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活動開始のCUE

会社で高名を得た人が起業するケースをよく見聞きする。その理由の一つが「暇対策」だとか。なんとなく分かる。暇対策でもし雇用された人がいたら気の毒かも。近くの図書館、公園、ショッピンモールを目的があるのかわからない行動をしているシニア層が多い。TVをつければ若返り体操とかで、スクワットを僅か20回で、、、、、腕の上げ下ろしを10回、、、、グッパァ運動を・・・などTV画面を見ると、その時は試してみる。だが、3日続いたことはない。一人では継続は困難だ。

ジムの会員になって会員同士が頑張っているのをみると刺激を受ける。そのためにジムがあるのだろう。通ったことはないが、勧誘を受けて入口まで行って覗いたことはある。ランニング、筋力トレーニングなど目標まで頑張っているのは悪くない。背筋がシャキと伸びて脚はいかにも鍛えられているシニア層をみると、勿体無いから今からでも働いて・働いて・働いたら良いのにと余計なお世話。若返ったとしてやる事がないとジム通いが目的の一つとして、かつ、楽しみになるのだろう。悪くはない。心身相関は本人にも家族にも良い影響を与えるからだ。

 3日未満坊主に対してだろうか「運動を毎日続けるには 日常生活動作をCUEにしようとする運動があることを知った。 国立長寿医療研究センター2025/12/25リリース

決まったキッカケで運動をする。日常生活動作を CUE(合図・きっかけ)にして、その前後に運動を行う方法の具体的には、「歯磨き」の前後にスクワットを行う、「掃除」の前後に腹筋運動を行う、「洗濯」の前後に屈伸運動を行うなど、日常の生活動作に簡単な運動を組み合わせる方法です(図1)。

CUE(合図・きっかけ)として用いる生活動作は、「歯磨き」以外にも、「着替え」、「整容」、「家事」、「食事」、「トイレ」、「コーヒーを入れる」といった日常のあらゆる生活動作が対象になります。 とのこと。

仕事面ではこれからAIに負けないために新規発想を着想するためのCUEが必要だろうし、芸術家においては昔の作風を追い求める以外に最近〜未来の風景を描き切るための感性を醸成する必要があるが、それがダラダラと続く日常では、それらができるかと言われると困難だろう。

最近 日本でもクリエイティブを業務とする会社で昼寝を設けるところが出てきた。米国では坐禅も組み込まれているように、どこかで切り替える仕組みがある。

次の表にサラリーマン、芸術家、スポーツ選手のCU EのAI回答を示すが、

 

 

 

 

小生はサラリーマンにとって制服がCUEになるのではないかと思う。 発想が同一化するとかの批判は予想されるが、通勤服から着替えた瞬間にCUEが入る経験を人は多いだろう。

小生にとってのCUEはなんだろうか? 朝起きた時に小さな箒で部屋を掃くことかなぁ。掃除機では取れない角・隅にある埃を集める、ドアの下部を拭けると気持ちがスッキリ。ついで机、床の雑巾掛け。そしてパソコンを開ける。なんのことは小学校で今から勉強するぞ!の日本人に埋め込まれたCUEチップだった。

家電の多くは主婦の仕事の軽減化。その反面 身体を動かす頻度は減少した。小学生の頃に戻って掃除、拭き掃除をすると意外にジム的肉体運動であることが分かる。ジム経営者にお叱りを受けそうだが。

食後血糖値抑制に飽和脂肪酸?

トランス飽和脂肪酸は悪玉で不飽和脂肪酸を摂るよう注意され耳タコ状態。「マーガリンは大豆油(オメガ6)オレイン酸(オメガ5)が原料で(オメガの数値だけ分子内に不飽和二重結合があり、水素を部分反応させると二重結合部分が飽和となりトランス脂肪酸となる。液体の大豆油がこの処理をすると半固定化。だからトランスが悪玉としてバターを厚遇してきた。家族がマーガリンをパンに塗っているとバターにしなさいと注意された。どこのご家庭でも似たような風景があった。2026年になっても一旦染み込んだ“常識”はなかなか修正できない。だが、マーガリンの箱を目にした時になんだか違和感が「トランス飽和脂肪酸濃度<0.5g/100g」と記載されているではないか。これには驚いた。

食品業界ではトランス飽和脂肪酸を少なくするために、エステル交換反応を利用しているとのこと。もっと早く言ってよ!とどこかのCMを思い出した。

 食油メーカーとしてはトランス脂肪酸減少に努力しているのに、世間は理解していないと考えたのであろうか、千葉大、島根大とミリスチン酸が健康に良い点を探った結果、「ミリスチン酸のヒト食後血糖値上昇に対する抑制効果を初実証」を発表(2025.12.25)

要旨を引用するとこれまで飽和脂肪酸は悪玉で、その過剰摂取は避けるべきとされていましたが、飽和脂肪酸の一種であるミリスチン酸は、少量であればヒト食後血糖値の低下という善玉効果があることが、今回の研究結果により示されました。ミリスチン酸の適切な摂取が健康維持に役立つことが期待されます。」

今回、少量のミリスチン酸(970 mg)を継続して摂取することで、ヒトの食後血糖値の上昇が有意に低下(約 20%低下)することを実証しました。従来、飽和脂肪酸は悪玉で過剰摂取は避けるべきとされていましたが、少量のミリスチン酸を摂取することで食後血糖値を下げることができ、2 型糖尿病発症や糖化に関連するリスク因子を軽減できる可能性があることが、本研究で示されました。

 

ミリスチン酸の分子構造

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食品のトランス脂肪酸濃度とミリスチン酸濃度をまとめた

 

ざっくりの結論は家庭用マーガリンなどにおけるミリスチン酸の含有量は、以前よりも現在トランス脂肪酸を減らす代わりに、ミリスチン酸やパルミチン酸といった「飽和脂肪酸」の比率が相対的に高くなった。

不飽和脂肪酸とのバランス: 飽和脂肪酸(ミリスチン酸含む)が増えたとしても、バターに比べれば依然として不飽和脂肪酸(体に良い脂)の含有量が多く、全体としては心疾患リスクが低いと評価される。

恥ずかしながら自分の行動を見ると。スーパーで商品を手に取る優先順位は価格、昔ながらの情報、おまけに割引シールの有無、有効期限。 知らない新商品は成分を見ることあるがレアケース。知らないところでメーカーは努力しているのだと。長い間無知なる偏見をマーガリンに持っていた。申し訳ない。学校給食で出された四角に包装されたあの記憶が今でも継続していたことに反省。新しい情報が正しいとは限らないが、古い情報を選別して更新すべき情報は置き換えていくことが重要だと感じた。

AI・ゆく年・くる年

パソコンはおろかスマホでも機能の1/100しか利用できない我が身にでさえ、2025年は容赦無くAI怒涛の波が来た年だった。

秋の横浜山下公園での区民祭において弁護士協会のパンフを見て驚いた。そこには「何か問題があれば、誰に相談しますか?」の設問があり、弁護士・家族・AIにチェック。弁護士が今後来るAI波動を受けているなと感じた。弁護士の項以外にチェック。それでも抽選で結構高価な景品を頂いた。そのほかに行政書士、医者、歯科医のブースもあり従来の受け身的な姿勢に対して今後AI登場により何らかのプラスする必要性があると感じた。

その我が身においてAIを活用しているかと問われれば

1)調査検索  AIの範囲は当方の専門外の知らない領域からでも引用してくることに驚いた。ただエビデンスを開示しないので、面倒な作業が必要。当方の専門領域においては、そこそこやるなぁ〜の印象。専門外での調査検索においては知らなかった。抜け防止には非常に有用だと感じた

2)複雑な文献・情報の要約と複数情報の比較整理

3)イラスト・動画の作成 パワーポイントではアニメ、漫画、写真、動画が有効。それに対して高齢大学教官の発表資料は文字・文字・文字。現代においては読み解くコスパに劣ると一笑に付されかねない。

それがAIを利用すると見事に文章の意図を整理してイラスト・動画に変換。小生は2025年の後半にGemini3の能力がアップしたことで利用を始めた。

以上、2025年はAIが「便利なツール」から「社会のOS(基盤)」へと変貌する転換点を目撃したとも言える。2026年以降、この傾向はさらに加速し、AIを使いこなすか否かの差は単なる「スキルの差」ではなく、「生存戦略の決定的な分岐点」となることが言われている。

2026年以降の社会の姿は「AIエージェント」と「物理的AI」の融合と言われている。2026年からはAIが画面の中だけでなく、現実世界の物理的な作業や複雑な自律判断を担うようになる。AIエージェントとは複雑な多岐にわたるプロジェクトを自律的に制御・完遂する。外部との交渉までAI連携がある。すでに大企業同士のAIエージェント契約が報道されている。

事務処理  経理・決算処理、 翻訳・通訳 進捗管理は合理化される。中間管理職は今でも立場が危ういがAIにはできない「新規ビジネスのネタ・実現力」が求められるだろう

物理的AIは次世代ロボットで建設、介護、看護などで活動する姿が予想される。

小学生からプログラミングの学習を開始しているが、本当に必要か?コーダー(仕様書通りに書く人): AIが自律的にデバッグし、コードを生成するため、プログラミング言語を覚えているだけのエンジニアは不要。求められるのは「システム全体の設計(アーキテクチャ)」を考える力と言われている。

これから就学する人、大学院を卒業し社会で出られる人は従来の(知識量&質が優位である)方程式が通用しないことを覚悟することが必要だろう。それを生き残るには AIの欠点を攻めること。 それには

  • AIは失敗例を集めることはできない。失敗は成功の素は今でも通用する
  • AIは論理。 非論理(直感)(情感を汲み取る力)が勝負を決める
  • AIを部下扱いにしてAIが失敗しても責任を取る姿勢

以上のまとめをAIグラフィックに描いたところ次の図となった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラストの構成解説:

  • 左側(2025年:高度なツール) AIが「最高の助手」として完成された姿。人間が主体となり、AIを駆使して複雑な業務を効率化している様子を描いている。
  • 右側(2026年以降:社会のOS) AIが画面を飛び出し、自律的なエージェントとして街やプロジェクトを動かしている姿。フィジカルAI(ロボット)との融合や、人間が「AIを束ねる指揮官」として活動する未来像を表現。

横浜の除夜の鐘は船舶からの汽笛。2026年に向けて我々も出航!

熱中症死亡者数の増加予想

四季の日本は今や夏・冬のみになった感がある。国立環境研究所と東京大学は長期的な暑熱適応の効果を見込んでも気候変動と超高齢社会により21世紀半ばに向けて熱中症死亡者数が増加すると発表 2025.11.17

要旨は気候変動、人口動態(超高齢社会)、および長期的な暑熱適応を考慮した、熱中症死亡者数の将来予測手法を開発。

  • 死亡者数の増加: 長期的な暑熱適応を考慮したとしても、21世紀半ば(2031〜2050年)の熱中症死亡者数は、基準期間(1995〜2014年)と比べて1.6倍に増加 。
  • 高齢者への影響: 65歳以上の世代では、暑熱適応を考慮した場合でも死亡者数が1.8倍に増加すると予測。

気象庁の今年の夏の猛暑・酷暑データをチェック。今や全国で猛暑・酷暑が発生しているのは体感として理解できる。

 

 

 

 

 

 

 

この文献では来る気候変動にして「暑熱適用が必要です」とまとめられている。

我々は具体的な暑熱適用の情報収集や開発をする必要(ビジネスチャンス)。 まず生理学的要因: 身体が暑さに慣れること(暑熱順化など)。呑気なことを言うな!慣れる前に高齢者は別世界に行ってしまうではないかと言われそう。

生理学的要因には生まれた時の環境が大きく影響する。これから正月恒例の箱根駅伝があるが、アフリカからの留学生の身体的特徴を見ると身体的暑熱対応がわかる。

1.手足が長く、細身の体型(長四肢型)は、体重(熱を作る量)に対して表面積が大きく発汗量が多い。

2 熱帯の人々は放熱に特化した形状。

3 汗腺の数は遺伝だけでなく、生後2〜3年間の環境によって能動汗腺数は決定。

と言うことで、せいぜい日本人ができることは肥満対策程度しかない。

次に、物理的な暑熱対応をピックアップする。

1 衣料

海外でも有名になったエアーポンプ付きウエアラブル・テクノロジーの次世代版として例示されるのが

・ペルチェ素子(電流を流すと熱を移動させる部品)を利用し、外気温から最大マイナス20℃の冷却を可能にする小型デバイスが出始めた。今後サラリーマンとしても利用できるデザイン衣料になるだろう。

・人工汗腺」機能付きスマートウェア:布地に「人工汗腺」のような水分排出システムや、液体の分布を制御するルートを組み込み、汗の蒸発効率を極限まで高めたハイテク衣服が研究開発されている。

また、センサーで水分量や心拍をモニターし、AIが最適なタイミングで冷却を開始する「自律型冷却ウェア」も登場。

2 遮熱塗料  建物は20年前から実施されているが、なんと靴への塗料も登場

3 インフラ整備

シニア層 年金頼りの高齢者はエアコンを利用しないで我慢するケースが多い。電力料金の引き下げそのための(新電力システム、ペロブスカイト、モジュール小型原電、核融合、宇宙からの送電)なの政策推進が必要になる。

AIの進展もあり、どのみち電力は現在の3倍の需要量があることから、取り組まざるを得ないだろう。これらの方針実現に汗をかくのなら良い汗と言える。

受動喫煙と小児の肥満vs. γ-オリザノール効果

朝の児童通学路にいつもの80歳以上らしき高齢者が立っている。子供の安全を見守っているのだろうと思いきや、そこがお決まりの喫煙場所。副流煙の中を子供が足早にかけていく。通勤する女性は道路の反対側に変更する。健康はもちろん髪や衣装がニコチンで汚染されるのは許さないのだろう。不潔と思える高齢者の吐く空気を吸うのはそれ以上に拒否感が強い。家族連れで行楽地に向かう中に幼児を抱っこしながら喫煙する親も時々見かける。ニコチンは道徳・倫理・マナー・家族愛を麻痺させる化合物であることは疑う必要がない。

先日のJST科学技術振興機構)新技術説明会で福島県立医科大が受動喫煙に起因する小児肥満の予防又は治療剤と称する発表があった。

タイムリーで説得力のある発表。資料の一部を引用。

 

 

 

 

 

 

 

 

流石にこの図はショック。治療剤としてγ―オリザノールを挙げ、マウス実験を試みている。

 

 

 

 

 

 

 

発表ではγオリザノールの肥満機作を明らかにし有効な製薬や食品の開発を目指す計画があった。ただ、小児の肥満はその後の高血圧、糖尿病、高脂症などの原因になるだけに 今 対応できる範囲で実行するのが好ましいのは言うまでもない。

そこで、γオリザノールといえば直ぐ思い出すのが米油、玄米、米糠。調べてみると 米油:米糠から抽出。γオリザノール0.2~0.5%含有。加熱に強く酸化しにくい特徴

米糠:玄米精米時の種皮や胚成分。糠漬けに利用。昔は床磨きに利用したことをわずかに記憶。“糟糠の妻”は病気知らず??

玄米のほか五穀米にも含まれている。詳しくは農研機構の資料を参照して下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

代表的なものをピックアップして紹介。γオリザノール含有量(mg/100g)

玄米 35  , 白米 2.4.  全粒大麦0.03  全粒ライ麦 7.7

全粒小麦 10~15. 小麦粉 0.12  全粒蕎麦 0.08  トウモロコシ9.3

玄米が他を圧倒している。精製より全粒が好ましいが種別によることに注意。

玄米はどうも。。。と言う人には発芽玄米粉GABAを販売していることを展示会で知った。

通常価格〇〇円のところ、今日は特別にXX円 それにお土産をたっぷりの掛け声につい購入した。XX円でも安いのかわからないが、ココアや味噌汁に添加できる手軽さは利用価値があると思った。

米油はリノール酸を含むことからオメガ3脂肪酸系の併用が好ましいとWEB注意がき。

それにしても天然化合物の分子式を眺めていると、人工的に合成するに気が遠くなるのを自然はサッとやり遂げることに驚く。

DASH(ナッツ類)とアレルギー

高血圧対策としてDASH食を勧めるYouTubeが非常に多い。TV番組の“鉄腕DASH”ではなく健康食品関連の方。DASH食(ダッシュしょく)とは、Dietary Approaches to Stop Hypertension(高血圧を防ぐための食事方法)の略語で、アメリカで高血圧の予防・治療のために考案され、推奨されている食事療法。

カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、タンパク質の栄養素含有の野菜、果物、海藻、豆類・ナッツ類、全粒穀物、魚、鶏肉(皮なし)、低脂肪・無脂肪の乳製品を増やすこと。

塩分、飽和脂肪酸、コレステロールの多い脂身の多い肉(牛肉、豚肉など)、肉の加工品(ウインナー、ベーコンなど)、甘いお菓子、砂糖入りジュース、揚げ物類を避けるよう指導している。 小生(多くの人も)前者は義務感が漂い、後者の方が近くにあれば手が伸びがちだ。

若い頃、某社の社長にランチに誘われた。それなりの銀座のお店での出来事として印象が強かったのは「フライの外側を外し、中身だけ食したこと」プライドの高いお店はどう感じたのか知らないが、その人の家系は代々医者なので自然とDASH食になっていたのだろう。

前置きが長くなった。

「健康食品5つのうち、最後のトップにはナッツが例示されている。 ナッツonly 、ナッツ+煮干しなどがパッケージとなった商品群も目につく。

それが国立成育医療研究センターから以下の発表があった。

「日本人におけるナッツ類アレルギーを引き起こす摂取量が明らかに ~急増するナッツ類アレルギーは近年、より少ない量で症状が出る傾向に~」

2013年~2023年の間に行われた食物経口負荷試験の結果から、ピーナッツ、カシューナッツ、クルミアレルギーの患者において、どのくらいの量を摂取すると、どの程度の割合でアレルギー症状がでるのかを検証「誘発閾値(ED: eliciting dose)解析」

【表:各ナッツ類のアレルギーを引き起こす摂取量(ED05 値)の変化】

反応する量が年々少ない量になっている。その理由を知りたいところだ。

カカオが良いとTV放映した途端、お店から商品が消えたように日本人(小生を含め)は情弱なところがある。ほどほどがベストと分かっていてもDASH食は高血圧、糖尿病、脂質異常症、**高尿酸血症(痛風)に良いと聞けば、すでに高齢者はもちろん、高齢対策として今から対応せねばならぬと高齢予備軍が思い込むことも普通。

ところで、デメリット・リスクを紹介すると

  • 腎疾患がある方:DASH食はカリウムの摂取量が増える。腎臓の機能が低下している方(腎疾患や慢性腎不全の方)は、カリウムをうまく排出できず、高カリウム血症になるリスクがあるため、実践する前に必ず医師や管理栄養士に相談が必要。
  • 糖尿病・肥満の方:果物には、健康に良いとされる反面、果糖が多く含まれている。多量に摂取するとカロリーオーバーや血糖値の上昇につながる可能性があるため、適切な量と種類を心がける必要。
  • 準備の手間:全粒穀物、野菜、果物、ナッツ類などを積極的に取り入れるため、加工食品に頼らず、調理の手間や食材の準備が増える場合がある。
  • 日本人の食文化との調整:アメリカで考案された食事法であるため、日本の食文化(特に食塩摂取量が多い傾向)に合わせて、**減塩(食塩6g/日未満)**を組み合わせる工夫が必要。

幼い頃の社会経験が脳を作り替える

会社のOB会に出てみると現役続行している人は5%前後おられる。職種は営業職が多い。AI時代においても、営業の一面では「この人から買いたい」が動機としてあるからだろう。技術系はコンサルや顧問をされても3年以内には辞めているのが実態。

営業職は相手が人間だけに“つぶしが利く”のに対して技術の進歩に以前の技術を持っていてもその価値寿命が尽きる。過去の情報はAIが詳しく教えてくれるので、多くの技術者は活用が限定される。皮肉なことだが、失敗情報はAIでは得られないので、失敗を多く経験した技術者はそれなりに存続する。失敗の理由が時代が早すぎた出会った場合は、今になって追いついてきたなどの理由では失敗を経験した技術者は価値がある。 ここまでの話は一般的である。営業職も技術系も既存組織の会社に属して活動。宮仕えの相手が変わるだけといえば身も蓋もない。

それでは、OBとなってから起業した人はどうなのか? 幼いときに家業の雰囲気で育った人に対して、サラリーマン家庭に育ち、それなりのコースで勉強して企業に入社した人とは少し異なる性格を持っている。現役の企業の中では、それほど目立たなくても卒業した時に、幼いときの経験がなぜか復元して起業に走る。幼い時から子供でも家業の中では一員としてサポートするのが当たり前。

OBになったら幼少時代に経験した何らかの因子が作用したのだろうか起業する人がいる。自分でも本当の理由がわからない。百人一首の『瀬を早み岩にせかる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ』なら楽しい子供の頃の再現になるが、そうではない。なぜか?

その疑問に答えてくれそうな文献がある。「脳を作り変える」ではなく「幼い頃の埋め込まれた要因が目を覚ます」に近いのだが。

幼い頃の社会経験が脳を作り替える 〜意思決定を支配する神経ネットワークを発見〜 名古屋大学 2025.10.09 リリース

 

 

 

 

テストは線虫を用いて、餌を探すときの行動パターンが、幼虫期の飼育環境によって変化することを発見した。特に、幼虫期に個体密度が高い環境(=餌の競合相手が多い環境)を経験すると、神経回路状態に持続的な変化が生じることを明らかにした。として要約は以下の通り。

  • 線虫成虫期の意思決定は、幼虫期の社会経験に大きく左右される。
  • 意思決定を支える仕組みは、多くの神経細胞が段階的につながった神経ネットワークである。
  • 神経ネットワークの接続には「ギャップ結合)」と呼ばれるチャネル構造が必要である。

線虫ではあるが、どこか人間にも当てはまるような気がするではないか。戦後のベビーブームの小学校では1クラス60人・6クラスが普通であり超高密度状態。世間は高度成長前の(線虫テストでは餌に飢えた)状態。それが高度成長の爆発要因になって各界で活躍した。 現在の状況と比較すると雲泥の差だが、それが幼児〜成長時代に自動的に神経ネットワークのギャップ結合の結果だとすれば、非常に面白い。

なお具体的な実験の仕方・整理の仕方を学ぶ別の目的のためにこの文献に目を通されるのをお勧めする。

抑鬱・笑いの効果

女性が男性より長生きする理由の一つに笑いが多い説がある。確かに、何が面白くて笑いこけているのか分からない若年層から、シニアに至るまで仏頂面の男性より遥かに多い。そのシニア層の男性でも地方の村によっては年末に「大笑い」風景が放映されていた。作り笑いから始まり、本格的に大笑いに移行する様は見ていてこちらも気持ちが明るくなる。世の中、辛いことがあっても笑い飛ばして新たな年を迎える準備としては非常に面白い。

医学面でも笑う人は鬱になりにくいとの発表が東北大からリリースされた。日常生活でよく笑う人はうつになりにくい ~毎日笑う人と比べて、ほとんど笑わない人は抑うつ状態に至るリスクが1.5倍~ 2025.09.26

本文と図を引用する

高齢者32,666人を約6年間追跡した結果、日常生活でほぼ毎日笑う人と比べて、ほとんど笑わない人は、追跡中に新たに抑うつ状態に至るリスクが1.5倍高いことがわかりました。(図)

笑いは作り笑いでも効果があるとのこと。 TVに向かって独り笑いでも効果があるが、本当は二人、複数人を笑わせる方が、笑の往復となって効果は大きいことは日常経験する。笑顔の人と話しているうちに話の内容に関わらず、こちらも精神的に笑顔になっている。

笑顔吉が営業マンに適しているのは勿論、職場のリーダーとしても好まれる。昔はコワモテで声の大きな管理者がリーダー像としてあったが、むしろ今は一見おとなしいが笑顔を絶やさない人材が組織の要にいると、組織が活性化されるのは理解される。

組織の毎日は多種多様な化学反応が起こる。その時に一次反応なのか、それとも励起状態にいるだけで、その先の落ち着く先の方向を冷静に考え対策するのかで、組織全体の本当の活性化がなされる。励起状態(興奮、混乱の状態)において余裕で笑いを絶やさず、的確な行動を示すことが理想だ。先日、会社横断で研究会を構成していた人物の数人と会食した。その際、上の条件にぴったりの人が研究管理職だと聞いて、その会社は成長間違いなしと思った。

ならば、笑の大阪、武家作法を受け継ぐ東京では鬱患者は違うのか? 調べてみた。

10万人あたりの鬱患者は厚生労働省の統計に基づくうつ病の総患者数(医療機関を受診した患者数)で見ると、東京都:約14.9万人 大阪府:約13.3万人。大阪がやや少ないが、笑いだけでは鬱の原因とは言えない。

当然のことながら鬱になる要因は以下の通り多くあり相互に絡み合って発症する。

  1. 精神的・身体的ストレス
  • 喪失体験: 大切な人との死別・離別、退職、経済的損失など。
  • 環境変化: 結婚、昇進、配置転換、引越しなど(喜ばしい出来事であってもストレスになる)。
  • 過労・睡眠不足: 心身のエネルギーの枯渇。
  • 身体の病気や内科治療薬が原因となることもあります。
  1. 生物学的要因(脳内の変化)上記のストレスなどが引き金となり、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンなど)の機能が低下し、情報伝達がうまくいかなくなることが関与。
  1. 性格的要因(危険因子)メランコリー親和型性格: 生真面目、几帳面、責任感が強い、他人の評価を気にしすぎる。執着性格: 仕事熱心、完璧主義、弱音を吐かず何でも一人で抱え込む

日本人の多くは上記の要因を濃度の程度はあれ有している。頑張りすぎる。完璧主義、仕事に集中、働くことが美徳など誰でも日本人は持っている。そこに業務のロードマップの目標完遂確認で追い込まれると鬱になりやすい。 会社退職代行を利用したとしても、これら要因は継続するはず。 入社した頃に他部署の年配者と開発の進め方で口論になったことがあったが、今に考えると、間接的な原因として、生まれ育った地域の環境があったと思う。

笑いの違いに地域差が代表される。 大阪は事実をやや大袈裟に言って笑いを取るのに対して東京は事実を言えば誹謗中傷、個人情報だとか、無礼な人だとの理由で笑いのネタには絶対しない。大阪では笑いが商売潤滑油になっているのに対して、東京はビジネスライクなので大阪の人から見たら何を面白いのか分からない。本音を言う大阪、言わないのが東京。東京では ばかばかしい架空のコントを設定をして笑っている。話芸よりコントで笑いをとっているのが東京のような気がする。

ここで大阪と京都では同じ関西圏でもやや違う。先日の上記の飲み会で当方が何気ない話をしたら、生粋の京都人から「それ京都人の言い方やん」と指摘された。生粋の京都人は裏の裏の裏を読み取る性格があるので、それが気になったので確認したのだろう。京都では裏読みできないと“どんくさい”と評価されてしまう。時間差で後になって本当の裏がわかって笑うのも一興。時間差が鬱にはならないよう埋めてくれる。京都では笑う前に頭を巡らせる必要がある。

結論は世界共通 「笑う門には福来る」

妊婦の血中重金属元素濃度と妊娠高血圧症候群の関連

プレスリリースタイトル 妊婦の血中重金属元素(鉛、カドミウム、水銀)濃度と妊娠高血圧症候群の関連について:子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)掲載日:2025.10.28 国立環境研究所 のタイトルを見て驚いた。水俣病、神通川イタイイタイ病は昭和高度成長時代で、四大公害対策は1970年代に重点的に実施された。四日市の空はコンビナートの排煙による曇りの毎日が芦屋の空と同等になったと報道されたものだ。それが今回のエコチル結果レポート。鉛、カドミウム、水銀問題が今でもあることに正直驚いた。要旨は以下の通り。

  • エコチル調査は非常に多面的・精緻に実施されているので信用するしかない。これまでの研究で、妊娠高血圧症候群の発症は将来心血管疾患のリスクを高める可能性があると指摘されています。
  • エコチル調査にご協力いただいた妊婦88,670名の血液中の重金属元素(鉛、カドミウム、水銀)濃度を妊娠中期~後期に測定し、妊娠高血圧症候群発症との関連性を調べました。
  • 血液中の鉛、カドミウム、水銀の濃度が高い女性は、濃度が低い女性と比べ妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いことが示されました。
  • 重金属のばく露を減らすことが、妊娠高血圧症候群および将来の心血管疾患のリスク軽減につながるかについて今後の研究が必要です。

事例の一つとして鉛濃度による妊婦高血圧症候群を図示する。

エコチルの仕方など元文献には実に詳細に記載されているので、統計を扱う人には参考にされては如何でしょうか。

 

4大公害問題から鉛、カドミニウム、水銀など重金属の規制が厳格化された中で今回のエコチル結果は矛盾しないのか、日常の生活で何に気をつければ良いのか。そこを我々が次に知りたいところだ。

 

 

(鉛その1) 以前は水道管(家庭までの細い管)は鉛製だったこともあり、朝一番の水は捨てるように言われた。今はポリエチレン製なので、このようなことはない。置き換わっていない地域では早急に切り替えるべきであろう。漏水問題が要因としては大きいだろうが。

(鉛その2) 江戸〜大正時代の白い化粧は鉛成分が利用されていたが今は使用禁止。ただし、古い家屋の塗料は鉛含有なので要注意。欧州の屋根は鉛が多いがどうなんだろう。

(鉛その3) ハンダには低融点を利用して利用されていた。子供の頃ハンダ付けを得意としていたが、何ら意識していなかった。類似して海外の缶詰の溶接に利用されていたこともあるので、缶詰を買うときは注意された方が好ましい。

(カドミウムその1) イタイイタイ病から玄米におけるカドミウム濃度は規制されている。現在は0.4ppm 以下で食品衛生法に基づく「食品、添加物等の規格基準」で厳格に規制されている。 なので今回の妊婦問題は米由来とは言えないのかも。(素人発想なのでご容赦)

(カドミウムその2) タバコの煙説、甲殻類説などあり。

(水銀その1) 火山噴火や岩石の風化説

(水銀その2) 魚介類(マグロ、カジキ、キンメダイなどの大型魚や寿命の長い魚に高濃度で蓄積。これが現代の日本人にとって最大の暴露源とされている。 先日横浜市の区民祭の時に開設されていた臨時ブースで県の職員さんから大型魚を摂る頻度などは注意が必要と言われた。知っている人は知っている。 EPA ,DHAが豊富なので魚介類は必要なので魚の選定が重要になる。

幸い マグロ、カジキ、金目鯛を毎日摂る食事は現実的ではない。アドバイスとして週1程度が好ましいとのこと。 なお、マグロではクロマグロが“黒”でキハダマグロ、ビンナガマグロ、アジ、サバ、イワシ、サケ、タイ、ブリ、カツオは“白”とのこと。自分の好物たこ焼きは?と質問があろうかと思い調べたら“白”でした。

そこで気がついた!

日本は痛い目にあった後、官民一体で環境対策を実行した。曇っていた空が見違えるように青く澄み切ったのは自慢をしたものだった。だが、それは一種のバカの壁。

経済発展途上国では進歩と引き換えに公害問題発生している。それ以前の日本と酷似している。経済・物流がワールド化するに従い、その地域からの魚介物・農業生産物が国内に流通するようになった。水際の検査体制強化の防止策と同時に攻めの環境対策も当該国が利用できるように従来以上に実施すべきであろう。先に開催されたアジア・アフリカ会議の模様も数年前から随分の変化してきたことは分かるが不十分。世界の真ん中で環境でも咲き誇る日本でありたい。

ビフィズス菌が皮膚褐色班など抑制

この発表を見て、当方は男性ではあるが、ついスーパーでビフィズス菌M-16のヨーグルト探した。しかし見つけられなかった。その理由は後半に記載したが、賢明な諸氏なれば途中で気が付くであろう。「なんだ そうことか、探す場所を間違えていたのだと」本来は特定の商品を取り上げないブログではあるが、世の中女性はいつまでも輝いていて欲しいとの思いは誰にもあるだろうとして取り上げた。

順天堂大が2025.10月15にリリース。

ビフィズス菌の摂取が、成人女性の顔の皮膚に現れる褐色班などの皮膚の劣化を抑制する可能性を確認

要旨は

「ビフィズス菌M-16V の摂取が、成人女性の顔の褐色班*2や、毛穴などの皮膚の劣化を抑制し、顔の皮膚状態を改善する可能性が示唆されました。この成果は、腸皮膚相関の観点から、ビフィズス菌などのプロバイオティクスが皮膚の健康状態の維持に役立つ可能性を示した。」本研究では、乾燥や気温低下により一般的に皮膚状態が悪化する時期に、ビフィズス菌M-16Vの12週間連続摂取による成人女性の顔の皮膚状態等を評価したところ、画像解析によって褐色班スコアなどの改善が見られ、主観的評価による排便状況も特に50歳以上の方で顕著に改善しました。」とある。測定法 及び効果事例は図の通り

 

 

 

 

 

 

 

図 1. VISIA®スコアの週0からの変化量

(a)総合スコア、(b) 褐色班スコア、(c)毛穴スコア。群間比較で有意(p<0.05)なp値を示した。* p<0.05(M-16V群の0週との比較)、# p<0.05(プラセボ群の0週との比較)

図2 VAS法スコアによる排便状況の評価

(a)全体の解析 (b)50歳以上の集団。群間比較で有意(p<0.05)なp値を示した。* p<0.05(M-16V群の0週との比較)

 

 

ここで、ビフィズス菌M-16のネタバラシ 「ビフィズス菌M-16」は、主に森永乳業が開発・提供しているビフィズス菌株。

この菌株を使った代表的な商品は、特に乳幼児やサプリメントの分野で見られる。乳幼児向けの商品である

ビフィズス菌M-16は、特に乳幼児の大腸内に生息している菌に近いとして、赤ちゃん向けの製品に利用されている。

商品名: ビーンスターク 赤ちゃんのプロバイオ ビフィズスM1 会社名: 雪印ビーンスターク株式会社 (森永乳業グループ)

 

・プロバイティクスとプレバイオティスス はお馴染みワードになってきたが、参考までに整理すると

プロバイオティクス(Probiotics): 善玉菌そのもの(生きた菌)

分類 食品例 菌の種類と働き
乳酸菌・ビフィズス菌 ヨーグルト、乳酸菌飲料、チーズ 腸内を酸性に保ち、悪玉菌の増殖を抑える。
納豆菌 納豆 強い菌で生きたまま腸に届きやすい。
酵母菌など 味噌、醤油、漬物(ぬか漬け、キムチなど) 発酵食品は種類によって様々な菌を含みます。

プレバイオティクス(Prebiotics): 善玉菌のエサとなり、増殖を助ける成分

分類 働き 食品例
水溶性食物繊維 善玉菌のエサになり、短鎖脂肪酸を産生。便を柔らかくする。 海藻類(わかめ、昆布、もずく)、果物、里芋、大麦、オーツ麦、アボカド
不溶性食物繊維 腸を刺激しぜん動運動を促す。便のカサを増やして排出を助ける。 野菜(ブロッコリー、ほうれん草、蓮根、大豆、小豆、たけのこ)、芋類、玄米 きのこ類、