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宇宙天気予報

太陽フレアとは何? 野球解説者の小西徳郎が生きていたら言いそうなフレーズ “なんと申しましょうか 野球ならビックイニングとでも言いましょうか黒点集中による爆発ですかね?” 呑気な話ではない

非常に大事なことを京都大学が教えてくれた。2026.02.06

太陽活動が地震の引き金になる可能性―電離圏と地殻の静電結合モデル―

要旨を引用すると

太陽フレアなどの太陽活動が電離圏に電子数密度の変動(電離圏擾乱)を与えるほど大きい場合、地震発生そのものを促す可能性があることを示す新たな物理モデルを提案しました地殻内の破砕帯と電離圏が「巨大なコンデンサ」のように電気的に結合していると考え、太陽フレアなどによる電離圏の電子数密度の変動(電離圏擾乱)が、地殻内部に電気的な圧力を生じさせる仕組みを理論的に示しました

事例として次の2つを紹介されている。驚きです。

  1. 2024 年1月1日早朝に大規模な X クラス太陽フレアが発生し、同日の夕刻(日本時間)に気象庁マグニチュード 7.6 の能登半島地震が発生しました。
  2. 2025 年 12 月 8 日の午後2時頃 X クラス太陽フレアが発生し、同日の深夜(日本時間)に気象庁マグニチュード 7.5 の青森県東方沖地震が発生しました。

電磁気に詳しい人は次の図を参照願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電気に詳しくなくとも知っておくべきことを自分なりに考えた。まず、太陽フレアが発生すると強い電磁波(X線、紫外線など):約8分で地球に到達

高エネルギー粒子:数十分〜数時間で到達

コロナ質量放出 (CME: Coronal Mass Ejection):巨大なガスの塊。1〜数日で到達

この結果、

通信・GPS障害: 電離層が乱れ、航空無線やカーナビの精度が悪化する。

停電: 強烈な磁気の乱れが送電網に過電流(誘導電流)を流し、変圧器を壊す。

人工衛星の故障: 放射線によって衛星の電子回路がダメージを受ける。

最も身近な被害はGPS,通信障害、停電でしょう。

自動運転の車が出たとしても、位置情報が大幅にズレ、衝突・大渋滞が発生する。地図帳が読めない人はお手上げ状態。 物流トラックはストップ。 宅配ビジネスもスマホのナビで運用しているので届かない。

停電になると、家庭では冷暖房、IH調理器、電子レンジが使えないので、ポータブルガスコンロとボンベの用意の他、お湯だけで食べることができる食料に頼ることになる。 Suicaも利用不可。自動精算も不可。現金支払いの世界に戻る。もちろんEV車は動かない。 こんな状況でもマルチパーパスが有効なのかとトヨタ説が浮かぶ。

大袈裟ではなく、太陽フレアの周期は11年サイクルなので決して絵空事ではない。

一昨年に日本海側特に石川県ではオーロラが観測されたことが話題になったことがあった。今、宇宙天気予報の高度化が進められているとの情報もあり、「今日はGPSに頼らないで、地図帳を持参してください」「△△には〇〇を準備」などのアナウンスがされるかも知れない。

地震は地球内部のプレート衝突によるものは常識で下ばかりを見ていた。しかし、それは結果であって原因が遥か上の宇宙とサンドイッチされたコンデンサーの中に我々は存在しているとの見方の視野の広さに驚いた。地震の予測が今以上に精度が上がることを期待する。地震災害最小化策として、この研究に国家資金を投入してほしい。

暑い日の増加が高齢者認知症リスク増加

知人の企業が中近東に進出するにあたり、開所式に招待したいとの話があった。滅多にない機会だけに「もちろん参加」と返答。その1週間後に「最近の日本が酷暑とはいえ、中近東の暑さには耐えられないし、認知症になる恐れがあるのでやめた方が良いのでは」と連絡があった。

その人は次の文献を見たからと根拠を示してくれた。 東京科学大2026.01.08 リリース。「暑い日の増加が高齢者の認知症発症リスクを長期的に高める可能性 −気候変動時代に求められる高齢者の暑熱対策を示唆−」

このブログでも認知症と取り上げる機会が多いので、早速文献を見た。

要旨を引用すると 全国6万人を3年間追跡した結果、5〜9月に暑い日が合計30日あると、翌年の認知症発症リスクが40〜150%増加することがわかった。その影響が数年にわたり持続する可能性があることが示されました。

これまでの研究では、加齢に伴う体温調節機能の低下により、高齢者が暑さによって熱中症や脱水症状などの健康被害を受けやすいことが知られていました。本研究はこれに加え、気候変動によって増加する暑い日が認知症発症の増加にも寄与する可能性を示した点で重要です

 

 

 

 

 

 

 

図1. 暑い日の数と翌年の認知症発症・認知症発症または死亡のオッズ

理由は記載されていないが、逆にいえば熟知の理由なんだろうとは思う。

例えば、以下のことが挙げられる。

1)極端な高温(熱ストレス)にさらされると、脳内で炎症が起き、アミロイドβやタウといった異常タンパク質の蓄積が促進されること

2)夜間の気温上昇(熱帯夜)は睡眠不足になり、老廃物(アミロイドβなど)の排出を阻害すること

3)高齢者は喉の渇きを感じにくく、脱水症状から微細な脳梗塞や血管へのダメージを蓄積しやすい傾向があること

猛暑でなくとも2)3)は自分も感ずるところがある。水分を摂りなさいと耳タコ状態ながら白湯の味気なさから規定量摂取することは困難だ。

対策として 白湯にリンゴ酢、レモン果汁、梅干しの追加をしているが、AIによると生姜、鰹、昆布出汁も有効とのこと。 是非お試し下さい。

最後に妙な疑問があるのは、赤道直下の人々に認知症にならないのだろうか?

結論は「問題なのは「絶対的な気温」よりも、「本来の気候から大きく外れた異常な暑さ」だそうです。気候変動による急激な環境変化に、個人の身体や社会インフラが追いつかないこと」。赤道直下の人々にとっては温度が急激に変化することはないことと、昼寝(シエスタ)を設けることで無理をしないことなどもあり上手にカバーしているのだろうと思われる。

認知症レベルの数値化

国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)技術報告会で認知症の数値化として簡易にして精度の良い測定法を開発している発表をweb聴講した。

その前に、75歳以上の高齢者ドライバーは免許更新の前に認知症及び、運転能力の確認がなされるのでその風景を紹介する。認知症テストはA〜D組のイラスト集からなり、1組につき16枚の絵が相互脈絡なく描かれている。テスト会場ではA〜Dのどれかが選択され、スクリーンにその図が映し出され、受講者はそれを記憶する。覚えたところで記憶を消すような単純作業をしたのち、イラストを記憶しているかのテストがある。

16枚の絵は相互関係全くない。スクリーンを初めて見て、見た記憶を消すための作業をしたのちに元の見た絵を答える。結構厳しい。

ただし、抜け道がある。イラスト64枚は「今年のテスト」としてWEBで知ることができる。受講者は事前に64枚のイラストを色々工夫して記憶して会場に来られているのだ。涙ぐましい努力にも関わらず、テストが始まると会場は「う〜ん」「えっと何だっけ?」の声があちこちから出る。この風景からお分かりのように認知レベルを正確に数値として表現できるのは非常に困難。完璧に認知症ではないとは言い切れない事情も説明した通り、イラストを覚える語呂合わせを考えた知恵の差なのかも知れないのだ。

イラスト認知テストで合格すると運転技能観察を受ける。その時に見て驚いた。

坂道や段差乗り上げの途中でストップすべきところ、乗り上げ越えてしまう人。曲がる際にセンターラインをオーバーする人。一時停止が甘い人。このような高齢者が通常の道路をバンバン走行しているのだ。 この原因が認知症にあるとしたら、認知症測定をイラスト記憶方式から、より客観的に観察できるツールが必要だと思っていた。

認知症の検査として2つ紹介する。

2014年にノーベル賞を受賞した手法は脳内の嗅内野の変化をゴーグルVRで観察し定量化するものであった。(MIG株式会社導入) 発症20年前から予測が可能とのこと。

今回のJST報告会において、熊本大学・中村教授が発表した技術は6軸加速度センサーを腰につけて10m歩行をした際の歩行信号から認知症(特に中間領域M CI)の数値化が可能との報告。 発表資料からポイントを引用する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この両方の技術ポイントを表にした。

 

 

 

 

 

 

 

相互に補完したシステムが最適だと思う。認知症に関する医薬、または健康食品がある。これらを服用、摂取した効果を知るには、中村教授法がわかりやすいと思われる。装置が簡単だけに、いろんな場面で適用されると期待。

運転免許更新時に10m歩くほどで認知レベルが判定されるであろう。またVRとも組み合わせると医療機関にかかる前の健康検査としても有意義になるであろう。

JST報告会で発表者のお名前を見て驚いた。三菱化学(現ケミカル)で計算化学研究所長を務める傍ら東工大(現東京科学大)教授を兼務し、その後は理化研で特別研究室を立ち上げ、現在は熊本大学の教授の中村振一郎氏。 都度思う「彼は天才」

室内温熱環境と血圧の季節変動

冬の朝はできるならもっと寝ていたい。布団からモゾモゾ手を出してスマホで外気温度をみる。あぁ今日は気合いを入れて行かなくては!と覚悟する。次に室内温度と湿度計を見つつ起き上る。 室内温度が14〜16℃を示すと手は自動的にリモコンの暖房ボタンを押す。これが冬の朝の定番Cueその1。

読者の中には16℃だと!? 冗談言うな、もっとこちらは寒いぞ!とお怒り声が聞こえてきそうだ。建築基準が2022年に変更になり2030年に建築するときは省エネ基準変更に伴う断熱等級7が必須になるようだ。

断熱=省エネだけと考えがちだが、パナソニックホームと大阪大学が血圧の季節変動が起床時の温度と関係があるとの文献を発表した。これは日頃、血圧の基準値変更に一家言ある小生としても目を通さざるを得ない。

「パナソニック ホームズと大阪大学大学院医学系研究科の共同研究が国際誌に掲載 室内温熱環境と血圧の季節変動に関する研究成果」2026.02.04

要旨が表にまとめられているので、引用する。

 

 

 

 

 

 

 

研究者が以下のようにコメントを出している。

冬は心血管疾患の発症が多く、特に気温の低下による血圧上昇がその原因の一つであると言われて います。寒冷時での血圧上昇に関しては、生体が体温維持のために交感神経を活性化し、また熱放散抑制 のための血管収縮が生じるため、結果として血圧上昇をきたすことが知られています。

理由はわかった。低い寝室温度下でギリギリまで寝ていて急に起き上がり動いたら体としては、行動に対しては血流を多くする必要がありつつも収縮状態の血管では全体として高血圧になり末梢細い血管には血流が届かなる理屈になる。 次の図は非常に参考になる。

 

 

北海道では樹脂製窓枠の2重窓が一般的だが、北陸・京都あたりも普及してきた。だが全館暖房には程遠く、個別の暖房に依存しているご家庭が多いと思われる。タイマーで起床時には暖房されるようにするのがせめてもの対策。

 

 

 

 

 

ところで、文献の研究者が言われる交感神経とはわかっているようで自分は正確に知らないので調べた。それによると、自分の意志とは関係なく、24時間休まずに内臓や血管の働きをコントロールしている「自律神経」というシステムがあり、交感神経はその司令塔の一つで「体を活動モード(戦うか逃げるか)に切り替えるスイッチ」とのこと。 もう一つの司令塔は副交感神経。

交感神経: 運動中、仕事中、恐怖やストレスを感じた時など、エネルギーを消費して活発に動く時に働く。

副交感神経: 食後、睡眠中、リラックスしている時など、体を休めてエネルギーを蓄える時に働く。

 

 

 

 

 

 

 

忙しいビジネスマンは常に交感神経を酷使していませんか?

酷使すると反動がありますので時々は休憩や休暇を取ることも必要でしょう。

とは言え、悠長なことを言っておられない人もいることも事実。働いて・働いて・働いて・働いて・働いて・・・・わかり過ぎるほど分かるが、そこまでしたのは誰なのか。反省して・反省して・反省すべきだとは思うが、それが自分もその一人だと気がついたので副交感神経が命ずるところにより「今週はここまで」。

納豆の東西違いと糸引きレオロジー

この1週間、京都の家内の実家にいた。当方は毎日の朝食に納豆を摂っているので、普段は納豆を摂らない家族が気を利かせて納豆を用意してくれた。小粒でやや硬めの豆で撹拌してもネバネバ糸曳きが少ない。一方でやや甘い。

原料は同じく大豆には間違いがないが、まず5ミリほどの小粒が目に入る。なぜ小粒か?と聞けば小粒ほど表面積が大きいので納豆菌が多く付着する。なるほど。なぜ硬いのか? 大豆を蒸す時間を豆の弾力を見ながら調整するとのこと。蒸す時間が長く、発酵温度が高いとアンモニア風味がする(風味がボケる)らしい。知らなかった。水戸藩納豆と京公家納豆の違いとも言えそうだ。尤も公家が食していたのは大徳寺納豆だと思われるが、やや苦味が強く味噌に近い。一度京都を訪れたなら小粒納豆と大徳寺納豆をトライされたら文化の一端に触れるかも。

ここから、巷間言われていることにやや疑問に思っていることを取り上げる。

納豆を「100回、極端に500回混ぜると納豆キナーゼが増える」と宣う人がyou tubeなどで多く見かける。以前このブログで少し触れたが、

1)納豆キナーゼ量は工場での発酵処理工程でほぼ決定され、撹拌で増加することはない。物理化学で整理され、納豆キナーゼが増えるのは俗説。

2)糸引きはγポリグルタミン酸がメインでこの分子の間に擬似架橋成分の多糖類の一種であるフラクタンとの水素結合やイオン相互作用で架橋したように絡むことによる。納豆キナーゼではない。

3)それでは納豆キナーゼとは何か? AIに聞いた。

 

 

 

これでスッキリした。 そこで遊び心で 糸引きについて実験をしてみた。

・多糖類の代表である砂糖を配合。結果 強い糸引きが簡単に得られた

・お酢(りんご酢)を配合すると撹拌により空気を巻き込み、太い糸引きが得られた。

面白いので皆様その他をトライしてはいかがでしょうか。

糸引きの撹拌工程は食感改良にあるのだが、擬似架橋や架橋は工業材料に多く利用されているのは熟知の通り。納豆を撹拌しながら手応え(弾性率G‘変化)を想像するだけでも面白い。

擬似架橋を生成するには温度が重要な因子となることから、当方は冷蔵庫から納豆パックを取り出したら、約30〜40度程度の温水の上に浮かべる。その後に撹拌すると10回程度で強い糸引きが完成する。冷蔵庫から取り出し直後だと100回に相当する。これも皆様 本当かと試してみては如何でしょうか。

物理化学的にいえば、γポリグルタミン酸の分子間距離を広げ、フラクタン分子がその間に浸透し擬似反応する図が浮かんでくる。

γポリグルタミン酸のガラス転移温度は20度。この温度以下ではガラスのように分子が動かず硬い状態、20度以上では分子がクネクネと動きやすくなる。分子間距離も温度が高くなるほど広くなる。フラクタンが入りやすくなる。当方の実験温度と概ね一致する。但し、65度以上では納豆キナーゼが分解するので要注意。

自然は凄いことを実にサラッと(否ネバリ強く)教えてくれる。実に愉快ではないか。

乳幼児への絵本の読み聞かせ効果

東北大が36,000組の母子データを解析し、絵本の読み聞かせ頻度が高いほど3歳時点での発達スコアが高いことを発表した(2026.01.09)。 読み理解する能力が高くなる。その通り。と思って内容に目を通すと、意外な機能が発達していることがわかり、恥を知ると同時になぜだろうか?と考えた。

近くの市立図書館では別棟を乳幼児専用読み書き専用に改造。毎日ベビーカーが並んでおり、中では親子で絵本を前に読み聞かせしている風景がある。開所式にたまたま遭遇したが従来の乳幼児・低学年ゾーンから切り離して別棟を新改装した理由がこの文献で分かった。

まずは文献の発達スコアの事例を紹介する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんど読み聞かせがないより、週に1〜4回でも効果があることがわかる。

コミュニケーション、問題解決、個人―社会のスコアが高いのは理解できるが、粗大運動、微細運動って何? それが読み書き頻度に依存している理由は? について、文献を離れて考えた。

粗大運動とは全身を使った大きな動きであり、読み書きの中で聞き手(乳幼児)は絵本の人物、動物などの動き・身体イメージをして、いわゆる「真似っこ」していると言われている。絵本には「走る」「ジャンプする」「動物が動く」といった動作が数多く描かれている。子どもは読み聞かせを通じて、これらの動作を視覚と聴覚で同時に理解する。

鏡のように反応する脳に加え、小生は日本語に豊富な擬態語、オノマトペ(擬音語)が大きな役目を果たしていると思う。

ザァザァ、シトシト、シンシン、ドスンドスン、ぴょんぴょん、パクパク、モグモグ、など、言葉の響きに合わせて動きに強弱をつけると、脳が運動のイメージを把握する。

絵本の中で動物がザブーンと飛び込んだ、木に登ったなど方向を認知することで空間認知能力も向上するのはわかる。

次に、微細運動とは? 調べたら、手や指先、手首などの小さな筋肉を使い、「つまむ」「ひねる」「書く」といった細かく精密な動作を行う能力のこと。とある。

つまりは粗大運動を経て、箸を上手に使う、鋏を使う、積み木を壊さずに高く積み上げるなどが相当する。 なるほど理解した。 小学1、2年生と積み木で高いビルを作る競争をした。 丁寧に積み上げる途中で筋交を入れる工夫をする子、一気に高く積み上げバランス悪くやり直しする子。自分も仲間に入れてもらい組み立てたが、遅い!と指摘されてしまった。

単なる立方体の棒だが、丸い形状の汽車を作る工夫する子。これらを見ると頭脳がどうのこうのと言う前に、乳幼児時代の読み書きを通じて立体空間認識が大きく作用していることを理解した。 この調査では母子とあったが、最近は父子も読み聞かする風景が多くなっているように見ている。 微笑ましい光景だ。

先日、ある人と、論理的教育に重点おいている国が優れているのか?と議論したことがあった。その時の結論は情緒・人への配慮・和の心底があって、必要な論理能力を身につける方が全体としてパワーがあるのではないかと結論した。

認知症予防可能性

このブログも最近は認知症に関するものが多い。お会いしても名前が出てこないなどは50歳以上の人は認知症かなと自覚する。正確には認知症ではないのだが。認知症の予防可能性を東海大学が要因別に調査した。2026.01.13

この図は非常に印象深い。この図だけで今週のブログは十分。下線部論文より引用

日本の公的統計や疫学データを用いた解析により、国内の認知症の38.9%が生活習慣や健康状態の改善によって、理論的には予防可能であることを明らかにしました。

 

この図で皆さんも驚いたと思うが壮年期の難聴がトップ原因であり、ついで運動不足、高コレステロール血症、糖尿病、高血圧と続く。

工場や建設現場では場所によって消音ヘッドセット着用するのが常態となっており、建築現場付近の住民に対しても騒音レベル・振動レベルが表示されている。

 

一方で、気が付きにくいのがスマホ難聴(音響外傷)であろう。イヤホン、ヘッドホンで長時間聴き続ける習慣だろう。 外部の雑音を遮断してバックグラウンドを聴く方が能率が上がるのが理由だとしても。時々外さないと認知症へのまっしぐらになっている恐ろしさ。

先日100円ショップで推し活団扇のカバーを購入している若い女性を見た。これからライブに行って音響強いdBの中で酔いしれるのであろう。ジャンプや団扇フリフリの動作は運動とも言えるが、耳にとっては参加頻度を少なくしてほしいだろう。横浜市内には1000人以上収容のライブ会場が複数ある。団扇や推し活衣装が街に溢れているのは街の活気を醸し出すが、その反面、この子達の将来は難聴そして年配になると認知症?の流れは止めないと。

ちょっとしたショッピングモールでは男性4人組が個別のマイクで大声を発しながら、歌い・激しいダンス(というより高速瞬間徒手体操に近い)をステージで披露。思わずスマホを取り出し音量を測定した。約30m離れた距離でも80dB 。 地下鉄、パチンコ、交通量の多い通りなどに相当。音量制限されるレベルだ。

運動不足、高血圧、糖尿病、動脈硬化などは血の巡りの悪さの一種で耳の毛細血管に十分な血流が行かないと耳の有毛細胞も動きが悪いことには想像できる。

単なる難聴と整理してはいけないのかもと自覚した次第。

活動開始のCUE

会社で高名を得た人が起業するケースをよく見聞きする。その理由の一つが「暇対策」だとか。なんとなく分かる。暇対策でもし雇用された人がいたら気の毒かも。近くの図書館、公園、ショッピンモールを目的があるのかわからない行動をしているシニア層が多い。TVをつければ若返り体操とかで、スクワットを僅か20回で、、、、、腕の上げ下ろしを10回、、、、グッパァ運動を・・・などTV画面を見ると、その時は試してみる。だが、3日続いたことはない。一人では継続は困難だ。

ジムの会員になって会員同士が頑張っているのをみると刺激を受ける。そのためにジムがあるのだろう。通ったことはないが、勧誘を受けて入口まで行って覗いたことはある。ランニング、筋力トレーニングなど目標まで頑張っているのは悪くない。背筋がシャキと伸びて脚はいかにも鍛えられているシニア層をみると、勿体無いから今からでも働いて・働いて・働いたら良いのにと余計なお世話。若返ったとしてやる事がないとジム通いが目的の一つとして、かつ、楽しみになるのだろう。悪くはない。心身相関は本人にも家族にも良い影響を与えるからだ。

 3日未満坊主に対してだろうか「運動を毎日続けるには 日常生活動作をCUEにしようとする運動があることを知った。 国立長寿医療研究センター2025/12/25リリース

決まったキッカケで運動をする。日常生活動作を CUE(合図・きっかけ)にして、その前後に運動を行う方法の具体的には、「歯磨き」の前後にスクワットを行う、「掃除」の前後に腹筋運動を行う、「洗濯」の前後に屈伸運動を行うなど、日常の生活動作に簡単な運動を組み合わせる方法です(図1)。

CUE(合図・きっかけ)として用いる生活動作は、「歯磨き」以外にも、「着替え」、「整容」、「家事」、「食事」、「トイレ」、「コーヒーを入れる」といった日常のあらゆる生活動作が対象になります。 とのこと。

仕事面ではこれからAIに負けないために新規発想を着想するためのCUEが必要だろうし、芸術家においては昔の作風を追い求める以外に最近〜未来の風景を描き切るための感性を醸成する必要があるが、それがダラダラと続く日常では、それらができるかと言われると困難だろう。

最近 日本でもクリエイティブを業務とする会社で昼寝を設けるところが出てきた。米国では坐禅も組み込まれているように、どこかで切り替える仕組みがある。

次の表にサラリーマン、芸術家、スポーツ選手のCU EのAI回答を示すが、

 

 

 

 

小生はサラリーマンにとって制服がCUEになるのではないかと思う。 発想が同一化するとかの批判は予想されるが、通勤服から着替えた瞬間にCUEが入る経験を人は多いだろう。

小生にとってのCUEはなんだろうか? 朝起きた時に小さな箒で部屋を掃くことかなぁ。掃除機では取れない角・隅にある埃を集める、ドアの下部を拭けると気持ちがスッキリ。ついで机、床の雑巾掛け。そしてパソコンを開ける。なんのことは小学校で今から勉強するぞ!の日本人に埋め込まれたCUEチップだった。

家電の多くは主婦の仕事の軽減化。その反面 身体を動かす頻度は減少した。小学生の頃に戻って掃除、拭き掃除をすると意外にジム的肉体運動であることが分かる。ジム経営者にお叱りを受けそうだが。

食後血糖値抑制に飽和脂肪酸?

トランス飽和脂肪酸は悪玉で不飽和脂肪酸を摂るよう注意され耳タコ状態。「マーガリンは大豆油(オメガ6)オレイン酸(オメガ5)が原料で(オメガの数値だけ分子内に不飽和二重結合があり、水素を部分反応させると二重結合部分が飽和となりトランス脂肪酸となる。液体の大豆油がこの処理をすると半固定化。だからトランスが悪玉としてバターを厚遇してきた。家族がマーガリンをパンに塗っているとバターにしなさいと注意された。どこのご家庭でも似たような風景があった。2026年になっても一旦染み込んだ“常識”はなかなか修正できない。だが、マーガリンの箱を目にした時になんだか違和感が「トランス飽和脂肪酸濃度<0.5g/100g」と記載されているではないか。これには驚いた。

食品業界ではトランス飽和脂肪酸を少なくするために、エステル交換反応を利用しているとのこと。もっと早く言ってよ!とどこかのCMを思い出した。

 食油メーカーとしてはトランス脂肪酸減少に努力しているのに、世間は理解していないと考えたのであろうか、千葉大、島根大とミリスチン酸が健康に良い点を探った結果、「ミリスチン酸のヒト食後血糖値上昇に対する抑制効果を初実証」を発表(2025.12.25)

要旨を引用するとこれまで飽和脂肪酸は悪玉で、その過剰摂取は避けるべきとされていましたが、飽和脂肪酸の一種であるミリスチン酸は、少量であればヒト食後血糖値の低下という善玉効果があることが、今回の研究結果により示されました。ミリスチン酸の適切な摂取が健康維持に役立つことが期待されます。」

今回、少量のミリスチン酸(970 mg)を継続して摂取することで、ヒトの食後血糖値の上昇が有意に低下(約 20%低下)することを実証しました。従来、飽和脂肪酸は悪玉で過剰摂取は避けるべきとされていましたが、少量のミリスチン酸を摂取することで食後血糖値を下げることができ、2 型糖尿病発症や糖化に関連するリスク因子を軽減できる可能性があることが、本研究で示されました。

 

ミリスチン酸の分子構造

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食品のトランス脂肪酸濃度とミリスチン酸濃度をまとめた

 

ざっくりの結論は家庭用マーガリンなどにおけるミリスチン酸の含有量は、以前よりも現在トランス脂肪酸を減らす代わりに、ミリスチン酸やパルミチン酸といった「飽和脂肪酸」の比率が相対的に高くなった。

不飽和脂肪酸とのバランス: 飽和脂肪酸(ミリスチン酸含む)が増えたとしても、バターに比べれば依然として不飽和脂肪酸(体に良い脂)の含有量が多く、全体としては心疾患リスクが低いと評価される。

恥ずかしながら自分の行動を見ると。スーパーで商品を手に取る優先順位は価格、昔ながらの情報、おまけに割引シールの有無、有効期限。 知らない新商品は成分を見ることあるがレアケース。知らないところでメーカーは努力しているのだと。長い間無知なる偏見をマーガリンに持っていた。申し訳ない。学校給食で出された四角に包装されたあの記憶が今でも継続していたことに反省。新しい情報が正しいとは限らないが、古い情報を選別して更新すべき情報は置き換えていくことが重要だと感じた。

AI・ゆく年・くる年

パソコンはおろかスマホでも機能の1/100しか利用できない我が身にでさえ、2025年は容赦無くAI怒涛の波が来た年だった。

秋の横浜山下公園での区民祭において弁護士協会のパンフを見て驚いた。そこには「何か問題があれば、誰に相談しますか?」の設問があり、弁護士・家族・AIにチェック。弁護士が今後来るAI波動を受けているなと感じた。弁護士の項以外にチェック。それでも抽選で結構高価な景品を頂いた。そのほかに行政書士、医者、歯科医のブースもあり従来の受け身的な姿勢に対して今後AI登場により何らかのプラスする必要性があると感じた。

その我が身においてAIを活用しているかと問われれば

1)調査検索  AIの範囲は当方の専門外の知らない領域からでも引用してくることに驚いた。ただエビデンスを開示しないので、面倒な作業が必要。当方の専門領域においては、そこそこやるなぁ〜の印象。専門外での調査検索においては知らなかった。抜け防止には非常に有用だと感じた

2)複雑な文献・情報の要約と複数情報の比較整理

3)イラスト・動画の作成 パワーポイントではアニメ、漫画、写真、動画が有効。それに対して高齢大学教官の発表資料は文字・文字・文字。現代においては読み解くコスパに劣ると一笑に付されかねない。

それがAIを利用すると見事に文章の意図を整理してイラスト・動画に変換。小生は2025年の後半にGemini3の能力がアップしたことで利用を始めた。

以上、2025年はAIが「便利なツール」から「社会のOS(基盤)」へと変貌する転換点を目撃したとも言える。2026年以降、この傾向はさらに加速し、AIを使いこなすか否かの差は単なる「スキルの差」ではなく、「生存戦略の決定的な分岐点」となることが言われている。

2026年以降の社会の姿は「AIエージェント」と「物理的AI」の融合と言われている。2026年からはAIが画面の中だけでなく、現実世界の物理的な作業や複雑な自律判断を担うようになる。AIエージェントとは複雑な多岐にわたるプロジェクトを自律的に制御・完遂する。外部との交渉までAI連携がある。すでに大企業同士のAIエージェント契約が報道されている。

事務処理  経理・決算処理、 翻訳・通訳 進捗管理は合理化される。中間管理職は今でも立場が危ういがAIにはできない「新規ビジネスのネタ・実現力」が求められるだろう

物理的AIは次世代ロボットで建設、介護、看護などで活動する姿が予想される。

小学生からプログラミングの学習を開始しているが、本当に必要か?コーダー(仕様書通りに書く人): AIが自律的にデバッグし、コードを生成するため、プログラミング言語を覚えているだけのエンジニアは不要。求められるのは「システム全体の設計(アーキテクチャ)」を考える力と言われている。

これから就学する人、大学院を卒業し社会で出られる人は従来の(知識量&質が優位である)方程式が通用しないことを覚悟することが必要だろう。それを生き残るには AIの欠点を攻めること。 それには

  • AIは失敗例を集めることはできない。失敗は成功の素は今でも通用する
  • AIは論理。 非論理(直感)(情感を汲み取る力)が勝負を決める
  • AIを部下扱いにしてAIが失敗しても責任を取る姿勢

以上のまとめをAIグラフィックに描いたところ次の図となった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラストの構成解説:

  • 左側(2025年:高度なツール) AIが「最高の助手」として完成された姿。人間が主体となり、AIを駆使して複雑な業務を効率化している様子を描いている。
  • 右側(2026年以降:社会のOS) AIが画面を飛び出し、自律的なエージェントとして街やプロジェクトを動かしている姿。フィジカルAI(ロボット)との融合や、人間が「AIを束ねる指揮官」として活動する未来像を表現。

横浜の除夜の鐘は船舶からの汽笛。2026年に向けて我々も出航!