某証券会社のCMで日本、米国、アフリカ、その他の地域でそれぞれの楽器演奏をして統合された音楽を完成させた様に見せていた。昨年の和光市商工会開催の市民祭りに3Dプリンター研究会が出展。説明員をしていた小生に若い訪問客からARで既に出来ていると聞いた。オーケストラを分割して各地で演奏したものを統合する。ARで鑑賞するにはチケット購入が必要だが、オーケストラを一同に集めての演奏会のチケットより格安であると聞いた。結構人気がありますよと。
本当にそうか?と疑問に思っていたら、ビックサイトでベースを、スカイツリーでギターを演奏し、ARスマートグラスで統合されたライブを楽しむ実験がされた。既にお分かりのように相互の通信に遅延が僅かでも許されない。実験は成功と聞いて信用するが、短距離ではないかとも。これが超遠距離だったらどうか5G世界の一端を展示会で目にするが、全体をわかり易く解説したものはないか調べてみた。
情報通信の管掌省庁は総務省。総務省のHPにその概要から詳細まで5Gの世界が描かれている。大いに参考になるのでplease check it! 2016年11月の審議会資料「新世代モバイル通信システムの技術的条件について」
要約 *超高速 4Gの10倍。 2時間録画を3秒で送信可能
*超低遅延 遠距離治療(このブログでも掲載)
*多数同時接続 自動運転など
図-1 1G~5G通信速度
図-2 5Gが実現する社会イメージ
スポーツ観戦へのトライとしてラグビーワールドカップでのトライを踏まえオリンピックに向けで新世代を世界からのお客様に提示するようだ。3Kの建設現場を遠距離操作で建機を作動させたり、トラックを数珠つなぎにして先頭だけドライバーが運転することでドライバー不足をカバーするなどは早く実現してほしい。最近、宅配事情が厳しいこともあるのだろう、即宅配ボックスに入れることもあるようだ。インターホン押して届ける時間が勿体ない。それも分かる。
先日、自宅近くの凡そ演奏会場とは縁がなさそうな明治時代のアールデコ建築の一部を残した建物で矢沢永吉のライブがあり、入場を求めて長蛇の列。夏日の中、長時間並んで開門を待っていた。矢沢ファンも高齢になり並んでいるのが気の毒になるほど。こんな時はARでも良いのでは。。。と。。。でもなぁ あの熱気の中一緒に歓声を上げる、それに呼応して矢沢も燃え上がる。その興奮状態はARでは伝わらない。みなとみらい地区では新横浜にあるアリーナより大きなライブ設備を建設中。誰とも知らない人と一緒に叫ぶ、出口では新しい人的交流が始まる。その価値はARよりは大きい。
但し、大まかに総務省の資料に描かれている図は着実に進んでいる。ガラケーとiPadで十分といっていた家人が最新のスマホに切り替え、筆者の方が前世代スマホで取り残された。こんな図柄が5G本格化する2020には各家庭でも見られるのであろう。