昨日、交番勤務の巡査の方が自転車通勤に代えて電車防犯をかねて乗車するニュースに接した。
やや旧聞になるがハローウインの京王線で不幸な事件が発生した。窓から逃げ惑う人々に介助する人の光景。ショックだった。なぜドアを開けないのか?ホームドアとの位置が違うからなんて理由にならないはずだ。新幹線・小田急と類似事件を真似たとあれば想定訓練するのが普通だけに疑問を感じた。
不幸にしてその場に乗り合わせてしまった時の身の守り方について、元消防士レスキューの人がYou tubeで対策を公開していた。タイムリーな公開だ。その一つは、非常ボタンを押すこと。次にドアを手動で開けることだと。 後者の方法は知らなかった。長椅子のソファーを取るとドア開閉コックがある。ソファーは車両から降りる時の滑り台にもなる。とのこと。これは非常に重要な情報だ。車両には液晶パネルで各種情報が流れているが、このような時こそ、ドアの開け方を放送してくれると助かると思う。是非の検討をお願いしたい。
ただ、ドアの開閉は車両により異なるので、いつもソファーの下とは限らないようだ。京王線では四人がけボックス椅子の下にあるとのTV解説があった。先日の首都圏鉄道変電所停電の際には山手線の車両はドア上部のところにあるらしく、車掌が人力で閉じていた。横浜ブルーラインはドア下部。とマチマチだ。
(注:新幹線車両にも人手で開ける方法があるが、法律に抵触するので厳禁)
乗客として身を守るには ・ホームドアのないところでは先頭に並ばない。 ・後ろの人の様子を見て、違和感があるときはそっと列を変える。 ・車両の両端は避け、逃げる方向が一つに限定されないようにする ・非常ボタンの位置を確認する。 ・問題はソファーの下は確認できない。足もとばかり凝視していると変質者に間違われる。従って、よく使う車線では駅員さんに聞いておくことを始めた。 ・ただし、地下鉄の場合は電源をサードレールから取っているケースもあり、間違うと感電即死するので要注意だ。(地下鉄は駅間距離が短いので、類似事件は起こり難いとは言えるが) ・特急・快速より普通利用を見直す。知人は長距離でも普通を利用している。何故?と聞いて納得した。座れる確率が高い。そしてパソコン作業で仕事は捗る。肝心なことは話せないが、ミニ会議はできるとのこと。当方は実行していないが、今回の事件から見直すことにした。・その他 寝ないこと。・軍手はカバンに入れておくことにした。
相乗りはリスクが潜在的にある。バス然り、タクシーも相乗りになった。大丈夫か?自分は多分相乗りタクシーは利用しないだろう。地震で帰宅できない時は自転車を購入調達する。
コロナ禍の時は国民略全員が等しく窮屈な生活を強いられた。他人の懐具合を目にする光景はなかった。これが解放された途端に、以前からのライフギャップに再直面する事態になって、取り残された感を抱いたとしても不思議ではない。
波に乗れない人は必ず発生する。事件の形は違えども発生するだろう。健常者はそれでも逃げることができても、車椅子の人をどう守るか。女性優先車両にちなみ車椅子車両(半分か1/3のスペース)は如何であろうか? 心理的にも安心だし、駅員も所定の場所とわかっているので介護するにも便利だと思うがどうだろう。車椅子の人が等しく移動できるのが本当の豊な国。そうは思いませんか。