便乗・環境ビジネス

FB仲間から大阪のホテルに宿泊したら,Water Earth Group の国連世界食糧計画(国連WFP)公認のペットボトル飲料水が部屋に置かれていた。「生分解性のPETボトルで10年以内に自然に分解してPET樹脂としてリサイクル可能」とのこと。宿泊者は疑問に思い電話をしたが、確たる返事はなかったとあって、FBに投稿した。

この文章をお読みの方は直ぐにお分かりのように矛盾しています。即ち生分解するのは微生物がPETを食料として食べ、分解して最後にはPETの原料に戻すとあるが、これを人間に置き換えてみると、例えば、ステーキを食べたら、中間品を経て最後にはステーキに戻る。と同じ意味である。どこが「リサイクル可能?」と突っ込みを入れたくなる。国連WFP、生分解と並べ権威があるような似非科学環境ビジネスにこのホテルも乗せられたか乗ったか分からないが、このような非科学的な情報が一人歩きすることは危険である。ストローを紙製にしたら環境改善はまだ可愛い方であるが、これは許されない。

それでは、全くの非科学的な根拠かと言えば、ある限られた条件ではPETは生分解する。この研究者に筆者は論文発表直後にお会いしたことがある。その時の研究者は何故か元気が無かったのが印象的だった。「PETを微生物分解できる!」凄いセンセーショナルな話題で、日本人学者がなしえたことは凄いことだと思っていただけに拍子抜けした。

論文Science, 351, 1196-1199 (2016)に詳細記載してあるが、PET以外の餌がない状態で生分解する菌を発見し、発見場所にちなんでIdeonella sakaiensis 201-F6株と命名された。この細菌のゲノム情報を基盤としてPETを分解する酵素を探索したところ,PETからモノヒドロキシエチルテレフタレートをおもに遊離する活性をもつ酵素が同定された.さらに,遊離のモノヒドロキシエチルテレフタレートをテレフタル酸とエチレングリコールとに加水分解する活性をもつ酵素も同定された。と論文要旨に記載されている。

研究者の業績としては高い評価は勿論あるが、これが実用となると話は別である。即ち、
1)地中に餌はPET以外に多く存在する。
2)途中の分解で微生物がやめた時、それまで生分解した中間化合物は環境で認可されている許容量以下であるのか?
3)最終的分解物を微生物から分離し、精製、重合モノマーとして処理するエネルギー(LCAライフ・サイクル・アセスメント)として合理的であるか?
4)10年も特定コンポストで炭酸ガスと水にまで戻るまでの土地など日本ではありえない。
5)炭酸ガスと水に戻る前に、エチレングリコールとテレフタル酸の段階でストップさせるのか?

などを考えると、実用性とは異次元の世界であると言わざるをえない。2)について、帝人がケミカルリサイクルのパイロットまで建設し、検証実験をしたことがある。ケミカルリサイクルは技術的には可能となったものの、中間化合物の取り扱い問題があること、さらにPET樹脂をケミカルリサイクルするよりはマテリアルリサイクルがLCAにも有利だとして、この検証実験の結論で纏められている。

筆者はホテル側の善意の誤解だろうとして、バイオ由来のPETを生分解PETと勘違いをしたのではないかとの推測に基づいてコメントをしたが、本気でWater Earth Groupが行っているのなら10年間の経過報告をして欲しいものだ。日本の学者が分解菌を発見し発表したのは2016年で世界で初の出機事だったから、現在まで4年しか経過していない。

我々メディカルに関わる人間としては、科学的根拠、フィールド実験検証を通じての証拠を積み重ねる慎重さが求められ、歯科医療に携わる全ての人がその高い意識でいる。それだけに、今回の記事には呆れた。

話は脱線するが、関西では“阿呆”はどことなく憎めない可愛いところがあるが“バカ”と言われると怒る。関東では逆である。バカの語源は仏教の“バーハッ”の当て字“馬鹿”だとか聴いたことがある。その意味は“無知”。相手が無知だとして進めるビジネスはどうかと思う。一方、頑なに過去・現状に固執するのも考え物で、本当に頭の良い人は全方位に興味をもち、愉しく前向きに積極的に勉強するとのこと。なので、この日本人の論文をどのように活用するのが良いのか考えることが本当に環境を考えている人なのだろう。

炭酸同化作用とCO2問題

子供の頃からずっと今まで、植物は空気中の炭酸ガスを吸収しその光合成反応の生成物として酸素を放出する。恥ずかしながら疑うことはしなかった。その“常識?”に待ったをかけることが出てきた。アマゾンの森林火災を切っ掛けに、森林破壊により地球の再生酸素の20%が喪失するとの話題があり、これに対してサイエンスの面から否定したニュースに接したからである。

このニュースによれば、確かに植物は炭酸ガスを吸収し光合成により糖を蓄積する。そこまでは正解。ただ光が当たらない夜間はどうかと疑問を投げ掛けている。答えは日中に蓄積した糖を分解するために植物は酸素を消費するとのこと。大まかに言えば、昼発生した酸素は夜間で消費するのでプラスマイナスとなって酸素増加はない。一方、大気は80%の窒素、20%の酸素、炭酸ガス0.5%、その他成分となっており、通常の植物の光合成による酸素バランスから大気中の20%もの酸素濃度になるはずがないとも指摘している。

実は海洋中の植物プランクトンも光合成をしており、全体の酸素生成量の70%を占める。この植物プランクトンも微生物により分解するために酸素を利用するのであるが、分解する前に埋設されてしまえば、生成量が蓄積されて20%になったとのこと。即ち地球が誕生以来の海の植物プランクトンによる蓄積作用によるところが大きい。

この文献にそれこそ、NHKのチコちゃんではないが「ぼーっとしてるんじゃない」と怒られたようなものである

地球の砂漠化が激しくとも、大気中の酸素濃度に変化がないのは、大きな蓄積酸素によるものである。植物の主な役目は葉から水の蒸散による地球温度調整作用と炭素固定化にある。

炭酸ガスは地球の防寒着的役目をしている。もし、炭酸ガスの層がなければ地球の平均温度はマイナス15℃以下である。過剰にあれば温暖化が進行する。なので、炭酸ガス濃度を制御するかが課題となっている。

対策として

  • 炭酸ガス固定化 大型植林と植物由来のバイオマスの利用(バイオマスを焼却してもカーボン量は変わらないとの考えに基づく)
  • 炭酸ガスを枯渇した油田層や深海に放出する
  • 炭酸ガス固定化の派生ではあるが、炭酸ガスポリマーの合成

がある。バイオマスの利用は最近急激に成長してきた。セルロースナノファイバーは日本の期待の材料として東大が触媒による開繊技術の開発を、京大が耐熱性のある材料(コンパウンド技術を含め)で先頭を走っており、実用化面では第一工業製薬、日本製紙、王子製紙、大王、中越パルプなどが開発を競っている。また、バイオ樹脂として最近実用例が増加しているのがイソソルバイトを原料とするポリカーボネート樹脂である。非常に外観が美麗であることからペレットに顔料を分散させておけば、塗装品と変わらないとあって自動車内装材として、また耐光性の実績がつけば外装材にも応用が進んでいる。自動車にとって塗装は焼き付けのためのエネルギーがバカにならないので、塗装レスは願ってもない材料といえる。従来のバイオ材料は既存材料とよくて品質が同等狙いながらコスト高が敬遠されていた、この樹脂はコストを塗装レスと相殺できるメリットで伸びている。今後、単なる“バイオ”原料では市場は受け入れないので、この傾向は好ましい。

 

 

 

 

東京大学では炭酸ガスとブタジエンと反応させて、ポリラクトンを合成したと発表している。(2004年)このプロセスも面白い。柔軟な分子鎖と剛直な分子の組み合わせはどんな物性を有しているのか、適用しうる市場は何か、興味がある。

 

 

 

 

2004年にミカンの皮にあるリモネンと炭酸ガスを反応させた樹脂をコーネル大学が発表し6.6million$のベンチャー資金を集め起業化したが、その後の消息を知らない。市場が単なる環境によいだけでは物性(品質・コスト)が採用のポイントになるだけに、厳しいとも言える。

炭酸ガスを利用した樹脂開発は単なる出発原料としてだけでなく、リサイクルできない製品は焼却することになるが、廃棄物のもつエネルギーを利用(エクセルギー)して廃棄物をガス化させ、ついでモノマーを合成し、最終的に樹脂にする循環系を完成させるためにも必要である。

従来の3Rとの比較をした文献があるので紹介する。(CO2固定化技術マップ2005年より)

 

 

 

 

 

②の地球、海中、海底への埋設・拡散についてもコストと海への環境アセスメントが不十分なのであろう2005年に構想が発表されて以来、進んでいるとの情報を知らない。ここにも炭酸ガスを発生して工業を維持拡大を図る国家間の問題があるだけに容易には進まないのだろう。

 

アフリカ会議とヨコハマ

先週、横浜みなとみらいパシフィコではJapan-Africa会議が開催されていた。今回が7回目。会議そのものには参加できはしないが、各国及びアフリカビジネスに参画したい国内企業のブースを見ることはできる。アフリカは現在人口13億。これが25億に増加することが予想されている一大市場に成長する残された地域である。

会議の主目的はアフリカ地域の自立のための支援活動(シビル・ソサエティ作りに)にあり日本政府の後押し、民間企業の協調により東南アジアなのでの成功パターンをアフリカに適用しようとするものである。

(国内企業展示内容の変化)

前回はアフリカ諸国が日本市場に紹介したい商品などの展示が多くあったが、今回は見られず、アフリカ諸国が日本企業の現地進出を促すブースに変貌していた。焦点が明確になってきたと言える。前回までの文化紹介、お祭りなど派手さはなかった。あくまでもビジネスに徹している。一方、日本企業は前回と変わらずアフリカが必要とする商品・技術・インフラ整備などを展示していた。だが、おや?と思ったのは前回目に付いたアイテムが陰を潜めている。例えば緑化灌漑事業やマラリア蚊を防ぐ蚊やは利益がでない事業になっている。なぜならば、日本企業はアイデアをだし、現地化に苦労して立ち上がる。そうすると中国、インド企業が類似商品で製造拡販をしていく。日本としては知的財産が確立していないか、確立していてもお構いなしの国からの攻撃にはお手上げなのだ。ここから、アフリカと協調成長していくためには工業所有権など意識した独立した技術開発力を付けるための日本政策も必要だと感じた。

今回政府は2兆円規模の支援を約束したが、留学生など交流を含むソフト面もあるようだが、是非、産業育成面もあれば良いがと感じた。 中国は巨額の借款で港湾設備開発など実施しているが、産業がそれに伴っていないので、返済できず領土長期借用の形で進出している。借款はそれが目的であるが、歴史でみると長続きしない。

 アフリカに限らないが、容易に真似されるような機械・装置では通用しない。2番手にやられる。なので、真似をしようにもできない材料・素材のビジネスが有効だろうと思われる。国内企業でそれを展示PRする企業はなかった。申し訳ないが、明日儲かる商品。そして翌日にはひっくり返される商品。うーん。これに2兆円か???と長嘆息した。

 (横浜が会議開催のためのインフラ)

筆者はアフリカには行ったことがないが、魚や花卉ビジネスの商社と関係したこともあり、多少の知識はある。今回こられたアフリカの方々の服装は男女とも正装で気品がある方々。さぞ本国でもそれなりの上級国民であることは間違いがない。会議が終われば積極的に市内観光。不案内だろうと思い、幾つかご案内したが、できないこともあった。それはアフリカの言語でかなりを占めるフランス語となると、面食らった。彼ら彼女らが頼りにしているスマホはフランス語表示。発音を聴いても、文字を見ても、直ぐには分からない。しどろもどろで対応した。街の表示も英語・フランス語・スペイン語だけで良いのかも知れない。中文は略日本語で十分。彼らは日本の何でも興味を示したが、面白いのは電柱に貼られている表示。海抜*m 、住所、避難場所指示、宣伝パネルなど撫で回しながらワイワイ。当方の日頃の感覚との違いが分かり納得。電柱は都市風景を壊すとか、道路交通に邪魔とあって電柱地下埋設が進行中(極めて遅いが)であるが、進めば逆に殺風景になったとの声が聞こえそうだ。

 今回の会場となったパシフィコは展示場と大会議場からなる設備ではあるが、大会議場といえども今や世界規模の会議としては小さくなってしまった。展示場はお隣の東京ビックサイトが南ウイングを新設したこともあり、小規模展示場に成り下がってしまった。今回の会議も展示場を仕切って利用したが、いささか見栄えが良くない。そこで、パシフィコに隣接して北ウイング(名称はノース)を急遽建設中、かつホテルも建設中で来年オープン。あとは、どのような会議体を誘致するか民間出身の女性社長の腕に期待したい。

今回、展示場に入るにはQRコードを読み取り、ダウンロードして必要項目を記入して受付に渡す仕組みになっていた。スマホがないと入れない。筆者もやってみた。だが、、、、アクセスが集中するので次ぎの工程に行かないで立ち往生。結局、名刺だけ渡してなんとか対処してもらった。通信インフラの遅れが指摘される。新設設備が完成するころは5G元年。こちらも急ぐ必要がある。

 (観光都市横浜喫緊の話題)

横浜市政を揺らしている問題はIR(カジノ)誘致問題。反対の言い分は良くわかる。博打もどきで家庭崩壊や風紀の乱れは避けたいとの主張だ。

一方横浜の国際貿易港の地位は国内5位に転落(イメージでは2位だと思われているが)福岡や名古屋港の後塵を拝している。国内産業基地としての価値が低下しているから当然である。

幸なることに横浜と羽田は狭い海を挟んで目と鼻の先。羽田国際線ターミナルから外国人パスポートを持った客人だけ特別のボートで山下埠頭まで運び、日本人は参加できないようにすることで可能性はあるように考えるが如何か。

横浜の中心部に関内駅がある。 明治の貿易地域として“関”の“内側”の特定場所を指定し川を仕切りに関外(今の伊勢佐木町)の歓楽街と分離していた。通行するために吉田橋があり、山の上から外国人の振る舞いをチェックしていた。横浜には昔の知恵があるのだから有効に利用してはどうか。

また横浜から羽田には蒲田経由の面倒なアクセスよりは、長期的には直結アクセスを建設するぐらいの大きな構想が必要だと思うがどうだろう。

決断と分かれ目

今週に入り朝の温度が過ごしやすくなり、公園のセミの鳴き声も変わってきた。残り僅かな時を懸命に生きた証拠を残そうとしている。なんだか共感するところある。一方、街ではデパート、専門店からの特定顧客向けと称するバーゲンが始まった。秋物でも対象としているには10月からの消費税アップ対策がある。バーゲンは週を挟んで何度も開催。よほど落ち込みを気にしているのだ。

コンビニでは形式10%にするが、特定カード使用の場合は即値引きとする方針とあって、実質消費税は消費者への影響を小さくする工夫がなされている。 その他の業界も同様の対策があるとすれば消費者は良くても、税務署には10%を支払う業者の立場はどうなの? と長期的経営は大丈夫?と心配になる。 どこかの国のように企業の資金繰り→人員整理→失業者増加→社会不安 とならないようにだけはしたいものだ。 市場活性化・脱デフレ対策とあって銀行の日銀マイナス金利政策をまともに食らって人員整理、支店統合などは他人事ではない。

商品ライフが昔は30年説だった。今は10年すら怪しい。大企業もうかうかしていられない。 内部蓄積を大事に保管している時ではない。気がついたら出番のない札束になっていることもありうる。 スケールは小さい話題であるが、樹脂フィルム製造業が国内の最大の樹脂使用業界であった。一方、樹脂材料の製造プロセスは新触媒、溶剤を使わない環境対応プロセスに変換された。ただ、欠点があった。この新プロセス品はインフレーションフイルム(溶融樹脂を空気で膨らませるフィルム製造法の一つ)製造するときに、外観がおちつかず(ムラが発生)、溶融している樹脂が膨らむ前に腰砕けしてしまうトラブルが発生した。

フィルム業界は、こんな樹脂なんか使えないとして原料メーカーにクレームをつけた。原料メーカーはお客様は神様だとして、コストアップ覚悟で対策品を出した。

一方、インフレーションの装置メーカーは、これからの材料が新プロセスがメインになるなら、それにあう機械を作ることに方針をとった。結果、この装置は中国や東南アジアで採用され、それをしなかった日本の業界はあっという間に追いやられた。

新規装置に投資せず、材料メーカーに甘えて生きてきた業界の生きる道は行き止まりだった。レジ袋、プラ包装汎用製品の多くは輸入に切り替わった。今、リサイクルの声があがっているが、製造での利益を取った海外企業ではなく、日本では補助金(税金)をつかってリサイクル対策をしないといけない立場に追い込まれた。 国内インフレーションフィルムメーカーは紙袋にも押され気味で、材料メーカーに相談しているが、材料メーカーは軸足を汎用フィルム向けには既に置いていないので素っ気ない態度。ポートフォリオで言うところの第4象(撤退)に位置づけている。 高付加価値に資源・人材を有効に利用する方針に変更している。 ポリエステルフィルムでは液晶フィルムは手許に置くが、その他は同業他社に売却している事例がある。世界トップのPETフィルムメーカーだった三菱ケミカルでさえ規模メリットもはや無しと判断。帝人も東洋紡に売却した。東洋紡は汎用PETに付加価値を付ける技術開発を地道に取り組んできているだけに今後のお手並みが注目される。 三菱も帝人もメディカル、自動車など高付加価値分野に重点をおいている。

連続している日々において、今が進路変更のタイミングと推し量るのは容易でない。サラリーマン社長は任期中を大過なく過ごすことが社員雇用でも重要と意識している。簡単に非難することはできない。 これが創業者なら孫の代まで、次世代の芽を育てないといけないとの意識は強い。人の意見を腰を低くして聴いて電光石火の手を打つ。そんな経営者を筆者は複数知っており納得することがある。人材も財産として80歳以上の社員も雇用している。その人たちの腰は曲がっていない、明るい顔で仕事をされている。 知っている企業の一つはIOT機能充実の国内拡充を終え、これから海外に出るという。恐らく、言語は日本語のみ生活してきた人ばかり。 昔、日産が英国拠点を作ったときに社員選抜するにあたり「あなたは日本語が話せますか?」と人を喰った質問をしたことが有名。語学のみできても仕事は別では困る。

でも、現在はこの質問は有効となった。簡単な翻訳はポケットトークなるデバイスが登場している。また文書作成については統計機械翻訳からAI(ニューラル機械)翻訳になりスムーズになってきた。因みに、コスモサインはオフィスを移転した。この紹介記事を最近のGoogle翻訳に当てはめてみた。

【日本語】

コスモサイン合同会社はオフィスを川崎から品川へ引越をして、19日から営業を開始した。アクセスは五反田駅、不動前駅、そして戸越銀座駅から徒歩7分である。戸越銀座はユニークなお店が長さ200mに亘って多数あり、非常に活気がある庶民の街である。食べ歩きを楽しみにする人も多い。

【英文翻訳】

CosmoSyne LLC moved its office from Kawasaki to Shinagawa and started operations on the 19th. Access is a 7-minute walk from Gotanda Station, Fudomae Station, and Togoshi Ginza Station. Togoshi Ginza is a very lively town with many unique shops over a length of 200m. Many people look forward to eating around.

【中文】

CosmoSyne LLC将其办事处从川崎迁至品川,并于19日开始运营。

从五反田车站,不動前车站和戸越銀座车站步行7分钟即可到达.

戸越銀座是一个非常热闹的小镇,拥有许多独特的商店,长度超过200米。 很多人都期待着吃饭。

筆者はこの中文が正しいかどうか分からないので、これを英語に翻訳した。まぁ分からないことはないので通用するのだろう。 よほどのプロでないかぎり、語学マスター時間を外の案件に振り向けることができる。日本の底力をより発揮できる時がきた。

3Rと海マイクロプラ問題

古事記の弥都波能売神は水の神様である。読み方は「ミズノハメノオオカミ」。古来日本は水を清浄なものとして大事にしてきた。琵琶湖が界面活性剤で泡に埋め尽くされた時は素早く改良品を開発し、滋賀県も下水道設備改良を行った。 船舶衝突でオイルが流出するとオイルフェンスの素早い設置や油吸収不織布の投入回収、地域住民の献身的なボランティアで浄化してきた。例え外国船であっても、海鳥保護や海岸汚染浄化の奉仕的作業はなされ、賞賛されている。その大事な水であるが、海マイクロプラ問題が大きくクローズアップされてきた。

ことストロー代替やレジ袋の有料化の対策は超々微々たる効果しかないことは分かっている。もっと根本的なことを実行する必要がある。 それには官民及び消費者一体の意識改革と予算化を必要としている。

ゴミ収集車ボディの横には3Rの文字。消費者の多くは生ゴミ、プラ、ボトル、金属、ガラス、木製品など自治体により分類は異なるがキチンと実施している。また、不注意で混合してもマンションの管理業者さんが開封して分類し直すところもある。

だが、プラといっても透明な樹脂製であれば、同じプラとして袋詰めする。これはしょうが無いが、消費者の善意に対して申し訳ないが、再生リサイクルは困難である。

なぜならば、食品容器を例にあげれば透明で印刷していなくても、材質がポリエステル(PET)、ポリプロピレン(PP)及び延伸ポリスチレン(OPS)の3種類ある。単一素材の製品もあれば、多層製品もある。これらは見た目には分からない。

一時、廃棄物処理センターではベルトコンベアで流れる品物を赤外線分光装置で分類しそれぞれの製品毎に分別することをトライしたことがあった。でも測定速度が遅いことと分類インフラに費用がかかることから、トライに終わっているのではないだろうか(最近事情に疎いので間違いかもしれないが。)分別機械でなくてもハンディ赤外線装置で人が仕分けをトライしたことがあったが、その装置メーカーは倒産した。思いと現実のギャップがあった。

結局、材料メーカー 製品メーカー 回収メーカー が一体となった製品は分別し易く、再生し易い。例えばリースがメインの総合複写機などは国内でも大手が実施している。

筆者は15年前に3Rロードマップ2030作成に関係したことがあり、その後もウオッチしている。残念ながら景気と連動して3Rの動きはReduce(薄肉、軽量、省材料化)は進んだが、Reuse,Recycleは遅滞した。熱回収に頼ってきたのが正直なところ。

それでも、キチンとゴミ処分場に届けば吉。海ゴミ問題は、それ以前の問題。湘南鵠沼海岸を毎日出勤前に清掃している友人がいる。集めた廃棄物をFBで知らせてくる。バカにならないボリューム。 国民の環境意識に分布があることは分かっているが酷い状態だ(中には犯罪の臭いがする品物もある。こうなると警察の出番だが)。

国は先のG20大阪サミットで海洋プラスチックで日本が先進的役割を果たすとしてプラスチックごみの流出による海洋汚染が生じないよう(プラスチックゼロエミッション)をめざした方針を発表した。

マイクロプラスチック流出抑制対策

(2020年までにスクラブ製品のマイクロビーズ削減徹底)

ポイ捨て・不法投棄撲滅・適性処理

海岸漂着物等の回収処理

海洋ゴミ実態把握(モニタリング手法の高度化)

代替イノベーションの推進

筆者はこの最後の代替イノベーションの中身が問題だと考えている。

  • プラスチックスを木材由来材料に切り替えると需要と原生林伐採のバランスが崩れ、地球は丸裸になり、何の為の炭酸ガス問題なのか分からないこと、
  • さらに海水で生分解するプラスチックスは見かけ良さそうだが、魚が餌として間違ってマイクロビーズを食べかねないまでの時間はどうなのか? それに加え、海水もしくは魚の内臓内での分解物は生物循環系にどのような影響があるのか丁寧な説明が必要であること。

このような問題がある。

ここで、高校時代にフィラデルフィアで教鞭を執られていた方が臨時講師でこられ弁証法について教えて頂いたことを(ある人からのメールで)思い出した。弊衣破帽の雰囲気が微かに残る藩校の流れだけに「アウフヘーベン」。

プラスチックスは消費者の生活を豊かにしている(正)。海を汚染している原因はプラスチック由来のマイクロビーズである(反)。なので、プラスチックスを目くじらにするのではない解決法があるはずだ。それが***(合) の知恵をだすことを求められている。 ご一緒に***を考え、実行しょう。 例えば食品トレーの装飾印刷もしないで見栄えのよい商品にする知恵もあるだろう。過剰な印刷よりシンプルが受けるようなトレーデザインもあるだろう。

筆者も弥都波能売神への恩返しも含めて考えることにしよう。

 

粘着剤

コスモサインはHPのご案内にあるように川崎から品川にオフィスを移動。引越の準備中の忙しい時に事務所に行けば、受発注をしながら梱包作業を始めていた。引越は大変な非定常作業。それにも関わらず笑顔でサッサと実に小気味が良い。何か手伝うことありませんか?と聞けば、気遣いのできる人なので、入り口や郵便受けに貼ってあるパネルを剥がして欲しいと小さなお仕事をくれる。見れば頑丈に付いていて、粘着剤も3年経時劣化しており素直には剥がれそうにない。日頃ブログではサイエンスにいかにも見識があるように執筆している小生にとっては容易でないはずがない。と大見得を切りたいところだが、さて、どうしたモノかと思案。

 一般的に粘着は接着と違い、基材と反応はしないで、単にお互いの凸凹をアンカー(錨)としてファンデルワールス力(分子間力で水素結合や極性基同士の凝集力)で付着しているので、この極性基間の凝集力を外部から弱めるようにドライヤーで加熱するか親和性のある化合物を添加すれば粘着力は低下するはず。 外気温が35℃を示す条件でドライヤーで加熱しても、それほど効果は期待できないので、ここは化合物の添加でトライした。

 粘着剤も多種多様あるので、エイヤッと見当をつけるとポリイソブチレンに炭素数5~9の石油樹脂やプロセスオイルを配合しているだろうとして、イソブチレンやC5-C9石油樹脂に相溶性のある溶剤を利用した。 パネルはガラスに貼ってあるものと、金属に貼り合わせたモノがあるので、過激なものは使えない。 用いたのはリモネン。シール剥離剤、食器洗い洗剤などに入っているミカンの皮成分。 TVCMでソニーが発砲ポリスチレンをリモネンの液に浸漬するとたちまち溶解するシーンをみたことがあろうかと思いますが、ポリスチレンの溶解性パラメーターとリモネンのそれが近似していることから溶解。C5-C9 石油樹脂とも近いことから多分親和性があり粘度が低下して剥離するはずとして、作業に取りかかる。僅かな隙間から噴霧して5分おき、炭素繊維複合材料製のへらを差し込み、ゼムクリップや硬貨で隙間を徐々に広げ、3回噴霧したところ剥離に成功。やっていることは大した作業ではないが、何でも成功するとほっとする。

 接着と粘着は違う機構と上述したが、強度は接着が圧倒的に高いので自動車にも構造接着剤は利用されている。窓ガラスを枠に取り付ける場合など多く利用されている。塗装も金属ボディの上への塗料を接着させている。 塗膜の固さ、光沢、防錆は長期的使用に耐えチッピングも最少にする柔軟性も合わせもつ。問題は基材との反応だけに、高温処理や硬化するまでの誘導時間が長い。

それに対して粘着は誘導時間がほぼゼロ。貼り合わせた瞬間からある程度の強度を有する。デコレーション電車などは塗装しないで粘着シートの貼り合わせで期間限定さえ持てばよく、長寿を要望されないなら、塗装をしないで済ますのは合理的である。

40年程前の輸出車にはワックスがボディーに塗布されていたが、米国で陸揚げするとワックスを除去するための(たしかヘキサン)溶剤洗浄噴霧が公害問題と指摘されてから、薄いポリエチレンに粘着剤を塗布したものをボディに添付するようになった。これも剥離後の外観に影響しないよう工夫されていた。

粘着剤は身近なもので、ポストイット、包装用粘着テープ(OPP、紙、布)、医療用テープ(不織布)などあるが、ビルの防水剤も粘着剤の一種と非常に幅広い。それ故、原料の種類、原料の組成、分子量、固体粘弾性、非常に多くの要因がからみ、物性も濡れ、硬度(針針入度)、押込み強さ、針を侵入したあとで戻る時間パターン、粘度の温度プロファイル。。。。実際、粘着剤に少しでも取り組んだ研究者は蟻地獄に引きずり込まれそうになるのを踏ん張る強く粘り強い意識を要求される。実験結果を表現するにはXYZの3軸では足らない。こちらを立てればあちらが立たず的なことが多い。非常に複雑で簡単に技能が伝承できないのが実情だ。 半導体のウエハーをカットして次の工程に移動する際い使用するテープも生産できる会社は限定される。そう簡単には解明できない。特許では分からない秘密のパッケージのようだと思われる。

 一方で天然には粘着させない植物がある。蓮である。横浜三渓園の早朝に蓮を見に行った。蓮の表面にはナノオーダーの凸があり蓮の表面の水分が接触角が小さく丸まっている。 ご夫婦で来園された方が、ほら、これがプリンが付かない理由なんだよと奥様に教えておられた。もっと早く気がつけば俺も金持ちになれたかなぁ?と笑いながら冗談を。そう、東洋アルミがヨーグルト容器の蓋にこれを採用して以来、慶応義塾の白鳥教授がさらに拡大されていますねと相づち。お互い撥水性ならぬ撥金性ですねと大笑い。

話を戻して粘着と剥離の両面を生かすシートを作るヒントがあるように感じた。

交渉合意の根底にあるものは

ブログには政治問題は取り上げないことにしている。科学技術開発は正直に愚直だけど向き合う姿勢が重要で、その軸は外部環境の変化があろうがぶれない。

それにしても外野が騒々しい。ホワイト、キャッチオールを知らないと世捨て人と思われかねない。それは困る。 冷静に眺めればホワイトが非ホワイトになろうが、グループBなので実態は変わらないのに大騒ぎ。キャッチオールは民生品が先端技術を利用しているだけに、軍事転用される危険がある。それをみるだけ。日本のマスコミの国語読解力が低く正確に報道していないことと、それを機化として利用して騒ぐことが目的の両面がありそうだ。

小生の考える交渉ごとのキイーワードは国語の読解力、論理力(数学や経済も国語がベース)と行間を読む心情の重なり。

 2018年の今頃はTPP交渉が山場を迎え、交渉担当大臣甘利さんの憔悴しきる姿が印象的だった。合意を取り付けるのは大変なのだ。参加国同士の最終的な関税撤廃を目指すことで世界の経済規模の13.2%を占める経済圏が成立した。EUの21%から比べると小さいが、タイ、インドネシアも参加希望していることと、欧州とのEPA協定を加えると全体の40%と大変な経済圏が成立しつつある。ここで思い起こしたのがK国。米国との2国間協定FTAがあるから参加不要としていたが、後追いでも認可は当然としてTPPに参加する姿勢であった。でも、今日現在はどうか? 政治的コメントはしないがただ一つ、チャンスは「あとで」はダメなのが普通。

松下幸之助さんが誰でも人生のチャンスは少なくとも3度ある。と言われた、それに気づくかそうでないか、それが人生を決めると言われた。そのチャンスのセンサーは、いろんな縁が交錯するときの反応熱を感じるか否かだと筆者は考えている。コスモサインは8月から創業4期目を迎え、手狭になった川崎の事務所から品川に引っ越しを予定している。これもひとえに皆様のご縁が発する情熱を頂いたと思い感謝する次第。

 さて、“合意”には理屈と心情の国語力がポイント。理屈は国語がベースであるが、心情親和性は言語にある。中国とは体制は異なるものの、漢字文化は過去・現在も継続している。ベトナムも漢字文化圏。中国は日本発祥の漢字1000語が導入されている。特に近代・現代を表現するには先に先進国となった日本で利用されている漢字が採用されている。多くの中国人もそれが日本語とは意識しない程に馴染んでいるとのこと。漢字には意味を理論的に構築することで成立する。

余談だが84日は語呂合わせで帽子の日。巾は布を表現。目の上に日(覆うモノ)を乗せるところから頭に被る帽子を意味する。直ぐに分からなくても、一回でも聞けば、巾が布なら巾着袋も布巾そうか、第一布の中に巾がある。。。と展開することが可能だ。

このように、漢字をみれば大凡の概念が理解し易い。日本を訪れるお客様に対して、電車や駅構内案内は日本語、英語、中国語、ハングルの順で表示されるが、中国語を見ても表示が不要なくらい似ている。

ご参考までに、中国語の中の日本語
陳生保(Chen Sheng Bao) 上海外国語大学教授 (原文のまま) 転載する。

一、修飾語+被修飾語   
 (1) 形容詞+名詞
人権 金庫 特権 哲学 表像 美学 背景 化石 戦線 環境 芸術 医学
入場券 下水道公証人 分類表 低能児   
 (2) 副詞+動詞
互恵 独占 交流 高圧 特許 否定 肯定 表決 歓送 仲裁 妄想 見習
假釈 假死 假設  
二、同義語の複合
解放 供給 説明 方法 共同 主義 階級 公開 共和 希望 法律 活動 命令
知識 総合 説教 教授 解剖 闘争  
三、動詞+客語
断交 脱党 動員 失踪 投票 休戦 作戦 投資 投機 抗議 規範 動議 処刑  
四、上述の語による複合語
社会主義 自由主義 治外法権 土木工程 工芸美術 自然科学 自然淘汰
攻守同盟 防空演習 政治経済学 唯物史観 動脈硬化 神経衰弱 財団法人 国際公法 最俊通牒 経済恐慌

「共産党 幹部 指導 社会主義 市場 経済」の言葉がまさか日本から中国に導入されたとは予想外。毛沢東も進んで導入を図ったとのこと。新しい体制を表現する言葉が昔の漢字の中には見いだせなかったのだろう。 このリストをみると思わず「へえ~?」だ。

 合意ポイントのもう一つは“心情”  日本の肩を持つわけではないが、アクションすればリアクションがあるのは力学の基本。日露戦争は世界が予想だにしなかった明治政府が勝利してしまった。その時の欧州の驚きは幾ばくか、想像もできなかったと思うが、考えてみれば識字率は江戸時代で既に90%を超え、鉄砲の精度は欧州のそれより優秀とあれば、不思議ではない。が、俄然、パワーを貰ったのは植民支配されていたアジア諸国。やればできる! 黄禍論ベースの包囲網のなか、第二次大戦をしてしまったのは(もう少し冷静になればよかったと反省はすれど)問題だったが、植民地を解放したことは事実。その恩に対して共同して繁栄しようと盛り上げる気分になるのはあると思う。豪州もアジア圏で生きることを覚悟し、戦後ノックダウン生産や畜産で潤ったこともあり参加。同床異夢なしとは言わないが互恵発展には必要な心情だろう。

 技術開発には“トウダイ効果”の言葉がある。東大ではなく“灯台”である。 誰かが未踏の分野に挑戦しなんだかんだ苦労して開発に成功した。となると、その開発は“可能であるとなり、安全航路の”灯台になる”そこまで船(この場合会社)は安全に運行できるのだ! 要するに2番手戦術である。 以前は米国が灯台になり、日本は安全航路、今の日本は灯台なき海図を探りながら新しい灯台を作ろうと懸命になっている。 中国や韓国の経済成長は後追い環境の中で達成したが、現在は停滞しているのは同じ壁にぶつかっているとも言える。

日本は基本的体力は以前ほどないが、TPPには知的財産が大きなウエートを占めている。 新しい灯台を作るには仲間とシェアしながら進めめるのもありと思われる。

イメージ同調バイアス

夏休みになると技術者OBが各地で夏休みの科学講座を開催している。簡単な実験装置やもの作り教室も開催している。継続して行うには、相当の幅広い知識と友人ネットワークをもち、実際に身近な材料で作ることをやってきた人が輝きだす。会食しながら明日の準備は。。なんて70歳を超える博士が子供のようにはしゃぐ様は実に微笑ましい。酒量が進むと光の直進性とブラックホールとの関係を教える方法を言って見ろ!と絡んでくる。だが、これもご愛嬌。相当のエネルギーを消耗するようだが辞められない。

 近くの図書館には夏休みの参考図書や、司書が作成したのであろう食品の甘味料、栄養素など一目で分かるようにパネルを作成。感心したのでパチリ。

このパネルでは食品中の砂糖の量が分かるように代表的食品にシュガースティックの本数で表示。なかなか上手な表現だ。でも同じ甘味でも砂糖とは違うのもあることも言わないと誤解される。ご飯を抜いてダイエットならぬ栄養失調にならないようにパネルも併設してあり、ここの図書館は面白い。(横浜市立図書館)

 

砂糖の取り過ぎもさることながら塩分の取り過ぎが影響が大きい。当然、疑う余地はない。薄味の料理が好ましいイメージがある。当然だ。高い塩分は高血圧、胃がんと病名を挙げるまでもない。

ところがである。嘘かマコトか高塩分食が、癌の免疫において重要な役割をもつ免疫細胞の機能を変化させ、腫瘍の増殖を抑えたとのマウス実験ではあるが報告されている。骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)は外の免疫細胞が癌を攻撃するのを妨害しているのに対して、高濃度塩分はMDSCを変化させることで、妨害しないようになるとの機作を推定している。疫学的見地からは長野県は長寿で塩分摂取量は他の地域より高いことも一因あるのか?とも。 しかし胃がんは実際関係するし、、、と。謎は深まるが、傍証から一歩進んで更なる解明が待たれる。塩分はダメのイメージ一新になるか。 

 過去、珈琲の飲み過ぎは健康に悪いとされてきた。ブラックで飲むと胃に悪そうなイメージがあったが、最近はむしろ5~6杯が好ましいとは。

TVの健康番組でも放送頻度が高い。でも明確な理由を知らない。フィンランドなど北欧ではスカンジナビア淹れ方があって、豆を挽いて煮出汁を飲むため油脂成分が多く抽出される。だからコレステロールが蓄積するのでダメだとの説が珈琲悪玉説とも言われたが、これも世界中の淹れ方でみると、コレステロールとは関係なさそうだ。因みに筆者が購入している豆屋さんの教えによれば、粉砕した粉にお湯を注ぐときは初留は捨てて下さい。少し蒸れた成分が美味しいのでゆっくり抽出して下さいとのこと。本当ならカフェイン濃度やテルペンの量などで決めて欲しいものだ。テルペンは抗菌性があり朝鮮人参にも入っていると聞けば、そりゃぁ健康によさげだとの言う評論家がいそうだ。

 

紙は環境に良い。当然だ。最近はユニクロも紙袋に切り替えた。プラはダメだ。反プラの流れは522日のブログにも書いた。企業イメージは反プラ。でも本当に環境に良いのか?

昔、といっても戦前の朝鮮半島の山の色は赤茶けた土色。教科書で写真を見た。エネルギー源が木材であり、伐採したが植林をせずになすがままの状態だった。日本併合して政府がまずやったのは植林。森がないと雨は直接土を膨潤させ流出させる。森があれば、一旦植物が受け止め、濾過して軟水を提供してくれる。栄養にとんだ水は海に注ぎ海藻や漁場を豊かにさせる。 その森を伐採し、植林したところで、直ぐに回復はしない。その間に土壌は荒れる。その結果がでるころには、今、紙を採用した企業の人は誰もいない。後年、こんな地球にしたのは誰だ!!と騒いでも手遅れ。反プラはイメージの罪つくりなのだ。

 因みに、自動車の体積分率でいえば80%以上はプラスチックス。重量分率では20%。それだけ軽量化を通じて環境に貢献している。プラスチックスなきクルマをイメージすると、ほとんど金属の骨格だけでタイヤすらない。タイヤも石油由来のゴム(架橋処理したプラスチックスの範疇)。骨格を炭素繊維複合材で製造すれば、同じ機械的強度を得るには現状の20%で済む(80%の軽量化)。実際、航空機のボディに応用されている。

クルマを持たない人が増えている。でもスマホは必需品。ではスマホの材料は? もうお分かりのように、これまた基板、パネル、ハウジングなどプラスチックスなのだ。

イメージの前に、現実を見てから知恵を絞る。

単純イメージの付和雷同・同調バイアスは最も危険だ。

電車ホームドアQRコード

電車ドアの両サイドに立っているドアマンはただでさえ邪魔なのに、スマホをのぞき込んでいると、降りる人はそれを避けながら降りるので余計に邪魔。気の利かない人に対して、何故降りる人が気を遣わないといけないのか? 一生懸命にスマホで情報をとって勉強しているのならまだ許せるが、多くはゲーム。 

昨日、スマホを切り替えた。今までの携帯の経歴を踏まえてメニューを選択する段になって店員がややオーバーな表現だが絶句、「あなたはこの1年携帯インターネット使用は毎月ゼロに近い。珍しい!」。 それもそのはず電話、メール、Lineだけ。地図を見ながら目的地に向かって歩くことはしない。大凡の住所が分かれば行き着ける。つい最近までクルマのナビは不要でも不便を感じたことはない。

第一、頭が退化するではないかと世の中に独りで反旗を翻しているようで、みっともないか。家族の反対にあってナビが標準実装されたクルマを購入したものの、反対した家族は運転せず、もっぱら運転者は筆者のアッシー君とあってナビは無用。これもみっともないか。

 面白いスタンプが送られてくると、そのセンスに感心して微笑むのはスタンプだけの理由ではなく、送ろうとしている人の心情に触れて微笑む。分かっているがコミニュケーションは人と人強いては社会における潤滑剤。

 さて、話の前置きが長くなった。電車のドアには「引き込まれない注意書きや、小さな広告が貼り付けてある。ところが、京急電車のドアにはQRコードが貼附されている。まぁ。読み込めばWEBに飛んで多分広告・宣伝だろうと思っていたが、これが大違い。仕組みはホームドアの開閉を制御するためである。(ものづくり7月号に記事あり)

 電車がホームに滑り込んでくるとホームの上部にあるカメラから、車両の種類、6両か10両かの車両編成、ドアの数を読み取り、ホームドアを開閉する仕組みである。 車両の長さに応じて閉じたままのホームドアもでてくる。 京急は3ドアが一般だが、快特は2ドアなので、この車両が到着すると車両中央部のホームドアは作動しない。

 ホームドアと電車のドアは若干の時間差で開閉するが、車掌が電車のドアを開閉すると無線でホームドアが開閉するような仕組みにはなっているものがある外、それぞれを車掌が作動させることもあり、乗降客安全確認第一の車掌にとってはドア作業は負担になっている。

浅草線新橋駅から順次セットアップするとのこと。ただ浅草線新橋には都営地下鉄、京急、京成、北総などは相互乗り入れになっているで、各社対応するようだ。

凄いと思ったのは、電車ドアの前には人混みがあるのでQRコード読み取り不良になるだろうと思いきや、30%~50%程見えれば適用可能とのこと。またスマホでQRコード読み取り時はピントを合わせる必要があるが、電車は多少停車位置がずれる。どんな仕組みなのか面白い。カメラの数は3台あるところがミソか。

 人の話を半分だけ聞いてアクションを起こし失敗することが多々あるだけに、電車のQRコードに感心するのはみっともないか。それとも微笑ましいと思ってくれるのか、それは日頃の可愛さにもよるか。 でも、家族に指摘されたのは、とっくの昔に知っている。You tubeでも見たと。あっ、更にみっともない。

発泡PS利用橋梁と構造弾性体

発泡ポリスチレン。白く、軽くて、断熱があり、食品トレー・家電包装ブロックや魚箱などお馴染みである。カップ麺に熱いお湯を注いでも手に持てるのは発泡(熱伝導が低い空気)の為である。季節がら倉庫から扇風機を箱から取り出すときに発泡ポリスチのブロックを急いで外すが、仕舞う段になるとハテ?と戸惑い、ナルホド!と感心する。作った人の知恵に感心する。

建築の断熱ボードでは大型サイズの発泡体を目にすることがあるが、機械的強度は期待していない。 記憶は定かではないが30年ほど前、BASFが発泡スチロールを道路に敷き詰めることを紹介したことがあった。日本なら山があるから、土砂に不足はないが、平地の欧州では発泡体を考えるのだろうなぁと勝手な解釈をしていた。その後、日本でも急斜面の盛り土に発泡スチロールのブロックを積み上げる工法が取り入れられた。そのブロックサイズは大きくはない。製造装置の問題、ニーズ、空気を運ぶ物流コストなど要因もあり限度があるのだろう。。。。。と考えていた。

今回の用途展開には本当に驚いた。 福岡県で埋め立てたアイランドシティから既設路線まで結ぶ橋に発泡ポリスチレンが埋設型枠として採用された。海の上に橋脚をいくつも設置すると、それだけで費用がかかる。橋脚の数を減らすと橋脚間の距離をが長くなり、中間で撓む。その為に鉄筋や高張力鋼板などを多く使用しないといけない。これも費用がかかる。

 これを発泡スチロールの超大型ブロックの上下に鉄筋をセットしてコンクリートで固めることで軽くて、高剛性、費用のバランスの取れた工法が採用された。断面が野球のホームベースで1.8m高さのブロックを4車線敷き詰めた。(写真参照) これにより橋脚の支店間距離を40mとすることができたとある。従来工法では20m~30m。

あのカップ麺の発泡ポリスチレンが補修が簡単ではない橋に採用されるとは思ってもいなかった。鉄筋接合時にバーナーの火花が飛んでも燃えないように材料には工夫がされているが、工事関係者も相当気を遣ったようである。

 曲げ撓み(たわみ変形)は製品の肉厚と強く関係する。肉厚を2倍にすると製品の剛性は3乗の8倍になる。だが素材そのものの剛性が発泡体のように低い場合は8倍になっても橋に利用できるような強度はない。そこで、表層と下層に弾性率の高い材料をサンドイッチするとどうなるか、サンドイッチされた(この場合発泡ポリスチレン)あんこの厚みが寄与して、見かけ上の弾性率が高くなる。

筆者の別の研究では鉄の高い弾性率は60~170GPaに対して航空機に利用されている炭素繊維複合材は80GPa 比重が鉄より1/8軽いこともあり、炭素繊維複合材料は軽量化のエース材料となっている。筆者は炭素繊維複合材よりは弾性率が20GPaと低いが成形性やコスト的に有意な製品を作るべくある製品に炭素繊維複合材料を僅かサンドイッチの上下にもってくることで40~50GPaを達成することができた。炭素繊維複合剤の肉厚より、厚くはなるが、十分使用可能範囲の素型材である。

数字では分かり難いので普通のプラスチックを紹介すると、ポリエチレンでは1.5GPa 、ポリプロピレン 1.8GPa, ポリカーボネート2.3GPa 程度なので、炭素繊維複合材料の80GPaや筆者の素材40~50GPaはトンデモなく高く、比重を考慮すると金属を超えていることから、金属と同じ剛性を得るための製品重量としては炭素繊維複合材では20%で、筆者の材料においても30%の重量となる。80~70%の重量削減ができる。

 職業柄、お菓子や菓子パン、サンドイッチをみると。省材料で美味いなぁと感じさせる複合体があるとしたらどうだろうなんて考えてしまう食いしん坊の顔が出てしまう。(笑)