2023年 2月 の投稿一覧

ChatGPTで遊んでみた

あっという間に登録者1億人と話題急上昇のChatGPTに早速アクセス。評判は総じて良いようだ。不謹慎ながら練習を兼ねて遊んでみた。2つ取り上げるべくトライしたが、それぞれ長い文章なので趣味のコーヒーに関してのみ紹介する。Microsoft支援のChatGPTを知ったのはGoogle のyou tubeと皮肉だが、Googleは同じくAI ChatのBardで猛追するであろう。

結論は他の人の評判通り情報の整理が非常に明確で、かつ日本語として違和感のない表現で返してくれ、追加の質問にも返答がくる。今までの検索エンジンやチャットではない機能だ。ただ、AIであるだけに既存情報をベースにしているので、それ以上の考察や推論はもちろんない。

言ってみれば、どの分野にも精通している物知りな人が何百万人もいて回答をしているように思える。ただ、追加質問をするとソースが同じところからとっているのだろう、同じフレーズを繰り返すなど頭が固い中高年と似ているなぁと思えば納得するであろう。

検索エンジンの宿命であるが、ネットも調査対象になっていると、そこには混交玉石の世界だけに、回答の真贋をみる目が必要だ。文献など根拠が示されないことが多いので、使う方が疑ってみる視線も必要だろう。使用する方、信用する方が悪いとなるケースもあるだろう。昔の技術には精通しているが、最近の開発案件に直接タッチできない技術士は成立し難い職業になるだろう。外国語習得方法も変わる。英語学校が乱立していた時期があった、さらに減少速度は早まるだろう。

日本語が達者であるが、日本を知っているかとは違う。第一工業製薬と打ち込んでも第一三共として返答する。英語名で質問すると、その会社は知らないと返事。昔は工業薬品も製薬と言っていたのは、現在の日本でも知っているのは1%以下なので無理か。

感心したことも言わないとアクセス拒否されるので困る。代表的なことではエクセル関数を探すのが面倒な時に質問すると関数式が表示され、そこに代入することで成立してしまう。これではエクセルなど取扱書は不要。毎日の決算報告書もできるので税理士が将来いなくなる。筆者の英語の文章は拙いのは自覚しており、日本語で言えばお役所文書のようであり、タメ口が入っていたりするであろうと思っているが、今回のChatGPTではフォーマル版、カジュアル版に転換し、ついでに添削した理由も教えてくれる。

それはさておき早速のお遊び

相談)コーヒーの淹れ方の特徴と好きな淹れ方は

回答)コーヒーの淹れ方には様々な特徴があります。世界中で使用されている淹れ方には、以下のようなものがあります。

  1. フレンチプレス:豆から抽出したコーヒーをフィルターを通して減圧することで淹れます。
  2. ドリップコーヒー:コーヒー豆から水を通して抽出することで淹れます。
  3. エスプレッソ:高圧の水を通して豆から抽出したコーヒーを作ります。
  4. アメリカーノ:エスプレッソにミルクを加えて作られます。

個人的には、フレンチプレスが好きです。フレンチプレスで淹れたコーヒーは、豆からの抽出した原味を引き出すことができ、とても風味豊かなコーヒーを作ることができます。また、フレンチプレスを使用することで、コーヒーの淹れ方に対する創造性も引き出せます。

筆者注:人工知能にもかかわらず個人的にはと回答は意外。

相談)コーヒーの酸味は具体的に何ですか?

回答)コーヒーの酸味は、コーヒー豆中に存在する酸性物質から来ます。コーヒー豆には様々な酸が含まれており、それらがコーヒーの酸味を生み出します。これらの酸には、多糖類、シトラス酸、酸化酸などが含まれます。

酸味は、コーヒーのバランスをとり、甘味や苦味と一緒にコーヒーの風味を形成します。また、酸味は、コーヒーの口当たりを軽くし、舌を刺激する作用もあります。酸味は、コーヒーの質と味を大きく左右する重要な要素であり、好ましい酸味を得るためには、適切な豆の選択や淹れ方が重要です。

筆者注 酸化酸の言葉は化学用語にはない。翻訳元をチェックする必要がある

相談)クロロゲン酸ラクトンは苦味ですか、それとも酸味ですか

回答)クロロゲン酸ラクトンは、コーヒーの中に存在する物質で、苦味を帯びた風味を持ちます。クロロゲン酸ラクトンは、発酵や熟成過程において生成されます。このような苦味を帯びた物質が多いコーヒーは、苦味が強いと言われます。また、苦味は、コーヒーの味わいをバランスさせることがあり、他の味覚と一緒にコーヒーの風味を形成する重要な要素です。とはいえ、酸味と苦味は、コーヒーにおいては密接な関係にあります。苦味が強いと、酸味も強く感じられることがあります。逆に、苦味が弱いと、酸味も弱く感じられることもあります。コーヒーの質と味を得るためには、苦味と酸味のバランスが重要です。

筆者注:クロロゲン酸ラクトンは熱湯+時間で加水分解してクロロゲン酸になって、苦味が強くなり、コーヒーカップの縁に褐色として残留する。コーヒーを長時間熱いまま放置、温め直すことはしないほうが良い。ここまで記載あればgood評価。でもコーヒー通でいうところのwashed豆を上手に表現しているのは感心もの。

以下 相談)美味しいコーヒーを淹れるに適切な温度は?

   相談)ドリップ方式において濾紙、布、磁器では味は変わりますか

   相談)エチオピア豆とコロンビア豆では味はどう違いますか

   相談)好きな豆の種類は

   回答)私は人工知能のモデルであり、自分自身の感覚や味覚はありませんので、好きなコーヒー豆の種類はありません。代わりに、コーヒー豆の種類や味の違いに関する情報を提供することはできますので、何か質問がありましたらお知らせください。

筆者注 ここでは人工知能で個人ではないと表現 面白い

このようにQ&Aが続くのでキリがない。

会社訪問の学生が全員同じ回答を用意するかも知れないので、想定回答を人事がChatGPTで下調べするようなど面白いことが起こりそうだ。皮肉だが応募者のクリエイティブを評価することにもなる。学生の宿題や論文を見破るソフトも開発している情報もある。ただ論点整理には適しているだろう。

今回の遊びの回答内容はイマイチのところはあるが、Microsoftの巨額資金をもとに今後は更に進歩するであろう。GoogleのBardとの攻防が楽しみだ。GoogleにはMapなど蓄積リアル画像があり、それとの連携があるので、質問も回答も文章のChatGPTより画像からの質問→回答などの方が最終的にはユーザーから好まれるのではないだろうか。文章の1次元情報より2次元・3次元の情報の方が若い人には適している。

将来の裁判において、Google Bard v s. Microsoft支援ChatGPTの対抗戦になる様子も想像できる。大岡越前の裁きのような人間性はなく味気ない。反省し更生するモチベーションも出ないであろう。そのような社会だけはゴメンだ。それより例えば漫才のネタを関西編、関東編と作成させて楽しみたい。ツッコミはできても、ボケはAIにとって大の苦手のはず。笑はクリエイティブの指標になる。笑っているうちに自分の職が奪われないように気をつけないと。総括するには早いが、クリエイティブ脳と腕が生き残る術なのだろう。ビルや道路橋梁を作るのも、または理髪美容も腕のある人間だから。

そんな意味で今の段階のChatGPTは遊びの範囲に留めておくのが良さそうだ。

フードテロに思う

仕事など午前中からドタバタしていると昼のタイミングを失することがあり、気がついたら14時を回る時もある。「腹が減っては戦はできず」とか言いながら、フードコートをよく利用する。中華、ハンバーグ、チャンポン、スープ類、和定食など色々あるが、いずれも調理時間が短く、素早く食べることができる。

「いただきます」を囁きながら手を合わせる。ところがフードコートでそのような作法をしている人を見かけない。遠くから「おや?」と視線を投げてくる中年の女性は時々おられる。その人はおそらく口には出さずとも心の中で言っているのであろう。多くはスマホに目にやりながら空腹を満たす作業になっている。「ご馳走様でした」で終わると、残りの仕事もやるぞ〜と気力が湧いてくる。これも食の効用であることは間違いない。

フードコートによっては寿司コーナーがあり、寿司職人さんが注文を受けて握ってくれる。多少の時間に余裕があればトライしたいが、残念ながら財布に余裕がないので見送っている。例の回る方式における最近のフードテロの親子などが続出。何故このようなことになるのか。過去にもあったがSNSにより表に出ただけなどコメントも多い。そのコメントは確かめることはできないが、誰にも見てもらえないことをしても“自慢”にならないので、あっても少ないと思う。より深い要因としては食糧・経済事情など見かけ豊かな社会において、食糧の生産〜物流〜調理のありがたさを考えないで生きてきた結果の行為と言えなくもない。

ウクライナは言うまでもない。3.11東北大震災においての食糧供給、ボランティアのありがたさ、豪雪で閉じ込められたトラック運転手さんへのお弁当などを無償提供する人々に対して、人の心は勿論、その時にお弁当を眺めるときに、豪雪地帯においてお米生産や野菜の生産をして頂いた人々に対する感謝の念が自ずと湧いてくる。それが本来の日本人なのだ。

偉そうに講釈を垂れるつもりは毛頭ないが、ほとんどのご家庭では食事の前後には手を合わせる、宗教によっては手をクロスに合わせて主にお礼を言うマナーを躾として教わる。『命を頂く』の命とは動物・魚と思われがちだが、禅を導入した道元は植物にも命があり差別はないと言われている。最近の研究では植物も会話していることが明らかになっているので道元は分かっていた?

脱線するが、同じ観葉植物に褒め言葉を毎日かけるのと、罵声を浴びせる場合において、罵声を受けた方が早く萎むとの研究結果が報告されている。逃げ出せる人間でも絶望するのだから、動けない植物の気持ちはいかばかりか。と同情して元に戻る。筆者は高校時代の夏休みに永平寺でミニミニ修行真似事を経験した(以前のブログにも記載)。修行僧は何においても修行であり、食事の際にも徹底しているのはよく知られているが、同じ空間で経験したので思い出したのが三匙偈や五観の偈である。(思い出したのは初めだけでWEBにて再確認した)

「三匙偈」
一口為断一切悪 (一口目は全ての悪を断つ為に。)
ニ口為修一切善 (二口目は全ての善を修める為に。)
三口為度諸衆生 (三口目は生きとし生ける物を救う為に。)
皆共成仏道    皆、共に仏道を成就する為に。

「五観の偈」一つには功の多少を計り、彼の来処を量る。二つには己が徳行の全欠を忖って、供に応ず。 三つには心を防ぎ、過を離るることは、貪等を宗とす。四つには正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんがためなり。五つには成道のための故に、今この食を受く。

修行僧でない我々は毎回意識することはないが、時々は意識することもあろうかと思う。特に貪等:美食・暴食・好き嫌いの狭量、食作法を弁えない愚かさの認識、実は健康には食事が良薬であるとの項目は現代における糖尿病をはじめとする病には参考になる件ではある。

諸物価値上げが続いている。電気料金値上がりが予定と我々庶民にとって厳しい時期になってきた。日本は長期契約による資源確保のおかげで欧米の何倍もの値上げはないものの、それでも食については従来以上の工夫が必要になっている。夕方の値引きシール食品頼りでは十分ではない。となると、それこそクリエイティブな食糧選択、調理の腕が試される。後年になればそれが標準食となって、それこそ健康にも貢献したとなることを期待したい。日本を救うのは、底力のあるオバチャンと退職して料理見習いのオッチャン。料理スキルとマナー先生としての活躍をお願いします。

プラスチックゴミは貴重な資源

その日の朝、ゴミ収集車がいつものメッセージを流しながらやってきた。「プラスチックは使わないようにしましょう! 太陽光パネルを設置しましょう!」 大きなボリュームで。以前はこのフレーズがなく分別などの注意喚起だけだったのに、付け加えられた。太陽光パネルについては多くの人により語り尽くされているので、ここでは言及しない。

特にプラスチックスは環境にとって悪者のように子供に刷り込ませるのは如何かと思う。軽い・強い・自由なデザインで身の回りの繊維から自動車〜航空機までプラスチックスなしでは成立しない。入学シーズン前にランドセルを購入しプレゼントした人もおられるだろう。皮革のようで実は芯鞘構造をとるプラスチック(例えばポリエチレンとポリエステルのような)繊維の組み合わせからなる織物なのだ。それを子供に使うなとはよもや言わないだろうが誤解させる。繊維のついでに意外なところではカツラもプラスチックス、模造ファーもプラスチックス。動物愛護から毛皮をとることは禁止・制約を受けて材料変換が起きている。因みにカツラの材料は難燃性が必要なのはアフリカ向け。何故難燃性が必要なのか現地の生活を想像するだけでも楽しい。ここでもハロゲン系難燃剤から環境適合難燃剤が採用の事例がある。アフリカの人々も環境には気を遣っている。

昔の浴槽は大衆浴場と同様にセメントにタイルを貼ったものだった。それが不飽和ポリエステルSMCから透明なアクリル製とオシャレになっているのは、軽量・大量生産に適していたから。NHKチコちゃん風に言えば郊外団地を作るには上階へ人が運ぶのは大変だったので急速に変わった。今、プラスチックスを廃止してセメント作りにすることは砂不足・工程の面でも事実不可。檜風呂なら環境に良いかと言えば、職人がいないので数に限りがある。毎日の乾燥などメンテナンスも大変。

軽さを圧倒的に求めるのは航空機。乗客がお待ちの食事タイムには電子レンジ、オーブンが活躍する。ここでトレーやカップは軽く必要な耐熱性が必要である。陶磁器は重い。そこで電子レンジ対応にはポリプロピレンや特殊ポリエステルが、オーブン対応にはC-PET(結晶化PET)が利用されている。

歯科材料でもプラスチックスは有用であることは業界では言を待たない。PMMAは透明であり自動車テールランプ、カーボート、水族館パネル最近ではコロナ衝立などに利用されている。寸法精度と適度な靱性があり厚労省認定歯科材料になっている。ジルコニアと双璧の歯科材料になった。これから更に靱性と圧縮強度が必要となる部位についてはPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリカーボネートが適用されるものと思われる。超高分子量高密度ポリエチレンは骨代替として長年利用されているのはご承知の通り。このような話を始めると延々と続くのでタイトルに戻すことにする。

すなわち、プラスチックスは本当は良い人で、自から主張する口がないので代弁する。問題はポイ捨てし海ゴミの原因を作る人間、資源として有効利用のための技術開発を怠る人間にある。次の2点は意識する必要があると思われる。

1)プラスチックスは熱源保存体であり燃焼して2度目のお役に立っている。

2)プラスチックスは常温・常圧で水素を蓄えている物質である

ゴミ袋の多くはポリエチレン。CH2-CH2———がグレードにもよるが5万〜数十万連なった分子(高分子)である。話は脱線するが、数百万となると超高分子高密度ポリエチレンと称し食品工場の搬送ローラーなど清潔が要求されるところに採用されている。摩擦係数が極めて小さく、傷がつかない特性はドライ・アイススケートリンクに採用されたことがある。スケート靴で滑走してもアイス同様の滑りを楽しむことができるとあって、巨大な冷凍設備を不要なのだ。現在の省エネには最適。

話を戻して、水物を多く含む調理済みゴミが入っていると燃料補助としてポリエチレンバッグやトレーなどが燃焼することでプラスチックのC(炭素)が燃焼ガス温度を調整してくれる。温度の調整はダイオキシン発生のコントロールには必要である。原油もしくはトウモロコシからポリエチレンとして1回目のお役に立ち、2回目は燃料として役に立つポリエチレン。一方の水素(H)は水素社会の一翼を担うことは間違いない。これを分かってスピーカーから流しているのか聞いてみたい。

これからの発電は石炭を微粒子にしてガス化してアンモニア又は水素と混合することにより炭酸ガスゼロの技術が開発されている。さらに自動車の次世代燃料としての水素についてもポリエチレンなどプラスチックスから水素をとることも研究されている。プラスチックスゴミから水素を得る技術開発は2025年稼働目標で岩谷産業・豊通・日揮連合が発表している。

さすれば、ごみ収集車からのメッセージは「プラスチックスは明日を拓く貴重な資源です。大事に有効に使いましょう!」 となるであろう。これが正解。

疾病予防と歩数&リズム

1日8,000歩で十分疾病予防できる。いや1000歩でも速歩であれば十分。諸説あるが、注目されるのは南デンマーク大学が歩数と疾病について、研究論文を発表した。(JAMA Internal Medicine 2022年9月12日)。1年の健康目標の中で食事・運動などの計画を立てられた方もおられると思い参考までに引用します。

結論を先に記載すると 解析対象;40~79歳の成人7万8,500人(平均年齢61±8歳、女性55%)    5万3,196人年(期間中央値7.0年)の追跡で、心血管死664人、がん死1,325人を含む2,179人が死亡。

結果は

1日最大1万歩までは2,000歩多いごとに、疾病リスクが8〜11%の割合で低下する。

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全死亡リスク:8% 〔平均変化率(MRC)-0.08

(95%信頼区間-0.11~-0.06)〕、

心血管死  :10% 〔MRC-0.10(同-0.15~-0.06)〕、

がん死は   11% 〔MRC-0.11(同-0.15~-0.06)〕少ない

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また、共著であるシドニー大学の研究者によればウオーキングが認知機能に保護的に働く可能性が示され、1日9,800歩の人では50%, 3,800歩の人では25%認知症リスクが低かったと報告している。

歩行速度は1分間に80歩がリスク低下の傾向があるとも報告している。音楽のリズムで言えばアンダンテ(76~108)? 欧米人は日本人より普通はゆっくり歩いているのか。日本人もスマホ見ながらや、高齢者が多くなるにつれ歩行速度が低下したが、それでもモデラート(108~120)やアレグロ(120~168)だろう。以前の大阪であればプレスト(168~200)的だった。だから日本人は長寿なのか・・・と早合点は禁物だが。

ここで音楽のリズムを持ち出したのは他でもない。東京大学が2022/11月/12日に医療技術ニュースに人間がビートを取りやすい120~140BPMの音楽でラットも体を動かすことを発見したと発表したのである。テンポに対してラットの脳活動もビート同期することを明らかにした。凄くないですか。ミッキーマウスはパレードの音楽に合わせてダンスをしていたけど、それが何か? と子供に言われそうだが。ラットの頭部に加速度計を取り付けテンポ132BPMのクラシック音楽を流したところ半数のラットはビート同期運動をした。さらに2足で立った状態では外部からもノリノリがわかったとのこと。

この発表ではクラシック音楽を調べてみると多くの作曲はこのリズムを踏襲しているとのこと。筆者はBGMをかけながらパソコン作業をすることがある。ちなみにリズムを測ってみたところ120。一見(古い表現で申し訳ないが)ディスコ調ポップス・メロディが速いかと思いきや120BPM。椅子に座らずに終日立っての作業となれば、知らず知らずに万歩計はパソコン作業中にもかかわらず1,500歩を示している。体がBPMにシンクロして動いているのだ。東京大学の文献にはラットの脳の順応パターンとBPMの関係図がある。

 

 

そういえば、小学校の頃、先生から「もっとゆっくり話をしなさい」と耳タコができるほど注意された。今にして思うと このことだったのか。早口は言葉が明瞭に伝達かどうかではなく、相手の頭脳に入るには特定のリズムが大事なので早口はダメだとのこと。

先日、駅の出口で漫才コンビがお客からネタをもらって即興漫才を話していた。一生懸命なのはわかるが、早口なので何を話しているのかさっぱり分からなかった。漫才は特に「間」が重要である。投げられた言葉で「間」のあいだに聴衆はあれこれ想像・妄想し、次の瞬間に見事に裏切られて爆笑する。その起笑パターンを若い漫才コンビはわかって大物になって欲しい。

東京大学さん“もっと早く研究発表をしてくれていたら” 筆者の人生は変わっていたかも知れない。いや、あなたの場合は「間」ではなく「スキだらけのスキ」だと言われるだろうが、南デンマークの発表を信じてBPMウオーキングをしよう。よし今年の目標ができた。ただ闇雲に歩数が多ければよいとはならないに関係する文献もあることも事実なので歩きながら考えることにするか。