2021年 4月 の投稿一覧

満を持してリサイクル

小泉環境大臣がラジオ番組で満を持して“意外に知られていないが、プラスチックスの原料は石油」と発言した。それ以来ハッシュタグ付いて#意外に知られていないこと 。。。。。がSNS投稿が相次いでいる。プラスチックスにもバイオ由来のものもあり、全部が全部が石油由来でないことは、今や小学生の方が詳しく知っている。

“私的にいうなら“ の表現は嫌いだが敢えて言えば、「意外に知られていないが、衣服の多くは石油が原料である」は如何でしょうか。絹、麻、木綿ばかりでは80億の人を纏う衣服を対応できない。石油由来のポリエステルが圧倒的に利用されている。PET繊維単独もあれば、混紡のケースもある。織機の経糸はPET繊維を利用していることもあるので混紡は多い。。

で、このPET繊維も石油原料だとして有料化対象としたら、スプーンなどで環境意識を高めるよりは遙かに効果的だろうと思う。PET繊維なかりせば生活がどうなるか消費者が考えるには効果的だろう。いっそのこと、環境省はそれを打ち出してはどうかと思う。

下着もスーツ、ブラウス、コート、スポーツウエアもなくなる。天然素材の取り合いで綿確保→森林破壊、水不足→炭酸ガス吸収ゾーンの破壊。

あれ??オカシイと気がついても遅い。

この話を友人にしたところ、それは面白い! だって地球温暖化で2030年には気温40℃が珍しくないとすれば服はTシャツ、短パンでよいかも。と冗談を飛ばしてきた。座布団1枚と言いたいが、皮膚癌が増加したり、食料が無いなど不具合は予想される。

有料化の目的が“思いつき”であっても結末が問われる。このトレードオフを打破するのがリサイクルである。

使用後の回収PETボトルから洗浄して繊維にリサイクルする動きがは従来もおこなわれてきたが、さらに繊維以外にも展開するなど活発になっている。CMにも企業のSDGSイメージ戦略もあるだろう。リサイクル=下位商品とのイメージから水平リサイクルに移行しつつある。非常に歓迎される動きである。リサイクルには量的な確保がまず採算にあうかどうかの鍵となる。この面ではPETボトルはリサイクルし甲斐がある。サントリーさんがボトルtoボトルを既に実行されている。

聞いた話ではあるが、ボトルを回収する地域の特徴があるとのこと。ラベルを剥がし、キャップもとり、水洗いし、集めて定期的に出す地域のボトルもあれば、そうではない地域もあるとのこと。関西では最も意識の高い地区は宝塚だそうだ。そうでない地域の名前も教えてもらったが、地域の名誉もあるでしょうから伏せておきます。お里が知れるインジケーターは昔は箸の上げ下ろしだったが、今はPETボトルの廃棄マナーが追加された。

そんな中、まだ筆者はお目にかかっていないが、環境展で見たのが寺岡精工のPETボトル減容回収装置「ボトルスカッシュ」。

きれいなボトルを投入すると、装置の中で潰され(減容化して収容)、ポイントが付く。このポイントは何処に寄付しますか?(地域環境団体、赤十字、WWF)のパネルを押す仕組みとなっている。寄付しないでリサイクルのみを押してもよい。汚染ボトルでは回収の蓋が開かない。環境への参加意識は確かに向上するだろう。

この仕組みは意識の高い国なればこそ成立する。日本はその優等生。

マスク生活を2年以上も守っている国民性ならきっとできる。出来ないはずがない。

デジタル医療vs.ヒューマン医療介護

デジタル医療と人間味溢れる介護の両方をこの一週間に見聞きした。

まず、ビックサイトではMedtec(医療機器の製造開発展示会)が開催されデジタル医療最前線を知ることができた。このブログでは以前に取り上げた事がある。ただ、一昨年の活性度に比較すると昨年、今年のそれはコロナが研究開発にも影響しているのだろうやや低調だった。

以前より進んだと思われる例を紹介する。看護師の激務を緩和することを目的として各種センサーの発表は進化していた。例えばベッド(敷き布団)の下にピエゾセンサーをおいて、睡眠時の心拍、呼吸、自律神経活動指標(λ)、寝返りなどの体動、離床・在床の回数や時間をモニタリング。ナースコールと連携して必要のあるときに対応するシステムを提案する企業があった。この応用は病院だけでなく、クルマ運転モニター、在宅医療にも利用できる。冗談だが、会議の椅子の下の忍ばせておけば、上の空のメンバーが分かる。(笑)

上記のセンサーはあくまでもセンサーでありセンサーがアクションを執るわけではない。

対極にあるのは巧みなコミュニケーションにより、介護される人の心理を読み取り、行動を誘導することにある。 玉村氏(後述)は「人間味溢れる介護でアルツハイマーの母親が満足して旅立った」ことをラジオ放送。 今回そのコピーを入手した。ブログにするには長いので一部を割愛し紹介する。玉村咏(京都在住 染色家 艶やか・はんなりを基調に独特のグラデーションは高く評価されており、和服、超一流ホテルのタペストリーなど作品は多い。高校の同窓会で顔を合わせたのが彼を知ったのが最初。いつも華やかな女性に囲まれている、その人にこのような逸話があるとは知らなかった。

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「介護は母えの感謝ありて」 玉村咏 アトリエ攸 京都西陣

私の母は平成24年9月 88歳で亡くなりました。24歳で未亡人となって65年、よくぞ独りで姉と私を育ててくれたと改めて思っています。感謝ということを、私に教えてくれた母への御礼を込めて お話したいと思います。 母は平成11年12月8日の私の誕生日にくも膜下出血で倒れました。今、私が京都にて43年も染色家として好きな仕事をできるのは、母が産んでくれたお陰だと。自分の力でこの世に生まれてくる事ができなかったくせに恰も自らの力のように感じていた自分を恥じるようになっていきました。生まれて初めて初めて母に感謝の気持ちを抱いた時でした。恥ずかしい事ですが、それまでは母は何でも言うことを聞いてくれる女中のように思っていたのです。母への感謝の気持ちを抱いてからは、その二年後から始まるシモの世話も全く苦にならず、愛しい人の為なら何でもしてあげられると自然に思えるようになりました。このような気持ちを抱かせてくれたのも、母の病気のお陰です。もし、母が倒れなかったら 人生で最も大切な事を、私は一生気がつかなかったかも知れません。幸い手術は成功したのですが二、三年後にはアルツハイマーを発症するかも知れませんと術後先生から言われた。丁度二年後 症状が現れました。ある日の夕食後1時間経った時、何気なく聞きました「今日のお肉は美味しかったなぁ」「えー?そんなの食べたぁ?」 いつか来ると解っていたとはいえ初めての体験です。

アルツハイマーは痴呆とは違い、新しい記憶が蓄積されなくなる病気。果たしてどの位の時間で記憶がなくなるのか観察することにしました。

朝食後5分経ってから「味噌汁の具は何だった?」母の答えは正解。昼食後は5分30秒後に。これも正解。毎食後に30秒刻みで延ばし質問。その結果記憶は7~10分の間に消去されることが解りました。5分以内に話しかければ母は正常なのです。一年後、失禁がはじまりました。オムツをさせることは避けよう。ではどうする? 「おしっこないか?」「無い」。無理やりトイレにつれて行こうとすれば眉間に皺が寄ります。自然にトイレに向かわせるには、、、取り敢えず立ち上がらせる。「今日はスキヤキにしようか。冷蔵庫に肉があるか見て」の言葉に、立ち上がり「ウン、あった」。「明日、診察だから体重を計ろう」と嘘ですが言い(トイレ近くにある体重計に向かい)、、、便座に座って用を済ます工夫をしました。その間、女学校の仲良しは誰? 昔いった温泉は? オヤジの気風は良かったなぁ~など何でも良いので母の気が紛れるなら。 お風呂も面倒くさくて入りたがりません。ではどうする?「シャワーでいいか? お湯張ろうか?」「シャワーでいいわ」じゃ行こう。浴槽には既に湯が張ってあります。湯船に手を入れて栓を抜く格好しながら「浸からないのなら、お湯をぬくよ」 母は言います「勿体ない」「そんなら浸かるか?」「ウン」 もうこっちの手の内です。 この方法はいろんな事に応用できました。「みかん食べる?」「今いらんわ」この聞き方では拒否されます。「イチゴがいい?梨がいい?」母は「梨たべようかな」この二者択一法はあらゆる面で応用が利きます。(略)

母の介護を通して色々の勉強をさせて貰いましたが 大事なことは 出来るだけ話しかけ、話をさせること、なるべく独りにしないで連れ回すこと、沢山の人の中で刺激を与えることなど。でも一番は笑わせること。母のアルツハイマーは11年間進行せず、寧ろ回復し、亡くなるその日にも笑っていましたよ。 生きていく中で一番大切な、感謝する心を教えてくれた母の病気に本当に「ありがとう」

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如何でしたでしょうか。AIだIOT、DX・・・デジタルは今後も進展はするだろう。だが、ソフトやマシンは相手の立場になって考えることや、まして感謝することはない。人間はそれらを遙かに超越したところで関係を構成していることを示してくれたのが玉村咏さんの介護を通じてのメッセージではないだろうか。

東京・表参道での個展に一緒に見に行った人は、玉村さんが新しい着物を求めにきた若い女性の心理を読んで最適なお品を薦める様子をみて感心しきりだった。ビジネスの種類は異なれど相通ずるものがあると見抜いたのであろう。この人も感性があるからだと嬉しくなった。

嘘・捏造はコロナより怖い

欧州がエンジン開発をやめてEVへと旗振りの原因となったディーゼルゲート(ディーゼルエンジンの燃費測定方法を誤魔化してあたかも合格するように見せかけた)。モノつくり最先端と自負し、人々も実直な性格のドイツを代表するフォルクスワーゲンが米国から嘘を曝露された。当時筆者は同社のクルマを乗っていたが即刻売却した。問題となったディーゼル車ではないが信用がおけない会社の性格が治るまで待つことにした。即刻売却までは極端だと思われる人が多いと思う。

ただ、この事件発覚の直前の出来事も原因の一つだった。日本のディーラー店を監査に来た同社監査メンバー(カナダ、ドイツ人ら数人)とたまたま居合わせた。当時の日本フォルクスワーゲンの販売網はトヨタ系列もあり、セールスや店舗運営もトヨタ式を踏襲しており信頼感はあった。監査メンバーに信頼感をもっていることを話した。

ところが、しばらくして事件が発覚。監査官が信頼でモノが売れているから裏切ることないようにと社内監査報告をしていれば最悪事態にはならなかったはず。その反作用が筆者の行動であった。

モノつくりの一方の雄である日本も威張れない。今回、東洋紡と京セラが材料・製品の難燃性を長期に亘って誤魔化していたことが発覚した。京セラは難燃に疑問をもっていた社員が社内で話題にしたことから、遡って調査した結果、その通りと認めた。

東洋紡は事業を譲渡された会社(DIC)が不正をしていたのを担当ベースでは知りながら受け入れ是正しなかった。今回、自動車の部品に多く利用されている同社のエンジニアリングプラスチックは譲渡を受けた以外に不正があると分かった。難燃資格UL(後述)は取り消された。UL対象外の用途に今販売出来る商品はない。社内はテンテコマイ状態だろう。ISO9001取り消しまで影響すると会社のダメージは大きい。

材料の難燃性については筆者も研究開発し、難燃材料を市場に展開した経験があるので、本件には外ならぬ関心がある。材料の難燃資格は民間企業同士で取り決めた方法により評価される。米国の第三者安全科学機関 であるUL(Underwriters Laboratories LLC)規格について超簡単に紹介する。

材料には不燃と難燃、その他一般に分類され、今回発覚したのは難燃材料。製品により要求される難燃レベルが異なる。評価法の一つが燃焼着火しての燃焼程度で区別している。成形品であれば試験片サンプルに10秒間着火して燃焼する時間、燃え方(ドリップの有無)を評価し、消えたら2回目の10秒着火をしてトータルの燃焼時間を評価する。HB,V2,V1、VOに分類される。VOが最も難燃性が高い。

製品の肉厚や着色別にも評価され登録されるので、難燃処方は複雑でコスト負担も大きい。UL試験に合格すると認定材としてイエローカードが与えられる。認定された配合で生産販売をしないといけない。配合変更や製造場所・ライン変更には届出が必要である。これを怠ると抜き打ち検査で発覚する。今回の案件で重症から軽微まで指摘されてはいるが、最も卑劣だと指摘されたのは検査用サンプルを事前に用意していたこと。難燃剤の配合量が生産品より高濃度なので“合格”はする。

東洋紡を擁護する気はないが、当該製品の生産量が少ないと、素原料樹脂の製造コストは高い。これに高い難燃剤を高濃度配合すると、尚更高価格となる。UL費用もある。概ね分母が小さいと負担は大きい。その負担を市場において優れた機能を買って頂いて高価格での取引なら問題がない。機能が正しく伝わり適性な価格で取引がない場合は従来材料の価格につられて価格が決定することもある。厳しい採算に繋がる。

つい難燃剤の配合に手心を加えた人を責めるのではなく、素原料の製造コストを低下させて難燃剤を適性配合しても余裕があるようにする必要がある。そしてテストピースだけでなく、製品としての実用評価をして優れた機能を訴えることが有効だとのシステムの問題と捉えるのが正しい。

以下は筆者の経験に基づいている。海外の代表的エンジニアリングプラスチックス製造会社は巨大だった。素原料コストが低く、かつ難燃剤など副資材の購買力が強いことから安価に難燃剤を仕入れることができる。我々もベンチマークとしてこれらの材料の難燃性を評価した範囲では不正はなかったと記憶している。

当時、日本ではそれに比較すると企業規模が小さく、高機能性を付与し実用評価をすることで高い価格で市場に受け入れられたいた。しかし基本的には価格競争力は海外巨大メーカーからみれば量的に多い汎用品コンシューマー分野では見劣りするものであった。少なくとも売り上げが600億円以上でないと太刀打ちできないとの結論から、M系3社のエンプラ事業部が合体して新社を設立した。3社技術者責任者の顔合わせの初仕事は各社持ち寄り製品の難燃剤のレベル確認だった。嘘はついていないかの相互チェックだ。新社設立だから本当は仲良くと行きたいところだが、こればかりは性悪性に基づいて相手の材料の難燃性をチェックした。東洋紡がDICから事業譲渡された製品がUL資格を嘘だと見抜いていたものの、放置しておいたのと対象的。難燃性に限らず営業も含め会社全体の信頼性が第一。M系3社の販売量は現在では当時の4倍以上になった。

東洋紡は長い繊維時代の技術を土台に高機能材料・製品を開発してきた。ポテンシャルは高い会社である。一部の事業部のマネジメントはダメだったことが露呈したが、今後、苦難を乗り越え復活することを期待している。日本のものづくりの観点から存在して欲しい会社であることは間違いがない。応援している。

IT介護とレベル3自動運転クルマ

3月は引越シーズンだった。転勤はもとより、進学により引越が増える。大学内でも専門課程に進むと学び舎が変わり、それにつれての引越もある。業者に依頼することもあるが、規模が小さい場合、普通免許で運転することが可能な4トントラックをレンタルすることがある。今回は筆者の身の回りで発生した出来事を紹介する。4トントラックの運転は男の甲斐性とばかり若者が請け負ったものの、実はマニュアル車を運転したのはドライバースクール以来のこととあって、クラッチとギヤシフト操作には自信がない。京都から滋賀に掛けては百人一首で有名な逢坂山がある。坂道で渋滞が発生しやすい処だ。運転しながら止まりそうになると“ト・マ・ル・ナッ!”と大声で汗をかきつつ運転。それでも停止し坂道発進が試される時がきた。で、どうするか、グア~ッゴ~ と爆音と黒煙を噴かして発進。回りのクルマの運転手からの冷ややかな視線。空回りして後続車にぶつかる最悪事態は回避できた。実は助手席に父親が座り、クラッチのメカニズムの説明と操作仕方を教えていたとのこと。今の若者はオートマでないと運転できない。年配者の運転アドバイス介護を必要とする。

これがITとなると介護されるのは年配者。3月末に筆者も部分IT介護を経験した。散歩して休憩しようとしていたら、チョットした広場を数本の幟で囲い、80人前後の椅子がセットされ、約10人分はまだ空席の様子。幟には政府+自治体共催のPCTモニター(無料)と書いてある。コロナは規制緩和があり盛り返すこともあるので、PCT検査が無料なら受けようかと考え椅子に座った。バイトの若者からQRコードが印刷された紙が配布された。スマホを取り出しQR読み取り、Apple store からダウンロード。必要項目をインプット。やたら項目が多い。この手は電話番号ではハイフンが入ったり無かったり。エイヤッと入れてやり直し、そんなことをやって漸く窓口へ。この段階で回りを見回すと若い人はサッサとインプットを終えている。20名ほどがまだ操作している。ほとんどは年配者。バイトの人に質問しては首をかしげながらの操作で、まるで若い人に介護されている様子。筆者もこの段階までは介護は必要がなかったが、受付窓口でさらに新規記入項目があり、特定のPIN数字がスマホのSNSにきて、それをインプットすることになっているが、数字が2種類あり、それも7桁。覚えて元の画面に戻ると“間違い”表示。新規PINが与えられるので、この繰り返し。これが終わったら、メールアドレスの記入。これが見当たらないと拒絶される始末。窓口の人から小文字・大文字の打ち間違いではないですか? @マークが大文字になっていませんか? まるで介護するようにあれこれヒントを貰うが全部空振り。理由が分からないまま、持っている4つのメルアドの一つがヒットしPCR検査キットを頂く。ITは人並みと思っていただけに軽いショック。自宅に戻り検査キットに唾液をいれ郵送。翌日(日曜日)10時にはダウンロードしたソフトに陰性の連絡がありホット一息。

上述の事例はクルマの仕組みを知って十分な経験をすること、とソフトの中身は全く知らないが、操作の方法には熟知していることが必要で、それが不十分であれば介護が必要であることを意味している。

ところが、クルマの仕組みもソフト使いこなしも不要な自動運転レベル3の実用化がホンダのレジェンドにより現実となった。レベル3は日本が世界に先駆け許可されたことはこのブログでも詳細報告した。今回は日経の記者が試乗しての感想を寄稿している。

概要は高速道路走行で速度30km以下の時に自動運転となり、ハンドルから手を離しても、問題なく走行することが確認できたというもの。限定車だが1000万円。

 

1000万円と聞いて大阪・登美丘高校ダンス部・荻野目洋子のダンシングヒーローの光景を思い出した。自動車電話が登場。肩掛け電話だった。あれが、今やスマホでパソコン並機能のデバイスになったことを考えると、価格も下がるだろう。何れ、不思議がることもなく自動運転レベル3は浸透するものだと思う。まるでクルマが知らず知らずに同乗者を介護しているように。

後ろから救急車がサイレンを鳴らして迫ってきても、避けることしないとか欠点を指摘する記者。だが、そんなことは解決できるはずなので記事にする必要もなかろう。それよりはトラックに採用されると、何台ものトラックが“じゅつ繋ぎ走行”できることでドライバーの合理化や労働環境改善、強いては物流合理化に役立つことを期待したい。