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受動喫煙と小児の肥満vs. γ-オリザノール効果

朝の児童通学路にいつもの80歳以上らしき高齢者が立っている。子供の安全を見守っているのだろうと思いきや、そこがお決まりの喫煙場所。副流煙の中を子供が足早にかけていく。通勤する女性は道路の反対側に変更する。健康はもちろん髪や衣装がニコチンで汚染されるのは許さないのだろう。不潔と思える高齢者の吐く空気を吸うのはそれ以上に拒否感が強い。家族連れで行楽地に向かう中に幼児を抱っこしながら喫煙する親も時々見かける。ニコチンは道徳・倫理・マナー・家族愛を麻痺させる化合物であることは疑う必要がない。

先日のJST科学技術振興機構)新技術説明会で福島県立医科大が受動喫煙に起因する小児肥満の予防又は治療剤と称する発表があった。

タイムリーで説得力のある発表。資料の一部を引用。

 

 

 

 

 

 

 

 

流石にこの図はショック。治療剤としてγ―オリザノールを挙げ、マウス実験を試みている。

 

 

 

 

 

 

 

発表ではγオリザノールの肥満機作を明らかにし有効な製薬や食品の開発を目指す計画があった。ただ、小児の肥満はその後の高血圧、糖尿病、高脂症などの原因になるだけに 今 対応できる範囲で実行するのが好ましいのは言うまでもない。

そこで、γオリザノールといえば直ぐ思い出すのが米油、玄米、米糠。調べてみると 米油:米糠から抽出。γオリザノール0.2~0.5%含有。加熱に強く酸化しにくい特徴

米糠:玄米精米時の種皮や胚成分。糠漬けに利用。昔は床磨きに利用したことをわずかに記憶。“糟糠の妻”は病気知らず??

玄米のほか五穀米にも含まれている。詳しくは農研機構の資料を参照して下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

代表的なものをピックアップして紹介。γオリザノール含有量(mg/100g)

玄米 35  , 白米 2.4.  全粒大麦0.03  全粒ライ麦 7.7

全粒小麦 10~15. 小麦粉 0.12  全粒蕎麦 0.08  トウモロコシ9.3

玄米が他を圧倒している。精製より全粒が好ましいが種別によることに注意。

玄米はどうも。。。と言う人には発芽玄米粉GABAを販売していることを展示会で知った。

通常価格〇〇円のところ、今日は特別にXX円 それにお土産をたっぷりの掛け声につい購入した。XX円でも安いのかわからないが、ココアや味噌汁に添加できる手軽さは利用価値があると思った。

米油はリノール酸を含むことからオメガ3脂肪酸系の併用が好ましいとWEB注意がき。

それにしても天然化合物の分子式を眺めていると、人工的に合成するに気が遠くなるのを自然はサッとやり遂げることに驚く。

DASH(ナッツ類)とアレルギー

高血圧対策としてDASH食を勧めるYouTubeが非常に多い。TV番組の“鉄腕DASH”ではなく健康食品関連の方。DASH食(ダッシュしょく)とは、Dietary Approaches to Stop Hypertension(高血圧を防ぐための食事方法)の略語で、アメリカで高血圧の予防・治療のために考案され、推奨されている食事療法。

カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、タンパク質の栄養素含有の野菜、果物、海藻、豆類・ナッツ類、全粒穀物、魚、鶏肉(皮なし)、低脂肪・無脂肪の乳製品を増やすこと。

塩分、飽和脂肪酸、コレステロールの多い脂身の多い肉(牛肉、豚肉など)、肉の加工品(ウインナー、ベーコンなど)、甘いお菓子、砂糖入りジュース、揚げ物類を避けるよう指導している。 小生(多くの人も)前者は義務感が漂い、後者の方が近くにあれば手が伸びがちだ。

若い頃、某社の社長にランチに誘われた。それなりの銀座のお店での出来事として印象が強かったのは「フライの外側を外し、中身だけ食したこと」プライドの高いお店はどう感じたのか知らないが、その人の家系は代々医者なので自然とDASH食になっていたのだろう。

前置きが長くなった。

「健康食品5つのうち、最後のトップにはナッツが例示されている。 ナッツonly 、ナッツ+煮干しなどがパッケージとなった商品群も目につく。

それが国立成育医療研究センターから以下の発表があった。

「日本人におけるナッツ類アレルギーを引き起こす摂取量が明らかに ~急増するナッツ類アレルギーは近年、より少ない量で症状が出る傾向に~」

2013年~2023年の間に行われた食物経口負荷試験の結果から、ピーナッツ、カシューナッツ、クルミアレルギーの患者において、どのくらいの量を摂取すると、どの程度の割合でアレルギー症状がでるのかを検証「誘発閾値(ED: eliciting dose)解析」

【表:各ナッツ類のアレルギーを引き起こす摂取量(ED05 値)の変化】

反応する量が年々少ない量になっている。その理由を知りたいところだ。

カカオが良いとTV放映した途端、お店から商品が消えたように日本人(小生を含め)は情弱なところがある。ほどほどがベストと分かっていてもDASH食は高血圧、糖尿病、脂質異常症、**高尿酸血症(痛風)に良いと聞けば、すでに高齢者はもちろん、高齢対策として今から対応せねばならぬと高齢予備軍が思い込むことも普通。

ところで、デメリット・リスクを紹介すると

  • 腎疾患がある方:DASH食はカリウムの摂取量が増える。腎臓の機能が低下している方(腎疾患や慢性腎不全の方)は、カリウムをうまく排出できず、高カリウム血症になるリスクがあるため、実践する前に必ず医師や管理栄養士に相談が必要。
  • 糖尿病・肥満の方:果物には、健康に良いとされる反面、果糖が多く含まれている。多量に摂取するとカロリーオーバーや血糖値の上昇につながる可能性があるため、適切な量と種類を心がける必要。
  • 準備の手間:全粒穀物、野菜、果物、ナッツ類などを積極的に取り入れるため、加工食品に頼らず、調理の手間や食材の準備が増える場合がある。
  • 日本人の食文化との調整:アメリカで考案された食事法であるため、日本の食文化(特に食塩摂取量が多い傾向)に合わせて、**減塩(食塩6g/日未満)**を組み合わせる工夫が必要。

幼い頃の社会経験が脳を作り替える

会社のOB会に出てみると現役続行している人は5%前後おられる。職種は営業職が多い。AI時代においても、営業の一面では「この人から買いたい」が動機としてあるからだろう。技術系はコンサルや顧問をされても3年以内には辞めているのが実態。

営業職は相手が人間だけに“つぶしが利く”のに対して技術の進歩に以前の技術を持っていてもその価値寿命が尽きる。過去の情報はAIが詳しく教えてくれるので、多くの技術者は活用が限定される。皮肉なことだが、失敗情報はAIでは得られないので、失敗を多く経験した技術者はそれなりに存続する。失敗の理由が時代が早すぎた出会った場合は、今になって追いついてきたなどの理由では失敗を経験した技術者は価値がある。 ここまでの話は一般的である。営業職も技術系も既存組織の会社に属して活動。宮仕えの相手が変わるだけといえば身も蓋もない。

それでは、OBとなってから起業した人はどうなのか? 幼いときに家業の雰囲気で育った人に対して、サラリーマン家庭に育ち、それなりのコースで勉強して企業に入社した人とは少し異なる性格を持っている。現役の企業の中では、それほど目立たなくても卒業した時に、幼いときの経験がなぜか復元して起業に走る。幼い時から子供でも家業の中では一員としてサポートするのが当たり前。

OBになったら幼少時代に経験した何らかの因子が作用したのだろうか起業する人がいる。自分でも本当の理由がわからない。百人一首の『瀬を早み岩にせかる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ』なら楽しい子供の頃の再現になるが、そうではない。なぜか?

その疑問に答えてくれそうな文献がある。「脳を作り変える」ではなく「幼い頃の埋め込まれた要因が目を覚ます」に近いのだが。

幼い頃の社会経験が脳を作り替える 〜意思決定を支配する神経ネットワークを発見〜 名古屋大学 2025.10.09 リリース

 

 

 

 

テストは線虫を用いて、餌を探すときの行動パターンが、幼虫期の飼育環境によって変化することを発見した。特に、幼虫期に個体密度が高い環境(=餌の競合相手が多い環境)を経験すると、神経回路状態に持続的な変化が生じることを明らかにした。として要約は以下の通り。

  • 線虫成虫期の意思決定は、幼虫期の社会経験に大きく左右される。
  • 意思決定を支える仕組みは、多くの神経細胞が段階的につながった神経ネットワークである。
  • 神経ネットワークの接続には「ギャップ結合)」と呼ばれるチャネル構造が必要である。

線虫ではあるが、どこか人間にも当てはまるような気がするではないか。戦後のベビーブームの小学校では1クラス60人・6クラスが普通であり超高密度状態。世間は高度成長前の(線虫テストでは餌に飢えた)状態。それが高度成長の爆発要因になって各界で活躍した。 現在の状況と比較すると雲泥の差だが、それが幼児〜成長時代に自動的に神経ネットワークのギャップ結合の結果だとすれば、非常に面白い。

なお具体的な実験の仕方・整理の仕方を学ぶ別の目的のためにこの文献に目を通されるのをお勧めする。

抑鬱・笑いの効果

女性が男性より長生きする理由の一つに笑いが多い説がある。確かに、何が面白くて笑いこけているのか分からない若年層から、シニアに至るまで仏頂面の男性より遥かに多い。そのシニア層の男性でも地方の村によっては年末に「大笑い」風景が放映されていた。作り笑いから始まり、本格的に大笑いに移行する様は見ていてこちらも気持ちが明るくなる。世の中、辛いことがあっても笑い飛ばして新たな年を迎える準備としては非常に面白い。

医学面でも笑う人は鬱になりにくいとの発表が東北大からリリースされた。日常生活でよく笑う人はうつになりにくい ~毎日笑う人と比べて、ほとんど笑わない人は抑うつ状態に至るリスクが1.5倍~ 2025.09.26

本文と図を引用する

高齢者32,666人を約6年間追跡した結果、日常生活でほぼ毎日笑う人と比べて、ほとんど笑わない人は、追跡中に新たに抑うつ状態に至るリスクが1.5倍高いことがわかりました。(図)

笑いは作り笑いでも効果があるとのこと。 TVに向かって独り笑いでも効果があるが、本当は二人、複数人を笑わせる方が、笑の往復となって効果は大きいことは日常経験する。笑顔の人と話しているうちに話の内容に関わらず、こちらも精神的に笑顔になっている。

笑顔吉が営業マンに適しているのは勿論、職場のリーダーとしても好まれる。昔はコワモテで声の大きな管理者がリーダー像としてあったが、むしろ今は一見おとなしいが笑顔を絶やさない人材が組織の要にいると、組織が活性化されるのは理解される。

組織の毎日は多種多様な化学反応が起こる。その時に一次反応なのか、それとも励起状態にいるだけで、その先の落ち着く先の方向を冷静に考え対策するのかで、組織全体の本当の活性化がなされる。励起状態(興奮、混乱の状態)において余裕で笑いを絶やさず、的確な行動を示すことが理想だ。先日、会社横断で研究会を構成していた人物の数人と会食した。その際、上の条件にぴったりの人が研究管理職だと聞いて、その会社は成長間違いなしと思った。

ならば、笑の大阪、武家作法を受け継ぐ東京では鬱患者は違うのか? 調べてみた。

10万人あたりの鬱患者は厚生労働省の統計に基づくうつ病の総患者数(医療機関を受診した患者数)で見ると、東京都:約14.9万人 大阪府:約13.3万人。大阪がやや少ないが、笑いだけでは鬱の原因とは言えない。

当然のことながら鬱になる要因は以下の通り多くあり相互に絡み合って発症する。

  1. 精神的・身体的ストレス
  • 喪失体験: 大切な人との死別・離別、退職、経済的損失など。
  • 環境変化: 結婚、昇進、配置転換、引越しなど(喜ばしい出来事であってもストレスになる)。
  • 過労・睡眠不足: 心身のエネルギーの枯渇。
  • 身体の病気や内科治療薬が原因となることもあります。
  1. 生物学的要因(脳内の変化)上記のストレスなどが引き金となり、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンなど)の機能が低下し、情報伝達がうまくいかなくなることが関与。
  1. 性格的要因(危険因子)メランコリー親和型性格: 生真面目、几帳面、責任感が強い、他人の評価を気にしすぎる。執着性格: 仕事熱心、完璧主義、弱音を吐かず何でも一人で抱え込む

日本人の多くは上記の要因を濃度の程度はあれ有している。頑張りすぎる。完璧主義、仕事に集中、働くことが美徳など誰でも日本人は持っている。そこに業務のロードマップの目標完遂確認で追い込まれると鬱になりやすい。 会社退職代行を利用したとしても、これら要因は継続するはず。 入社した頃に他部署の年配者と開発の進め方で口論になったことがあったが、今に考えると、間接的な原因として、生まれ育った地域の環境があったと思う。

笑いの違いに地域差が代表される。 大阪は事実をやや大袈裟に言って笑いを取るのに対して東京は事実を言えば誹謗中傷、個人情報だとか、無礼な人だとの理由で笑いのネタには絶対しない。大阪では笑いが商売潤滑油になっているのに対して、東京はビジネスライクなので大阪の人から見たら何を面白いのか分からない。本音を言う大阪、言わないのが東京。東京では ばかばかしい架空のコントを設定をして笑っている。話芸よりコントで笑いをとっているのが東京のような気がする。

ここで大阪と京都では同じ関西圏でもやや違う。先日の上記の飲み会で当方が何気ない話をしたら、生粋の京都人から「それ京都人の言い方やん」と指摘された。生粋の京都人は裏の裏の裏を読み取る性格があるので、それが気になったので確認したのだろう。京都では裏読みできないと“どんくさい”と評価されてしまう。時間差で後になって本当の裏がわかって笑うのも一興。時間差が鬱にはならないよう埋めてくれる。京都では笑う前に頭を巡らせる必要がある。

結論は世界共通 「笑う門には福来る」

妊婦の血中重金属元素濃度と妊娠高血圧症候群の関連

プレスリリースタイトル 妊婦の血中重金属元素(鉛、カドミウム、水銀)濃度と妊娠高血圧症候群の関連について:子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)掲載日:2025.10.28 国立環境研究所 のタイトルを見て驚いた。水俣病、神通川イタイイタイ病は昭和高度成長時代で、四大公害対策は1970年代に重点的に実施された。四日市の空はコンビナートの排煙による曇りの毎日が芦屋の空と同等になったと報道されたものだ。それが今回のエコチル結果レポート。鉛、カドミウム、水銀問題が今でもあることに正直驚いた。要旨は以下の通り。

  • エコチル調査は非常に多面的・精緻に実施されているので信用するしかない。これまでの研究で、妊娠高血圧症候群の発症は将来心血管疾患のリスクを高める可能性があると指摘されています。
  • エコチル調査にご協力いただいた妊婦88,670名の血液中の重金属元素(鉛、カドミウム、水銀)濃度を妊娠中期~後期に測定し、妊娠高血圧症候群発症との関連性を調べました。
  • 血液中の鉛、カドミウム、水銀の濃度が高い女性は、濃度が低い女性と比べ妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いことが示されました。
  • 重金属のばく露を減らすことが、妊娠高血圧症候群および将来の心血管疾患のリスク軽減につながるかについて今後の研究が必要です。

事例の一つとして鉛濃度による妊婦高血圧症候群を図示する。

エコチルの仕方など元文献には実に詳細に記載されているので、統計を扱う人には参考にされては如何でしょうか。

 

4大公害問題から鉛、カドミニウム、水銀など重金属の規制が厳格化された中で今回のエコチル結果は矛盾しないのか、日常の生活で何に気をつければ良いのか。そこを我々が次に知りたいところだ。

 

 

(鉛その1) 以前は水道管(家庭までの細い管)は鉛製だったこともあり、朝一番の水は捨てるように言われた。今はポリエチレン製なので、このようなことはない。置き換わっていない地域では早急に切り替えるべきであろう。漏水問題が要因としては大きいだろうが。

(鉛その2) 江戸〜大正時代の白い化粧は鉛成分が利用されていたが今は使用禁止。ただし、古い家屋の塗料は鉛含有なので要注意。欧州の屋根は鉛が多いがどうなんだろう。

(鉛その3) ハンダには低融点を利用して利用されていた。子供の頃ハンダ付けを得意としていたが、何ら意識していなかった。類似して海外の缶詰の溶接に利用されていたこともあるので、缶詰を買うときは注意された方が好ましい。

(カドミウムその1) イタイイタイ病から玄米におけるカドミウム濃度は規制されている。現在は0.4ppm 以下で食品衛生法に基づく「食品、添加物等の規格基準」で厳格に規制されている。 なので今回の妊婦問題は米由来とは言えないのかも。(素人発想なのでご容赦)

(カドミウムその2) タバコの煙説、甲殻類説などあり。

(水銀その1) 火山噴火や岩石の風化説

(水銀その2) 魚介類(マグロ、カジキ、キンメダイなどの大型魚や寿命の長い魚に高濃度で蓄積。これが現代の日本人にとって最大の暴露源とされている。 先日横浜市の区民祭の時に開設されていた臨時ブースで県の職員さんから大型魚を摂る頻度などは注意が必要と言われた。知っている人は知っている。 EPA ,DHAが豊富なので魚介類は必要なので魚の選定が重要になる。

幸い マグロ、カジキ、金目鯛を毎日摂る食事は現実的ではない。アドバイスとして週1程度が好ましいとのこと。 なお、マグロではクロマグロが“黒”でキハダマグロ、ビンナガマグロ、アジ、サバ、イワシ、サケ、タイ、ブリ、カツオは“白”とのこと。自分の好物たこ焼きは?と質問があろうかと思い調べたら“白”でした。

そこで気がついた!

日本は痛い目にあった後、官民一体で環境対策を実行した。曇っていた空が見違えるように青く澄み切ったのは自慢をしたものだった。だが、それは一種のバカの壁。

経済発展途上国では進歩と引き換えに公害問題発生している。それ以前の日本と酷似している。経済・物流がワールド化するに従い、その地域からの魚介物・農業生産物が国内に流通するようになった。水際の検査体制強化の防止策と同時に攻めの環境対策も当該国が利用できるように従来以上に実施すべきであろう。先に開催されたアジア・アフリカ会議の模様も数年前から随分の変化してきたことは分かるが不十分。世界の真ん中で環境でも咲き誇る日本でありたい。

ビフィズス菌が皮膚褐色班など抑制

この発表を見て、当方は男性ではあるが、ついスーパーでビフィズス菌M-16のヨーグルト探した。しかし見つけられなかった。その理由は後半に記載したが、賢明な諸氏なれば途中で気が付くであろう。「なんだ そうことか、探す場所を間違えていたのだと」本来は特定の商品を取り上げないブログではあるが、世の中女性はいつまでも輝いていて欲しいとの思いは誰にもあるだろうとして取り上げた。

順天堂大が2025.10月15にリリース。

ビフィズス菌の摂取が、成人女性の顔の皮膚に現れる褐色班などの皮膚の劣化を抑制する可能性を確認

要旨は

「ビフィズス菌M-16V の摂取が、成人女性の顔の褐色班*2や、毛穴などの皮膚の劣化を抑制し、顔の皮膚状態を改善する可能性が示唆されました。この成果は、腸皮膚相関の観点から、ビフィズス菌などのプロバイオティクスが皮膚の健康状態の維持に役立つ可能性を示した。」本研究では、乾燥や気温低下により一般的に皮膚状態が悪化する時期に、ビフィズス菌M-16Vの12週間連続摂取による成人女性の顔の皮膚状態等を評価したところ、画像解析によって褐色班スコアなどの改善が見られ、主観的評価による排便状況も特に50歳以上の方で顕著に改善しました。」とある。測定法 及び効果事例は図の通り

 

 

 

 

 

 

 

図 1. VISIA®スコアの週0からの変化量

(a)総合スコア、(b) 褐色班スコア、(c)毛穴スコア。群間比較で有意(p<0.05)なp値を示した。* p<0.05(M-16V群の0週との比較)、# p<0.05(プラセボ群の0週との比較)

図2 VAS法スコアによる排便状況の評価

(a)全体の解析 (b)50歳以上の集団。群間比較で有意(p<0.05)なp値を示した。* p<0.05(M-16V群の0週との比較)

 

 

ここで、ビフィズス菌M-16のネタバラシ 「ビフィズス菌M-16」は、主に森永乳業が開発・提供しているビフィズス菌株。

この菌株を使った代表的な商品は、特に乳幼児やサプリメントの分野で見られる。乳幼児向けの商品である

ビフィズス菌M-16は、特に乳幼児の大腸内に生息している菌に近いとして、赤ちゃん向けの製品に利用されている。

商品名: ビーンスターク 赤ちゃんのプロバイオ ビフィズスM1 会社名: 雪印ビーンスターク株式会社 (森永乳業グループ)

 

・プロバイティクスとプレバイオティスス はお馴染みワードになってきたが、参考までに整理すると

プロバイオティクス(Probiotics): 善玉菌そのもの(生きた菌)

分類 食品例 菌の種類と働き
乳酸菌・ビフィズス菌 ヨーグルト、乳酸菌飲料、チーズ 腸内を酸性に保ち、悪玉菌の増殖を抑える。
納豆菌 納豆 強い菌で生きたまま腸に届きやすい。
酵母菌など 味噌、醤油、漬物(ぬか漬け、キムチなど) 発酵食品は種類によって様々な菌を含みます。

プレバイオティクス(Prebiotics): 善玉菌のエサとなり、増殖を助ける成分

分類 働き 食品例
水溶性食物繊維 善玉菌のエサになり、短鎖脂肪酸を産生。便を柔らかくする。 海藻類(わかめ、昆布、もずく)、果物、里芋、大麦、オーツ麦、アボカド
不溶性食物繊維 腸を刺激しぜん動運動を促す。便のカサを増やして排出を助ける。 野菜(ブロッコリー、ほうれん草、蓮根、大豆、小豆、たけのこ)、芋類、玄米 きのこ類、

 

夜型生活リズムと網膜症リスクとの関連性

「秋の夜長」は9月〜11月の俳句の季語の一つ。夏の過酷な体力消耗をメンテしつつ文化に浸る季節である。読書、映画、音楽・絵画鑑賞、いや美味しいお酒に浸る人それぞれかと。幼稚園などで提携している農園で子供さんとお芋掘りも楽しいものだ。

先日、お香のお店を覗いてみた。外国女性が香炉とお香を色々思案されていた。外国の人だったらアロマだろうと思っていたが意外だった。お香と秋の夜長はイメージがピッタリだ。京都の堀川通りにはお香の専門店がないはずなのに「堀川」ってよく聞きますが、あるのですか?と(この本店が堀川にないことを知りながら)不躾にお店の人に聞いた。「それ当社の商品名です。よく聞かれるのですが理由がわからないのですが?」との返答。バッグや化粧品に至るまで人気急上昇の政治家の事務所で利用されているようですよと教えたところ自社製品が注目されていることに凄〜い!と驚いていた。

ここまでは優雅な生活とも言える話。現実は通勤に1時間と比較的恵まれていても共稼ぎである場合、帰宅して慌ただしく夕飯作りをすると食事は7時半から8時。後片付けして風呂に入る頃には10時を過ぎる。その間、子供の宿題や明日の準備などで自分が寝る時刻は11時を軽く超える。アルコールを少し嗜みつつ配信動画を見れば12時。画面凝視は睡眠の質を落とすと知っていながらも。これが10〜40年続けば夜型生活リズムが固定される。その間、特に営業職では会食が多く、糖尿病予備軍として活動しているのが実態かと思われる。

そんな中、順天堂大学が2025,10.28にプレスリリースしたのが「夜型生活リズムと網膜症リスクとの関連性を発見 ― 2型糖尿病を有する人を対象とした追跡調査 ―

 要約を抽出すると

「夜型」の生活リズムを送っている「夜型クロノタイプ」の2型糖尿病を有する人では血糖マネジメントが悪化しやすく、糖尿病網膜症の発症・進展リスクが高いことを明らかにしました。夜型生活リズムを持つ2型糖尿病を有する人々では糖尿病網膜症の発症・進展リスクが高まることが初めて示されました。この背景には血糖マネジメントの悪化や睡眠・食習慣の乱れに加え、網膜の生体リズム破綻による炎症や酸化ストレスが関与している可能性があります。

確かに、糖尿病には糖分過剰摂取による血糖値スパイク、血圧などが挙げられていたが、夜型をなるべく避けることも対策になるのはありがたい情報。

職種によってはリモートが週に何度か織り込まれるようになってきたが、本音は給料に余裕があれば居住地の適性選択により通勤時間を圧縮できるのだがと責任の社会へのなすりつけ??。

 

未来は通勤が必須としても、遠隔操作で家事ができるようになるかも知れない。掃除、洗濯乾燥処理はロボットが家庭に入っている。料理は3年前に川崎重工が羽田インキュベート(天空橋)AI_SCAPEでカレーをモデルとして調理できることを公表。家庭に入るには相当の工夫が必要だが、それが実現した姿を想像してしまう。ロボットで作った料理が自分よりも美味しいと家族から言われたら落ち込むのも一興。途中で味をスパイダーチャートで通勤中に送信され「承認ボタン」を押すような風景が見られるとしたら面白い。玄関を開けると「お風呂にします、それとも夕食を先になさいますか?」の応対。案外、未来とも言えないのかも。楽しみではあるが、バージョンアップで交換する時には、ロボットとはいえ、感情移入が更新を躊躇するのかも。このようなことを考えるのは夜ではなく朝であることは確かだ。

賃貸と持ち家で死亡率が違う?

循環器疾患の死亡率と住居の違いの文献がある。賃貸と持ち家で差があるとの結論を見て、そう簡単に割り切れるのかな?との印象をもった。

文献に目を通す前に賃貸集合住宅、持ち家(分譲)マンションなどを整理しておく

1 賃貸集合住宅とは 1つの建物の中に複数の住戸があり、それぞれが壁などで区切られて独立した住宅を指し、具体的には、複数の世帯がアパートや賃貸マンションのような形で入居する住宅の総称。

2 賃貸アパートと賃貸マンションの違いは、一般的には建物の構造で区別される。アパートは木造や軽量鉄骨造、マンションは鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)といった構造。

3 持ち家(分譲)のマンションの建物構造の違い

賃貸マンションと持ち家(分譲)マンションは、建築の目的と費用のかけ方が根本的に異なるため、構造や設備に違いがある。賃貸は収益性を重視する一方、持ち家は長く快適に暮らすことを目指して建てられる傾向がある。マンションの方が遮音性や耐震性に優れる。

土地にもよるが、経済的には 1<2<3 の順に余裕があると見られており、経済的に二極化している現状では毎日の食事の滋養取得の違いも当然あると思われるが、この文献では建築の違いによる循環器疾患の死亡率を取り上げている。おそらく多くの要因が重複している結果だと思われるが、文献では所得を調整したとある。どのように調整したのか知りたいところだ。

実は某自動車メーカーが自動運転車を経験しませんかキャンペーンをやっていて応募しようとWEBを開いた。ところが必要以上の個人・家庭情報を記入しないといけないことになっていて驚き即刻中止したことがある。目的は所得など経済事情と誰が買いそうなのかを調べるための仕組みだった。この文献において所得をどのように調べたのか別の意味で知りたい。しかし、ある面で事実ではあるとして文献を見てみよう。

東京科学大が2025.10.15発表。「賃貸・集合住宅の居住者は循環器疾患死亡のリスクが高い −大規模な疫学調査と厚生労働省の死因データを突合した分析−」要旨は

「38,731人分の6年間の大規模な追跡調査データと厚生労働省の死因データを突合し、住宅種別を4種類(持家・戸建住宅/持家・集合住宅/賃貸・戸建住宅/賃貸・集合住宅)に分類して循環器疾患による死亡を比較した結果、所得等を調整した上でも、持家・集合住宅と比べて賃貸・集合住宅の居住者の死亡リスクが高いことが明らかになりました。」

原因として「賃貸と持家の住宅性能の差」や「戸建と集合の構造的な差」によって生じた可能性があります(例として断熱性能の違い)を挙げている。筆者は遮音性能や立地の違いもあると思う。テナント主は賃貸の広告には駅へのアクセスは3路線、徒歩10分以内をCMに使うが筆者は遮音性能や立地の違いもあると思う。

テナント主は賃貸の広告には駅へのアクセスは3路線、徒歩10分以内をフレーズに使うが、その土地は交通量が多く排気ガス濃度は高く、夜も自動車、電車の騒音に熟睡できない環境となりやすい。

賃貸か持ち家かは経費からの試算は多くの資料があり、持ち家派と賃貸派がそれぞれ良い面を主張しているが、こと健康となるとこの文献は無視できない。

しかしながら筆者の住む横浜でも新築マンション販売価格が1〜2億円も珍しく無くなってきた。一体誰のための建築?と思わざるを得ない。転売目的投資の余波で賃貸に流れる人により結果として賃貸も値上げする悪循環。シニア層の年金の中からでも今後の疾病治療のために貯金をせざるを得ない庶民が賃貸でもできる範囲を超えてしまった。地方創生により集中から分散への機運を別のファクターで押すような事態になってきた雰囲気。さてどうなるであろうか。

英単語練習タイミング 

早稲田大学など5大学から発表があったのは「英単語の練習、脳科学で最適なタイミングを探る ―記憶定着は対話「前」、意思疎通の促進なら対話「後」の練習が効果的―」である。2025.10.06リリース

2つのスパイ漫画を片方は英語で説明し、受け手は聞いた通りに漫画絵を描く。その時に双方の頭にfNIRS(エフニルス/機能的近赤外分光法)装置を取り付け、脳のどの部分が活性化しているのかも同時に調べたもの。

日本人英語学習者 80 名(40 ペア)を対象に、語彙練習のタイミングが学習成果と対話中の脳活動に与える影響を検証したとのこと。このスパイ漫画図を英語で説明するには相当英語レベルが高いと(自分を基準にすると)思われる。冗談ではなく、自分であったら単語は別としてどのように説明したら良いのか当惑して脳活動は停止したままだろう。当然、相手方は何を言っているのか分からないままテスト終了となるであろう。2つの漫画を図示するので各自トライしては如何でしょうか。

論文の超要旨は 本研究は世界で初めて、英単語でのコミュニケーション活動において、単語練習を活動の「前」に行うと記憶の定着が進み、「後」に行うと対話中の脳活動がシンクロし相互理解を促進するという、練習のタイミングによる効果の違いを明らかにしました。

確かに、対話前に単語・熟語・専門用語などを複数回繰り返し声を出して覚えるとその後も覚えているものだ。自分の経験で何だこりゃ?的な熟語を40年前に風呂に浸かりながら何度でも口にしたので今でも覚えている。その熟語は翻訳辞書では出てこない。多分、幼児かスラング言葉だったのだろう。また初めての海外学会発表の時に恥をかいてから英語を真面目にやらなくてはと奮起したこともあった。上達はしなかったが講師の話すイントネーションをそっくり真似すれば通じることを知ったところで、自分の英語マスタードタバタ劇は終わってしまった。今は、そのうちに優れた瞬間翻訳機が出てくるだろうと待っている。

 

ここで、この文献を読むうちに違うことを思いついた。それは説明をする手順の違いで情報の伝達(精度、理解速度)に違いがあること。当然と言えば当然だが、代表的なのはクッキングの伝え方に見ることができる。すなわち、材料Aグループ、調味料Bグループをリストアップ、次に料理の手順(処理方法、時間・温度)。次に盛り付け、最後に味の評価とPDCAの流れ。

言葉を前・後に覚えてもこの順で説明をすることがポイントかと。多くの技術論文はこの流れで読者・研究者に理解をしてもらうことがパターン化されている。 多くの会議では「結論を先に述べよ」と言われるが、要するに「今日の献立はこれです」と紹介するのと、文献内容を凝縮してタイトルとするのと同じ。

これを丁寧にするのが日本流。ディーゼル排気ガス不正発覚したら即EVが結論だとして猪突猛進して壁に衝突した欧州。メニューにガソリン車の熱効率50%を目指して研究を続行しBEVよりCO2排出量を削減可能性が見えてきたこと、ハイブリッド技術の磨き上げ、BEV向け電池開発、FCV、水素エンジン継続などマルチパーパスの料理を用意しておくのが日本流。今これが各国の経済・社会事情に合わせて受けている。この冒頭の文献は英語学習者(相手も英語学習者)同士の結論だが相互のレベルの違いを理解して話すことの方が脳は活性化され。伝えるための技術、質問する技術など相互にとって有効だろうと思う。

英単語学習タイミングと脳の活動の論文から随分話が飛躍した。辞書を引き引きの会話でも、翻訳機を利用しながらの会話でも、相手がこの人は真剣だと感じてもらえれば、ポイントのところは理解しようと努力するものだ。自分の経験で言えば「わかったフリ」をして質問しなかった時に、他の人が質問してやっと理解した恥ずかしい経験がある。スパイ漫画を受け取る人がどのような質問をすれば話す人を助けるのかを考えた時、脳の活動が活発になっているはずだ。

海溝プレートからのプレゼント

先のメールで長崎大学発表の内湾の塩濃度と魚生殖についてアップしたところ、「日本の土地は世界61位、海岸線の長さは6位。これをどう思うか?」のメールを頂いた。拙ブログをお読み頂いたことに感謝しつつ、これにお応えすることは浅学では困難なことあり、その旨を返信した。だが海洋国家の日本の将来をぼんやり思うには良いテーマかと思った。

フィリッピン海溝に沿った海底火山から島を形成。南鳥島の海底にはレアアースが、成長続く西之島には金の埋蔵など、その他海底にはマンガン塊が多く存在しており、先端産業にとっては嬉しいところ。これらの情報は多くがすでに知られており採掘技術の発展を待っているところである。そのような時に、北海道大学が

南関東の世界最大ヨウ素・メタン濃集の謎を解明~沈み込み帯でのヨウ素のフラッシュ蒸発と移動集積~ 2025.10.2 発表した」

南関東(特に千葉県)では天然ガスが商業ベースに乗っていることも多くの人が知っている。今回はヨウ素・メタンがなぜこの地域か解明した文献である。

その前に

ヨウ素と聞いて“なんだヨードチンキ?”と思った人は昭和前半の人。今はポビドンヨード(商品名:イソジン)。前者はヨウ素をアルコール希釈。後者はヨウ素をポリビニルアルコールで希釈したもの)。ヨウ素の利用先について先に記載をすると

工業用途(〜現在)

液晶ディスプレイ:偏光板の製造(ヨウ素含有。偏光板は液晶ディスプレイ(LCD)の主要な部品で、特定の方向の光だけを通すことで画像を形成。ヨウ素を含む(ヨウ素含有ポリビニルアルコール)

触媒:化学反応を促進する触媒。特に、酢酸の合成プロセスでは、ヨウ化メチルやヨウ化ロジウムが利用。

半導体 半導体製造プロセスにおけるエッチング剤として利用される

工業用途(将来は)ペロブスカイト太陽電池、電子部品、センサー、フィルターなどへのヨウ素含有高分子材料が研究され実用化しつつある。

医療におけるヨウ素の利用

消毒剤、甲状腺疾患の治療と診断 (甲状腺ホルモン構成要素)

造影剤 ヨウ素化合物は、CTスキャンやX線撮影においてコントラストを高め、病変部をより鮮明に映し出す

今後の医療分野では

ナノ医療: ヨウ素を内包したナノ粒子は、がん細胞を標的とする新しいタイプの造影剤や、放射線治療を補助する増感剤として研究されている

次世代の診断・治療薬: 放射性ヨウ素を標的分子と組み合わせることで、がん細胞にピンポイントで放射線を照射する分子標的放射性医薬品の開発が進んでいる。

前置きが長すぎる。北大に失礼だ!との声が聞こえた。 北大発表のポイントを引用すると(下線部)

フィリッピン海プレートが南関東帯水層に多量のヨウ素、メタン、水素を供給。沈み込む海洋堆積物の地震破壊に伴う液体ヨウ素の気化(フラッシュ蒸発)。プレート三重点での広大な帯水層の形成とヨウ素、メタンの濃集。

南関東地下の上総層群帯水層(図 1)には世界のヨウ素埋蔵量の約 65%(約 400 万トン)が濃集し、水溶性メタンの産出量も世界最大です。しかし、なぜこのような莫大な量のヨウ素がメタンと共に同帯水層に濃集しているのか不明。これを解明した

説明図が非常にわかりやすい。以下 転載する。 化学でお馴染みの相図(温度・圧力による固体・液体・気体マップ)を参考に見ると一層の理解がされるので試して下さい。

 

 

 

 

 

 

日本列島は太平洋プレートとフィリッピンプレートの押し合い・潜り込みによるカタストロフィ的に圧力解放=地震発生と災害をもたらす元凶である、その一方でプレート下の資源(今回はヨウ素・水素)をフラッシュ蒸発させている。プレートとして申し訳ないプレゼントなのか。我々は地震発災回復・予防に係る予算と工業、医薬面での収益バランスが取れるように利用すべきであろう。