2024年 9月 の投稿一覧

地震予知への一歩になるか

国勢立て直しになるのか自民・立憲両党の党首選挙が本格的にスタート。ぜひ政治屋ではなく政治家らしい議論により選ばれて欲しい。このブログでは政治的な案件にタッチしない。ただある候補者の演説予定される駅前では前日から下部議員の演説と大量のビラ配りを手に多くの運動員が活動しているところをみると、党首選直後の解散ありきだと政治に疎い者でも理解した。

一方、地上の出来事は眼に見えるが、地下、深海の動きはわかりにくい。

無茶ぶりだがAIに次の地震はいつ、どこ?と質問すると。南海トラフ、首都直下、千島海溝・日本海溝周辺海溝型地震。いつは予測不能。だから家具固定・防災グッズが大事と常識的な返答。

しかしながら、地震ドジョウ説を半分は信じていた江戸時代の人は自然観察力に鋭い神経を持っていたのでは?と想像している。偶然かも知れないが、能登半島地震が発災する前年の越前カニが不漁の一方で能登半島沖のカニが前代未聞の豊漁だった。越前カニ同様美味しさは変わらなかったが、毎年送ってくれる人から何かオカシイ?とのメッセージ。そして正月の能登半島地震。偶然かも知れないので断定はしていないが何故かモヤモヤしていた。

そのような時に9月2日筑波大学のプレスリリースは驚きを持って読んだ。タイトルは

「有馬温泉直下の地下深部洪水が阪神淡路大震災を引き起こした可能性を発見」

 リリース要約は

 過去半世紀以上にわたる有馬温泉水の水素・酸素安定同位体比および塩素イオンのデータから、その直下で沈み込むフィリピン海プレート由来の水が 1994 年頃に地下深部で洪水のようにあふれ出し、それが1995 年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の引き金となった可能性が高いことを見いだしました。

 温泉水は海プレート由来の水と雨など天水の混合物であるが、通常であれば雨水などにより海プレート由来水の割合が減少するところ、7つの温泉では急激に海プレート由来水が増加している。そのタイミングが地震の引き金ではないかと述べている。

筑波大では

松代群発地震(1965〜67 年)でも松代温泉においてフィリピン海プレート由来の水を多く含んでいることを明らかにしており。温泉水のモニタリングによって、地震の発生を事前に予測できると期待されます。と締め括られている。大部分を割愛しているのでご興味ある方は本文を参照して下さい。地道な筑波大活動にスタンベーション拍手。

 

おそらく温泉関係者は水質検査記録や硫黄や塩素濃度変化は鼻で? ラドンの濃度変化は湯上がりで?感じていたのかも知れない。日本全国温泉が多く存在することを生かして地震予知参考記録として言語化して残してほしい。測定→表・図の自動作成→異常値アラームなどはAI処理が利用できるはずだ。 宇宙からの日本国土の移動情報と合わせると予知精度は向上することが期待できる。

焼き海苔、やま芋で認知症改善?

近くのスーパーに日頃より少ないが米袋が積まれている。米騒動は終焉したのだろう。一方で駅構内の映像パネルには食中毒に注意喚起が目立つ。先週のブログを見ていたかのようなタイミング。うなぎ弁当中毒の地域であれば、尚更なのであろう。それを見ながら会食場所に集合した。

加熱処理条件を満足しそうなメニューを選びつつ、脳・肝臓にとってご迷惑であろう液体で乾杯。フロアーのあちこちからご満悦な声が充満。なんだかんだ言っても幸せな日本。

メンバーの関心はこれから高齢に向かうとあって食事と健康の話題で盛り上がった。

健康診断を機会に塩分管理をきっちりしている人。トータル6g以内に収める工夫を熱く語ってくれた。別の人はりんご酢の効用を語る。きっちり守るご褒美に好物のあんぱんを食べるとか疑問符付きの愛嬌のある人。それぞれだ。

その話の流れの行き着くところは「日本古来の食事と近年の食糧事情による食事の変化」が話題になった。15,000年に及ぶ縄文時代、後半から弥生時代に稲作となり日本人の食事がある意味固定した。米、野草、魚、貝 の組み合わせ。それに対応する胃袋、腸に存在する菌種も決まった。 海外原産地の住民にとって良いものが日本人に合うとは限らない。具体的に記載すると差し障りがあるのでカット。

ではこれから食欲の秋になったら何が好ましいのか? の話題になったので、このような文献があると紹介した。

1つは「ジオスゲニン高濃度ヤマイモエキスは 軽度認知障害および軽度アルツハイマー病の認知機能を改善させる」 富山大学が8月26日にプレスリリースしたもの

山芋エキスを24週間65歳以上(平均73歳)の人を2グループに分け、偽エキスを与えた方と比較したところ、山芋エキスグループは認知症改善した人が多かったとのこと。詳しくは元文献を参照していただきたい。

2つ目は「海苔のもつ抗酸化作用 ~季節変動と加工工程による増強を発見」名城大学が7月26日にプレスリリース。要旨を引用すると

  • 11 月/12 月に収穫される秋芽網の初摘み海苔が高い抗酸化作用を示した。
  • 生海苔を加熱して乾燥、焼処理を施すことによって抗酸化作用が増強された。
  • 増強された抗酸化作用はフェノール類化合物の増加によるものだと推定された。
  • 海苔の加熱処理により付加価値がプラスされた食材開発や調理方法提案への貢献に期待。

焼き海苔でフェノール類化合物がどのような機作で増加するのか、是非分析をお願いしたい。フェノール類は熱や光により発生した過酸化物と反応して酸化劣化を抑制し、自らは役目を終えるのが普通だが、加熱して増加するのは面白い。採取時期とフェノール類化合物データ、焼き工程で増加の実験データを引用する

 

 

 

 

 

 

 

偶然に山芋と焼き海苔の情報を思い出したが、心の中では「とろろマグロ丼」「とろろ蕎麦」が浮かんでいたはず。そこには海苔もMVPの一角を占めている。とろろマグロ丼が麦飯であれば完璧栄養メニュー。とろろ、オクラ、海苔の組み合わせも付け出しに良いと結局は某液体の量が増えるメンバー。明るく笑うのも健康の素で勘弁してくれるであろう。