なぜ一度太ると痩せにくくなる?

【衝撃の事実】なぜ一度太ると痩せにくくなる?原因は細胞に刻まれる「肥満の記憶」だった! 昭和医科大学 2026.09.03リリース

「ダイエットをして一度は体重が落ちたのに、なんだか太りやすくなった気がする…」「昔より体重が落ちにくくて、すぐリバウンドしてしまう…」

ダイエット経験者なら一度は感じたことがあるこの悩み。実は、単なる気のせいや年齢のせいだけではなかったかもしれません!

昭和医科大学などの研究チームにより、「一度太ると、体重が減った後も細胞の中に“肥満の記憶”が残り、痩せにくさを引き起こす」という驚きの最新メカニズムが解明されました(2026年8月27日、国際学術誌『Science Translational Medicine』に掲載)。 今回は、この画期的な研究成果を分かりやすく解説します!

  1. 鍵を握るのは免疫細胞「マクロファージ」

私たちの脂肪組織には、マクロファージという免疫細胞が数多く存在しています。 マクロファージは体内の掃除屋さんのような存在で、古くなったり死んでしまったりした不要な細胞を取り除いて綺麗にする働き(エフェロサイトーシス)を担っています。

実は、脂肪細胞が分解されて燃焼するためには、このマクロファージが死細胞を掃除する際に回収される「イノシン」という物質が重要なカギを握っています。

マクロファージが死細胞から取り出した物質を使って、脂肪を分解するイメージ

 

 

  1. 太ると細胞の「設計図の切り貼り(スプライシング)」がおかしくなる!?

遺伝子からタンパク質が作られるとき、不要な情報を除いて必要な部分をつなぎ合わせる「スプライシング(編集作業)」が行われます。

研究チームがマウスやヒトの細胞を調査したところ、肥満になるとマクロファージ内で「CWC22」というタンパク質の働きが低下し、スプライシングに異常が生じることが分かりました。

スプライシングに異常が起きるとどうなるのでしょうか?

  1. 掃除用のアンテナ(受容体)が減る

異常な編集によって出来上がった不完全なタンパク質同士がくっつき、細胞内で分解されてしまいます。その結果、マクロファージの表面から死細胞を捉えるアンテナ(SR-BI受容体)が減ってしまいます。

  1. 死細胞の掃除が滞る

アンテナが減ったことで、死んだ細胞の除去(エフェロサイトーシス)がうまくできなくなります。

  1. 脂肪分解シグナル(イノシン)が出ない

死細胞を取り込めなくなるため、脂肪分解を促す「イノシン」が回収できなくなります。

  1. カロリー制限で痩せても「肥満の記憶」は残る!

ここが最も重要なポイントです。

カロリー制限や食事改善によって一時的に体重を落としても、肥満のときに生じた「スプライシングの異常」は、約半数が減量後もマクロファージ内に長期間保持されてしまうことが明らかになりました。

つまり、「体重は減っても、細胞の中には“太っていた頃の異常な編集パターン(肥満の記憶)”が残り続ける」ため、脂肪が分解されにくく、痩せにくい体質が続いてしまうのです。

  1. これからのダイエット・肥満治療はどう変わる?

「一度太ったらもう諦めるしかないの…?」と不安になるかもしれません。しかし、今回の研究は解決策も示してくれています!

研究チームが、スプライシング異常でできた不要なmRNAを除去する「アンテナの不具合を修正する薬剤(アンチセンス核酸)」を投与したところ、以下のような効果が確認されました。

  • 死細胞の掃除機能が回復
  • イノシンの産生と脂肪分解が再び活発化
  • 肥満後の体重減少が促進された!

今後の展望

今回の発見により、今後は以下の医療技術への応用が期待されています。

  • 「痩せにくい体質」かどうかを事前に見極める診断法の開発
  • 副作用を抑えつつ、脂肪組織のマクロファージだけを狙い撃ちにして痩せ体質を取り戻す新しい肥満治療薬の開発

まとめ

  • 「一度太ると痩せにくい」のは、脂肪組織のマクロファージに「スプライシング異常(肥満の記憶)」が残るから。
  • 肥満の記憶によって死細胞の掃除が減り、脂肪分解を促す「イノシン」が不足してしまう。
  • 将来的には、この「記憶」を消去して痩せやすい体質を取り戻す新しい治療法や診断法が登場する可能性がある!

単なる根性論やカロリー計算だけでは説明できなかった「リバウンドや痩せにくさ」の根本原因が、分子レベルで解明されたのは非常に大きな一歩ですね。今後の医療の進展に期待が高まります!

とはいえ、ここからBMIが25ギリギリの自分の意見ですが、

「一般的なBMIの上限(25以上=肥満)を超えた『ぽっちゃり型』や過体重のほうが、高齢者においては生存率が高くなる」という説は、医学・疫学の分野で「肥満パラドックス」と呼ばれており、多くの大規模疫学調査や研究によって裏付けることが可能です。

65歳以上の高齢者においてはBMI 23〜27前後の「少し太め(過体重〜軽度肥満)」のほうが総死亡リスクが最も低いというデータが複数報告されています。

ガリガリ高齢者の姿から栄養蓄積が大丈夫か、フレイルやサルコペニア予備軍ではないかと心配される。 医学的根拠は全くないが BMI 28 ぐらいが見ていて安心感と親しみがあるシニアだと思うのだが。

イコールアース地図・来日者の戸惑い

来日される人のパターンは決まって「あの東洋のちっぽけな国」「経済が30年も停滞している終わった国」「英語を6年も学校で習っているが喋れない国」のマイナスイメージと「アニメの聖地」「訪日した友人から聞いて完全に間違っていた」のプラスイメージのどちらかand/or 両方が混在している。

日本はあえて自分から「凄い」とか「進んでいる」とか主張しない国柄なので、80年前に焼け野原になった国が復興するにしても大国だとは思わないのは理解できる。日本人は自慢をしても反感を買うだけなので賢明ではないと知っている。 バブルの頃、NYで目立つことをしたことも自分がやったのではないが、同胞として恥ずべきことと思っている

さて、小さくて観光は3日もあれば十分と思って空港に降り立った瞬間に、予定表はあってない状態になる。メルカルト図法の地図では確かにチッポケで海に浮かんでいる日本。だが実寸で見ると南北ではポーランドからスペインまでとなるので、とても3日どころではないのだ。 日本で隣の県に行くことはEUでは隣の国に移動するに相当すると言っている人もいる。 

 

左図の枠全体が日本EEZ(経済水域)の範囲。

これでは、スカンジナビア南部からアフリカサハラ砂漠までカバーする。東西は大西洋(イギリス)から地中海を含む黒海・ロシアあたりも含む。

ただの海ではないかと思いきや、良質のレアメタルが採取できる。メタンハイドレードは以前からあることは確認されていたが、最近鳥取沖で採取された。このように日本海から太平洋まで資源の宝庫になりそうになってきた。

ちっぽけな国とは自分から言わなくても、世界は認識を切り替えざるを得なくなってきた。壁のシミだった日本代表のG7,Twenty20会議での様子もガラッと変わった。

さて、問題は経済だ。失われた日本の30年説が訪日される賢い人ほど染み込んでいる。GDPの2倍の借金があり返済する必要がある(プライマリーバランス・緊縮財政)。 だが、空港や街にゴミがない、浮浪者もいない、トイレは化粧ルームだと感激する。街中華でもミシェラン星相当を味合うことに及ぶと、経済停滞って嘘だ!と気がつく。

国民が知らされていた“借金”の国債は経理上のグローバル基準を当てはめると、僅か6%となりG7でも優秀レベル。自前通過であるだけに買い換えできる。また「日本の労働生産性はG7最下位」と報道される問題も「生産年齢人口(15〜64歳)1人あたり」という算出法を用いた場合、日本は世界トップクラスの成長率を記録。

日本+1.49%.  米国+1.34 % ドイツ+1.22% カナダ+1.0% 英国+0.9% フランス+0.7% イタリア マイナス

日本は高齢で退職した人もカウントに入れるのでトータルでは成長していないように見えている。 ただ、退職しても年金不足でパート、何か人と関わりたいとの動機で低賃金でも働くシニアも参入しての数字であることに注目される。2000万円貯金があれば老後は大丈夫と驚いたのが数年前で、今はそれでは不足だとか、本当だとしたら実に恐ろしい。消費税の存在は企業経営者が社員の給与を上げたくても心理的に躊躇する一因でもある。それに反対する労働者サポートの政党。ここは賢いとは言い難い。

来日者は日本のおもてなし、保安に惚れて永住したいと希望するだろうが、一定の収入が必要となると、相当の腕と能力が必要となるが筋と性格が良ければ日本人は教育に協力するだろう。 どうか来日する人は予見を持たずに素直に見てほしい。そして

苦言を呈する場合もあろうが、そこは正直に言って欲しい。日本は改善が得意だから。

日本は第二次産業革命が必要である。量子コンピュータ、Ai にならんで宇宙を含む産業特化コンピュータ、物質コンピューター、そしてドイツのSAP、米国のGAFAなどによるデジタル赤字を解消する方向に行くべきであろう。

つい最近、「メルカトル図法世界地図やめて」とアフリカ・トーゴ提案を国連が決議。イコールアース図法を採用するようにと。アフリカのイメージが小さいと誤解されていることを解消したい意図であるが、国土の広さだけが国力ではないことは言うまでもないが、意味もなく虐げられている民としては公平に扱ってほしいとの思いは尊重したい、そして経済的に、文化的にもイコールアースにして無用な争いがなくなるようにと。

複雑な血管のAi 解析

血管特に抹消血管に血は届いているのかは誰でも知りたい。血管の途中に妙な形になっていないか、迷走血管がないだろうか、しいては脳梗塞など疾病の前兆はないだろうかなど知りたいことが多い。福井大学が2026.07.29にリリースした文献によると血管の観察は二光子顕微鏡や光シート顕微鏡で見ることは可能だとのこと。

(二光子顕微鏡(二光子励起蛍光顕微鏡)をWEBでは、近赤外線の超短パルスレーザーを使い、生きた組織の深い場所を高解像度で観察できる特殊な蛍光顕微鏡です。脳の神経回路や生体内の細胞活動を、生きた状態のままリアルタイムで調べる研究に広く使われています」と紹介)。 だが、画像が鮮明でないことから高度の専門家の解析が必要と文献の動機目的で紹介がある。

福井大学がリリースした文献タイトルは「血管の複雑な形をAIで自動測定する新ツールを開発 ―専門家なみの精度で、大量の顕微鏡画像を高速に解析―」

早速、結果と概要を引用する

AI(深層学習)(注 1)と画像処理、グラフ理論を組み合わせて、顕微鏡画像から血管の形を自動で計測するソフトウェア「PAVSAT(パブサット)を開発した。

  • PAVSAT は曲がった血管や太さの違いまで正確に捉え、専門家の手作業に近い精度で、はるかに速く大量の画像を解析できる。
  • 誰でも使えるオープンソース(注 3)のソフトウェアとして公開しており、血管の発生、がん、脳血管など幅広い研究への活用が期待される。

ここで感心したことと期待したのは

⭐️ 物体検出から、中心線抽出・幾何計測、そしてグラフ理論によるネットワーク化へと繋げる設計は、非常に洗練されていて美しい

⭐️ 誰でも使えるオープンソースのソフトウェアとして公開誰でも利用できる

⭐️ 開発者が学生であること。 昔の大学は学生の成果は教授だけの成果としていたが、その態度をとっていないこと

⭐️ 今後、このソフトが3Dから4Dにステップアップすることで、より多くの疾病の状況が解明されると期待できる。

⭐️ 血管の構造(太さ、曲がり、節点)が数値化(グラフ化)されたということは、物理シミュレーションとの相性が抜群に良くなったことを意味しPAVSATが出力したネットワーク構造をそのまま流体解析(CFD)モデルに投入することで、「この複雑ながん血管の中で、どこに血液(あるいは抗がん剤)が届きにくいか」をデジタル上で再現・予測することが可能になる。

以上のようにAiが医療分野に強い専門補助者が参加したことは歓迎される。

また東京科学大などが2025.08.06にリリースした「研修医の約4割が診療現場で生成AIを活用 利用者はAIの限界や倫理的課題への理解が高く、望ましい診療行動との関連も確認」もAiが医療現場で頼りになる相棒化していることを示している。今後もこの傾向は続くであろう。そのことが診察の精度向上、治療、創薬の精度・開発速度に向上することに期待したい。

水素還元法による製鉄産業CO2排出削減

街を歩けば風船のように膨らんだ作業服の人を見る。ファンの音はすれど普通の服にも採用して欲しいと思うほど暑い。これも工業地帯および都市から発生するCO2及び牧畜地域からの牛のゲップも要因だとか。温暖化により偏西風の流れが蛇行停滞することでなおさら酷暑となった欧州と日本。愚痴を重ねてもCO2は減少しない。愚痴を言いながら牛丼を食う。それが人間のサガ。

そんな中、新エネルギー・産業技術総合開発機構が非常に将来を明るくする技術を発表した(2026.07.31)

日本初、グリーン水素を使用した還元鉄試作に成功しました鉄鋼分野で、CO2の排出削減に貢献します

要旨を引用する「引用文」

「NEDOのグリーンイノベーション基金事業「製鉄プロセスにおける水素活用」プロジェクトの「水素だけで低品位の鉄鉱石を還元する直接水素還元技術の開発/直接水素還元技術の開発」において、日本で初めてグリーン水素を用いた還元鉄の試作に成功しました。」

「この試作は、NEDOの水素社会構築技術開発事業で建設した水素製造設備からグリーン水素の供給を受け、本プロジェクトで建設した直接水素還元の試験設備を使用したもので、グリーン水素の製造技術開発と利用技術開発が連携することにより実現しました。」水素は山梨県米倉山で製造した水の電気分解グリーン水素利用とある。

専門家ではないので還元鉄と言われてもピンとこないので高炉(従来法)と水素法の反応式を復習しておく。

1 高炉法の反応式

鉄鉱石の主成分である酸化鉄(赤鉄鉱:Fe 03)から純粋な鉄(Fe)を取り出す反応で次式の通り大量の二酸化炭素(CO2) が排出される

 

 

 

2 水素還元法の反応式

 

 

副産物として出されるのは「水蒸気」のみであり、製鉄時の  排出量を劇的に減らすことが可能。

なるほどと理解したが、これは商業的に実現可能だろうか?が疑問になる。

超概算は次の通り

              世界        日本

・年間還元鉄需要    13~14億トン     8,000万トン

・必要水素量      8,000~1億トン    1,000万トン

・必要な電力(水電解) 4~5兆kWh      5,000億kWh

・原発100万kW級   600~1,000基.                 70基

となって、水電解方式による水素供給は水力発電、原発の基盤がある地域に限定されるのではないだろうか。

水素源としては豪州での褐炭からの水素製造に発生するCO2を地下埋設によりグリーン水素として日本に輸送する(川崎重工)が安価、供給量安定性では採用される可能性が高いと見る。極低温(マイナス253℃)二重タンク構造の輸送船を日本が製造可能であることも心強い。

時間はかかる、だが、徐々に移るビジネス環境を先取りして必要技術を磨いて準備万端にする、それが縄文時代からの日本のものづくりの気質といえば言い過ぎだろうか。今、量子コンピュータが花開きつつある。だが、すでにポスト量子コンピュータを考えている研究者が身近にいることも心強い。

温暖化・植物気孔閉鎖・CO2吸収減少・そして山火事

国立環境研究所から「北半球中高緯度の陸域生態系でCO2吸収量が減少、 2023—2024年の大気CO2濃度上昇に寄与 —GOSATデータを使ったCO2放出・吸収量推定から—」(2026.07.22)と報告があった時、何かの間違いかと思った。産業活動によるCO2は増加が常識だと思っていたが、地上の植物にとってみれば違うアクションをとったのである。植物は水を根から吸い上げ、葉から蒸散することで温度を維持し内部のタンパク質が変化しないようにしている。光合成によりCO2を吸収して酸素を出してくれる。

ところが、植物は温暖化では蒸散する水分を確保が最優先であり、気孔を閉鎖する事態に。暫時、植物はじっと環境が改善するまで耐えるのであるが、それが限界にきたところで、タンパクは劣化し、やがて枯れる。

植物が枯れると森林は可燃物の集合体となる。今、欧州南部では大規模な山火事が発生している。精力的な鎮火作業もちちと進まない。それほど可燃物が多いのだ。特に欧州の植物はオリーブ油、テルペン(松根油など)を含有する松など植物が多い。枯れて可燃物化した上に燃料油が燃焼に加わるのである。

一般的に欧州では30-30-30の条件が重なると山火事になると言われている。

温度が30℃以上、湿度30%以下、風速30m以上。着火は雷、キャンプ火種後始末などと言われている。 この3条件は日本では当てはまらないと思いきや、日本は特に冬から春にかけてフェーン現象がある。日本海から湿度が高い気流は山岳に降雪したらカラカラ湿度の空気が森林をおそう。タバコの不始末、野焼きなどが重なれば日本も山火事を起こす。今年も岩手、宮城の森林火事が発生したことを覚えておられよう。

日本は森林割合が78%とCO2吸収能力は世界のトップクラスだけに火元にならないよう注意すべきだろう。

日本にとって具合が悪いのは竹の存在だ。竹は節と節の間は空間である。山火事になるとこの節間の空気が相当の圧力を発生して着火するや否や飛び火(まるで鉄砲玉のように)遠くを延焼させる。観光に適した竹林がある一方で、土壌を弱体化して地震が発生すると崩壊の原因とも言われている。

農林水産省の分類で竹は雑草扱いなので、除去には補助金の対象ではない。が、今回の欧州の山火事を他山の石として、竹の伐採に目を向けても良いと思う。

松、杉もテルペンを含有する。少ないのは桜。植林の際に松、杉だけでなく防災の観点から桜を植栽するのもありかと。アート田圃ならぬ春になるとアート山になるのも良いではないか。

【命を守る最新技術】家屋が倒壊しても生き残る!「開放型アルミ耐震シェルター」の凄さと未来の防災素材への期待

この度の熊本地震で被害にあわれた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。​​​​​​

また、被災地域の一日も早い復旧をお祈りいたします。

 防災や住まいのテクノロジーに関心がある皆さんに、注目のニュースをお届けします。

「命があってのQOL(生活の質)」。 直近の熊本地震をはじめ、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震、全国各地で相次ぐ地震への備えが叫ばれる中、「古い家だけど改修工事をするには費用も時間もかかる…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そんな中、非常に心強い最新の耐震シェルター技術の実証データが発表されました!

古い家屋を壊さず「部屋の中に最強の安全地帯」を作る!

 2026年7月29日、金沢工業大学から興味深い研究報告が発表されました。 福井県敦賀市のアルミ加工会社「株式会社堤サッシュ工業」が開発した「開放型アルミ耐震シェルター」の実証実験に関するレポートです。

このシェルターの最大の発想転換は、「家屋が倒壊することを前提として、リフォームなしで屋内に設置する」という点。

震度7クラスの激震&2トンの落下・積雪荷重に耐える!

金沢工業大学の須田達教授(耐震設計)らのチームが、大型振動台を使って以下の4つの巨大地震クラスの揺れを再現して実験を実施しました。

  • 震源地・激震の再現:
    • 能登半島地震(走出)
    • 熊本地震(益城町・震度7相当)
    • 東日本大震災(築館)
    • 阪神・淡路大震災(神戸)

さらに、豪雪地帯の積雪や「2階の屋根や家具が落ちてくること」を想定し、屋根の上に2トンの重りを載せた状態でテスト。 その結果、どの激震に対してもシェルターの骨組(筐体構造)はしっかりと耐え抜くことが証明されました!

従来の「閉鎖型」から何が進化したの?

実は2022年にも同社は「閉鎖型」の耐震シェルターを開発していましたが、今回の「開放型」では利用者の声を取り入れて大幅に進化しています。

  • メインフレーム(アルミ構造体): シェルター全体の基本骨格を成す頑丈なフレーム。
  • 壁体(CLTパネル): 木質系の直交集成板(CLT)を採用し、強靭な剛性を保ちつつ重量を従来比50%(半分)に軽量化
  • 4辺中央の開口部: 4方向の中央があいているため、地震時にサッと素早く逃げ込める避難経路を確保。
  • 耐荷重屋根: 2トンの重みにも耐え、家族4人程度がしっかり難を逃れられる広さ。

昔は「逃げ場がなければトイレに駆け込め(四方が壁で囲まれていて頑丈だから)」と言われましたが、このシェルターはまさにリビングや寝室に設置できる“絶対に潰れない最強のトイレ型空間”を作るようなイメージです。

将来への展望:2階にも置ける「炭素繊維複合材料(CFRP)」の時代へ?

ここで個人的にすごく期待したいのが、「2階への設置」と「さらなる軽量化」。

自分はCFRTPの開発に関わったことがあるので、特に提案したい。

老朽化した木造住宅の2階に金属や重い部材のシェルターを設置すると、床が抜けたり建物自体のバランスが崩れる危険があります。 もし今後、壁パネルや天井・フレームに炭素繊維複合材料(CFRP)が使われるようになれば…

  1. 鉄の1/4の軽さで、2階の床補強工事なしに設置可能!
  2. 部材が軽いため、狭い階段や室内でも移動や組み立てが圧倒的にラク
  3. 上部からの強い衝撃・落石・崩落にもびくともしない高強度!

昭和初期のお風呂が「重いセメントや石」から「アクリルや樹脂の軽量浴槽」に変わって団地や家庭へ一気に普及したように、シェルターも素材革命が起きれば、もっと身近で手軽な防護空間になるはず。

福井県や石川県はアルミや木材だけでなく、炭素繊維の産業も非常に盛んな地域。 産学官の連携で、「2階用超軽量CFRPシェルター」が登場する未来もそう遠くないかもしれません!

 まとめ

熊本や能登をはじめ、日本全国にはまだ多くの活断層が存在します。 特に避難所への移動が難しい高齢者の方や、住み慣れた自宅を離れられない人々にとって、こうした屋内設置型シェルターは命を守る最後の砦になります。

個人の備えとしてだけでなく、政府や自治体の復興・耐震事業や補助金制度にもどんどん取り入れてほしい技術!

参照情報: 2026年7月29日 金沢工業大学 発表資料「南海トラフ等巨大地震に備える『開放型アルミ耐震シェルター』の耐震性を実証! 〜株式会社堤サッシュ工業が開発〜」

関節運動で脳活性化

ピアニストや画家はスポーツやジムをしてはいないように見える。が、高齢まで頭脳活躍されている。誰でも名前をあげることができるだろう。もちろん、年齢を重ねることで種々の経験を織り込み芸術性が深まるのもあるが、本人の肉体的にどうなのか? 不思議に思っていた。ピアノに限らず縫い物、編みものを習慣にされている人もほとんど座っての作業。そんな中、面白い研究の発表があった。

それは札幌医科大学が2026.07.09にリリースした文献である。

「関節を動かす運動で、運動後の脳活動がより活発に ~脳波・脳磁図を用いて,関節運動を伴う随意運動後に β帯域事象関連同期が増大する」

 文献を読む前にβERS(Beta Event-Related Synchronization:ベータ帯域 事象関連同期)が何かを調べた。運動や感覚刺激などの「特定のイベント(事象)」が起きた直後に、脳波のベータ波(約13〜30Hz)のパワー(振幅)が一時的に強く高まる(同期する)現象

30Hzは聞いたことがある。例の認知症を改善するために聞く音の周波数である。 それならば、この文献を読む価値があると感じた。

本文から引用する。『引用』 「ヒトの脳活動には様々なリズムがあります.なかでも,β帯域(13~30 Hz)の脳活動は運動の後に増大することが知られています.この現象はβ帯域事象関連同期(βERS)と呼ばれ,運動に伴う感覚情報の処理に関与するとされています.しかし,運動様式の違いがβERSに及ぼす影響は十分に明らかにされていませんでした.研究グループは示指伸筋を収縮させる課題を,関節運動を伴わない条件と関節運動を伴う条件で実施し,その際の脳波と脳磁図を記録しました.その結果,関節運動を伴う条件では,関節運動を伴わない条件よりも運動後のβERSが増大しました.この成果は,関節位置変化に伴う感覚入力が,運動後のβERSに影響する可能性を示す基礎的知見となります.」

 

 

 

それではβERSの数値が高い(強く現れる)と何が起きるのか?

βERSが強く出現する(数値が高い)ことは、脳の運動野や感覚皮質などの神経ネットワークの働き方に大きく影響する。

  1. 脳の「リセット」と次の準備
  2. 現状維持モードへの切り替え
  3. 運動学習とフィードバックの評価

しっかり高い(正常な範囲で高い)と脳のスイッチのON/OFFがクリアで、集中して動かした後に正しく脳を休ませてリセットできる効率的な活動となる。

甲野 善紀さんの古武術に確か手の関節を折り曲げ腕を捻りながら万歳する運動があった。肩こり解消かと単純に思っていたが、実はこのβERS効果で、瞬時に対応する運動・頭脳の切り替えを促進しているのか??と勝手な解釈をしたしだい。信ずるか信じないかは読者の判断にお任せします。

超悪玉LDLコレステロール

飲酒に関連する「超悪玉LDL」コレステロール高値を 大規模健診データで確認- 従来の脂質検査だけでは捉えきれない飲酒関連脂質リスクの可能性 - 2026.07.06 新潟大学 リリース。

ポイントを引用すると

  • 健康診断受診者55,745名を対象に、脂肪性肝疾患(従来の「脂肪肝」)の有無および飲酒量と、粒子が小さく動脈硬化を起こしやすい「超悪玉LDL」とも呼ばれるsmall dense LDLコレステロール(sdLDL-C)との関連を解析しました。
  • 脂肪性肝疾患の存在と飲酒量の増加が重なるほど、高sdLDL-C血症の頻度は高くなりました。さらに詳細に検討した結果、従来の脂質指標(LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)を考慮すると、脂肪性肝疾患との関連は大きく弱まりましたが、飲酒量が多いほど高sdLDL-C血症の頻度が高くなる傾向は残りました。
  • 従来の脂質指標だけではとらえきれない飲酒関連脂質リスクの評価において、sdLDL-C測定が新たな補足的指標として有用である可能性が示唆されました。

LDLコレステロールの値が同じであっても、LDL粒子の大きさや性質が同じとは限りません。sdLDL-Cは、粒子が小さく密度の高いLDLコレステロールであり、「超悪玉LDL」と呼ばれることもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、なぜ粒子が細かい方が悪玉なのか。筆者の樹脂材料開発における複合配合経験に照らして考える。トータルの体積が同じ粒子を例えば樹脂に配合した場合の流動性の剪断速度の低い領域では、細かく粒子数が多い方が粘度は高くなる。血管に置き換えた時にLDLコレステロールが微粒子であるほど血流は遅くなり(硬い塊)、血管を押し上げることで血管に傷をつける)ことも予想される。医学専門で無いので無責任なところをお許し下さい。

次になぜ飲酒量が増えると小粒のLDLになりやすいか?について考える。

アルコール・脂肪は肝臓からの胆汁酸により分解される。胆汁酸の酵素が定常運転であればいつもの速度で分解する。これが大量のアルコールが来ると酵素はアルコール分解を優先して非定常速度で働く、その裏で脂肪の分解はおろそかになり、同一粒経のLDLを生産することなく、いわば不良品を出荷することになる。

アルコール20gを超えると、この酵素の暴走が始まるので、ここまでに抑制するのが好ましいことは、脳も肝臓もわかっているはずだが、アルコールは脳を麻痺させるので、不良品生産を続ける結果に。 コーホート研究なので、アルコールの種類は問わない。荒っぽくいえば飲酒量が問題であると。

酒どころ新潟の大学が発表することに驚いたが、嗜む程度の量で、長く新潟銘酒を味わってほしいとの思いだろうか。このブログでも記載したが、アルデヒドはタンパク質を架橋する。架橋体のタンパク質は微粒子どころか巨大粒子となる。これも血管を傷つける。アルコール消化速度が低い(飲酒で赤ら顔になる人は)さらに注意が必要であることは広く知られてきた。気をつけましょう。

イメージの多様性

 「みなさんは“バナナをイメージしてください”と言われたとき,頭のなかでバナナが見えますか? 最近,このイメージが浮かばない(見えない)特質―アファンタジアが知られるようになってきました。」 と問いかける福島大、山形大、広島大からのプレスリリースがあった。 2026.05.19

 

第一印象は“それはないなぁ”と思いながら年齢別のグラフを見ると少し印象が変わった。

これは質問の内容や仕方が本当に合っているのか?の疑問が強くなってきたのだ。

 

Visual Imagery Vividness Questionnaire (VVIQ) 心の中で情景を思い浮かべる「視覚的イメージ」の鮮明さを測定するための心理学的な質問紙

 

若い人のバナナのイメージは年配のイメージと違うだけで、イメージの幅が広くて答えられないだけではないのか? スーパーや八百屋にある房の形のバナナを見る機会が少なく、ジュース、デザートなど変容したイメージで記憶しているのではないかと自分は思う。

高齢者が経験してきたイメージの量と現在の若者が得ているイメージは違う。マンネリ企画のTVを若い人は見ない。その代わりTikTok, X , YouTubeなどからの情報が多い。この文章を書いている目の前で子供が妙なダンスを披露している。高齢の幼稚園の先生も一緒に楽しんでいる。年齢は関係ない。知っているか知らないか。自分は何やらさっぱりわからない。そこで聞いたところ“インドネシア、舟、ダンス”で検索したら出てくるとのこと。実に愉快なリズムと自在の踊り方はすぐにアレンジが可能で面白い。

高齢者が“くだらん!”と息巻いては置いてきぼりされる。昔の年齢ギャップより現代の方がギャップは非常に拡大していると思われる。両方が知らない情報では年齢によらずゼロ回答となるはず。例えば量子コンピューターをイメージして下さいと質問すれば、装置の外観すらイメージすることはないだろう。まして物質コンピュータになれば理解している人は0.000000000001% ?  それが次次世代では知らないとアファンタジアと言われるであろう。

高齢者が知っているイメージを即答できるとしたら、バナナを“黄色・房”のワードに単純化して脳に納める術を得ていた結果だろうと思う。

この文献を見ながら妙な方向に自分の考えを書いてきたが、年齢層が上下に離れている時の会話の仕方を考えないと理解してもらえない不都合があると自覚することと見た。

最後に黄色・房・果物をイメージする確度の順にあげるようにAIに聞いた。

バナナが100%だと思っていたが違った。

1位:バナナ(圧倒的高確率)

  • 連想確率:約 85〜90%

2位:グレープフルーツ / メロゴールドなど(柑橘類の「実の房」)

  • 連想確率:約 5〜8%

3位:ブドウ(マスカットなどの黄色系品種)

  • 連想確率:約 3〜5%

4位:レモン(木になっている状態)

  • 連想確率:1%未満

2位以下を「そんなバナナ」とオジンギャクを発するか、それともAIのデータベースが米国生活者をベースにしているのだと再確認する人もおられよう。日本のデータベースではグレープフルーツ、レモンは想定外、ブドウが黄色い? それもないなぁ。面白いぞと感ずるかそれはあなた頭脳年齢を測定しているのかもしれない。

胃袋クリップ vs. 食事意識クリック

生鮮食品などポリエチ袋に入れて閉じるウエーロッククリップのようなものを本当に同じ袋とはいえ胃袋に適用するとは。これを実際に肥満症治療に適用したと東京慈恵会医科大学及び関連病院がリリース。2026.07.09

胃を切らずに肥満症を治療するB-Clamp®手術をアジア同時実施 ―可逆的・低侵襲な新しい減量・代謝改善手術へ期待―」 

何はともあれ写真を見てみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

医者でもない素人が無責任なことは控えなければならない。それは十分すぎるほど理解した上で、もし自分が肥満体で当該手術しかないとしたら悩み通すだろう。

文献には記載がないが予想するに

  • 術前に胃袋を空っぽにする。 工業プラントでいえば洗浄工程
  • クリップを嵌める時に障害となる臓器を小さくするか、移動させてクリップ作業を安定化する 例えば胃袋の上にある肝臓に付着している脂肪を除去。工業プラントでは定期修理のための足場セット
  • 胃袋の検査。ガン、ピロリ菌など検査。工業プラントでは修繕箇所前処理
  • クリップセット後、活動する胃袋の方は膨張・収縮変形するので、クリップは変形応力を受けてズレる。 工業プラントでは材質クリープ破壊の式は整理されているが、今回の胃袋の場合はどうなんだろうか?
  • クリップの重量がいかほどか知らないが、寝返りするたびに違和感を感じて熟睡できるのだろうか。

このような素人の思いは東京慈恵会医科大学は折り込み済みで、今後施術の実績が増えていくことで、誤解は解けていくだろう。期待したい。

さて、そもそも肥満を避けたいが甘いものには自分でも手が出る。実に情けない。

ダイエットを熟知の人は食べると胃袋の中で膨張するサイリウムパウダー水を摂れば良いことを勧めるであろう。サイリウムだのチアシードだの庶民には馴染みがない。

職場を眺めると早食いの人は太っている確率が高い。カレーライスも飲料物扱い。まず、ここに肥満対策はありそうだ。 仕事師は食事がエネルギーチャージとしか見ていないのであろう。短いほど仕事時間を稼げるとでも。個食だとなりやすい罠。一緒に食事をすれば、早食いはマナーない人と評価されるので仕事師であっても控える。

ではあなたの対策は?を紹介する。 半年前からお茶碗のサイズをダウンした。

なぜそのようにしたのかの理由は、ある食事会で大きなプレートの真ん中に料理が置かれている。いかにも少量に見える。次のプレートも同様。。。。。が続いた結果、満腹になってしまった。 アッと気がついたのは遅い。 この逆をやれば、スケールダウンのお茶碗に山盛りに近い形であれば(その時は)満腹感を得たことから採用した。 始めた頃は時間が経つと腸内細菌から餌不足で〜すと間食を促す命令が出たので、宥めるために炊いた小豆にヨーグルトをブレンドしてお3時としている。胃袋へのクリップの前に食事意識のクリックが良いのではないかと、余計なお世話ブログでした。