建設現場の警備を職とする人がおり、それも深夜の手当が高いことから、無理しての勤務が報じられている。また退職後も引張りダコ状態の高齢者も居られる。いずれも睡眠不足による免疫低下が懸念される。いずれのケースに該当しない人は逆に運動不足による免疫低下もあるだろう。コロナ渦はいろんな社会断面を切ってみせたとも言える。

さて、嘉悦大の高橋教授は面白いグラフを紹介している。(図-2)

それはコロナと自動車事故による年齢別死亡者から何が言えるのかと。

ゼロコロナを絶対視している風潮の世論に対して、若者の自動車事故死亡ゼロにしない限りクルマを停止、生産もまかり成らぬと言うのか?。見事な比較である。とかく狭い視野で見がちであるが、死亡にかわりが無いのだから、その他の災害、疾病、事故、自殺などとの比較の全体で見るべきであろう。その点オリンピック無観客の方針には首を傾げざるをえない。大谷の大活躍はスタジアム全体を感動の渦を生じている。敵将もその渦に巻き込み、そして大観客がそれに酔いしれる。ネクストサークルボックスに立つだけで何かを期待し、それに応える。おそらく観客の応援も大谷選手のパワーを引き出しているのだろう。そんなオリンピックを間近に見られる機会を損失させ、日本人の活性化を高みに持って行けないことは誠に残念である。しかしながら日本人選手はオリパラも含め頑張る姿を見せるであろう。それを見て広い視野で考えることの重要性に気づくことを期待したい。

 

オンライン教育・会議

コロナ渦で新入生になったがキャンパスは閉鎖され、オンライン教育ではや2年以上経過した。授業料返せ!の声もある。愉しみなキャンパスライフが送れない、人脈構築ができない。。。。など不満は多々指摘されている。

教員はオンラインとなると従来の教材をデジタル仕様に再編(寧ろ)新規作成する必要がありオーバーワークになっているN高校のような情報もある。

大学においては普通の講義よりインプットされる知識の濃度は濃いの良い面もあろうが、あくまでも一方向性が強い。定期的面談はあるようだが少ない。逆に時間に余裕があるので自分のやりたい事ができるメリットはあるとの説明もなされている。

日経2021年5月26日の記事に、【有名大卒脅かす学びのデジタル証明の未来】として、角川ドワンゴ学園が運営する通信制の「N高等学校」は、2020年度の卒業生約4300人に「電子卒業証書」を発行した。高校や大学、社会人の学び直し(リカレント教育)を含めて学習履歴をデジタルで証明する技術が日本でも広がり始めており、習得した知識やスキルを「見える化」し、実力本位の学習へと導くからだ。

自宅がキャンパスでオンラインの一面は上記のように納得できる。これによると知識とスキルの両方を習得できるとあるが、スキル習得はどのようにしてなされるのかについてはこの記事では見当たらない。

医学部があれば入学しようかな。手術はロボットになるから執刀熟練度は問われない? 複雑な症例もAI診断でこれからは人間が判断するより正確かもしれない(勿論冗談)。顔つきや動きに現れる情報などから患者が口にだしていう症状とは違うと見破るのも医者として必要なのであって完全な置き換えは不可能だ。その感性を磨くにはオンライン教育は可能であろうか。医学に限らずどの分野でも言えそうだが、答えは卒業性が中堅に活躍する時まで待つことにしよう。

世界にはこの両方を既に実践している大学がある。ミネビア大学である。大学キャンパスを持たずオンライン教育を徹底し、世界7カ国にて合宿を行うなかでface to face のリアル討論を実施し、多種多様な考えがあることを学ぶ。また、地元企業、NPO法人で実習することでインプットされた知識がアウトプットの行動に通用するか否かを極めるシステムの様だ。(東洋経済7月2日号下線部引用)

日本もそうだが、米国の大学の授業料は非常に高い。奨学金がないと苦しい。昨年の米国大統領選挙においてサンダース候補が奨学金返還無用の政策が反響を呼んだことがあった。その高い授業料をもってしても実際、教育成果についての大学側の評価と実業界の評価には大きな乖離が指摘されている。オンライン教育の傍ら彼らは1年次にはサンフランシスコの学寮に滞在し、この都市のさまざまなプロジェクトに参加する。2年次前期はソウルに移る。後期はハイデラバード、3年次前期はベルリン、後期はブエノスアイレス、4年次前期はロンドン、後期は台北である。4年間で世界を二周くらいしながら、異なる社会文化的、政治的環境のなかで、実践的なプロジェクトに関与することを通じて学びを深めるのである。 と記事紹介があった。

教授・指導教官との生の接触により得られる薫陶や学生交流を通じての人脈形成はその後の人生には非常に重要である。ZOOMやTEAMS会議では本音が話しづらく、テレワーク会議で決定したように見えて、実行の速度が遅いと感じているのは筆者だけではないだろう。エモーショナルな部分が伝達しえないからだ。Face to Face の有効性を改めて重要と認識させてくれたのはコロナ渦の良い面かも知れない。尚、お断りしておきますが、ZOOM会議は便利なのは間違いない。先日、出張が先約で変更できない状況下で、後から別の会社とのZOOM会議の案内がきた。重複だ。どちらも断れない案件。出張先の企業のご高配で別室でZOOM会議してはどうかと提案があり、本当に助かったことがある。出張先の企業様とは初顔合わせで仲介者から人柄・性格は聞いてはいたものの、緊張されていたようでした。ただ駅でお会いするなり仕草と口調で一気に和み打ち合わせも順調。その雰囲気はZOOM会議ではかなり難しい。仲間内ならよいが。

さて、理系(医学、歯科医師、歯科技工、工学、農学)は実験が必要で、原理原則を身を以て体験する。歯科大学のYou tubeで石膏の膨張を計測しグラフを作成する様子を見た。石膏に加水して泥漿を作成して型に流し込むと膨張する。その様子を観察してエクセルに纏める作業である。この時、新入生として石膏って膨張するのだと体験し、だとすると後のモデル作成においても、それを勘案しなければ、、、、と理解が進む。オープンキャンパスに偶々参加してみたところ、石膏を切削するコンペが行われていた。同じ石膏でもカービングの腕で仕上がりが異なることを学んだのだろう。

工学部出身でも半田ごてを使ったことがない人がいると聞いて驚いた。付き合っている会社の開発中堅者の多くは子供時代にラジオ、模型飛行機、ラジコン、パソコン自作の人が多く引き出しが実に多い。その引き出しは決してデジタル由来ではない。引き出しの少ない人が検索したデジタル情報は、それ止まりでその先の応用が利かないので相談相手にはならない。

なので、初めからデジタル証明の大学には行かずに、従来通りの大学を経たたうえで社会で実践するなかで不足していると思われる知識、スキルを補完する目的で利用した方が本人の爲、強いては企業の爲だと思われる。その時両方の大学が存続する理由になると思われる。結論は「古くて新しい融合」