芋による認知症予防

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高血圧を始めいろんな疾病対策として医師、整体師などの各方面から発するyou tube情報が多い。食物(摂っては良いもの、悪いもの)、運動などは共通している。食物では減塩をして、食物繊維の摂取が勧められている。中には面白い実験をしているのもあり参考になる。例えば飲酒につれて排尿の塩分は飲酒前濃度0.9%から徐々に0%になるのは興味を引いた。アルコール度数が高いと体内に塩分が増えても排尿しないとのこと。NaClがアルコールに溶解しないだけの話だが実用ではこの説明で十分だ。但し、この論文を探したが見つかっていないので信ずるも信じないのも自己責任でお願いします。

大雑把な括りだが女性は年齢を重ねても記憶力は男性より高いと感ずるのは筆者の周りだけではないと思う。男性に都合が悪いことを何年経っても昨日のように指摘する。男性は楽しかったことは記憶にある。いや、楽しくはなくとも経年で美化加工して脳に収納している。昨日の夕食は何だったか瞬間に出てこない筆者にとって興味ある論文が発表された。タイトルにある芋が今回のキーワード。

筑波大学から興味ある論文が提出された「食物繊維を多く摂る人は要介護認知症の発症リスクが低下する」 (筑波大学プレスリリース2022.02.10)

山岸教授の発表の「研究内容と成果」から超抜粋すると秋田、茨城、大阪の3地域の住⺠で、40〜64歳の3739人を21年間にわたって追跡し、その間に発症した要介護認知症をチェック。

食物繊維を多く含む芋類・野菜類・果物類の摂取量により4つのグループに分けた。要介護認知症の発症リスクは摂取量によることがわかった。特に水溶性食物繊維が効果ある。

世界で初めて疫学的に示されたと報告している。

ここからは食品業界の仕事なのだろうが、この摂取量とは一体どれくらいなのだろうか、20年の間には食生活も変化しているはずだ、健康に関する関心も高くなってきた。具体的に何を食すれば良いのか? そこが本当は知りたいところだ。

秋田といえば“きりたんぽ”。野菜・舞茸・牛蒡と繊維が多そうだ? でも毎日ではないだろう。 茨城の“さつまいも”は非常に美味しい。とは言えシュガースイートは高価なので常食ではなかろう。茨城といえば研修の短い滞在だったが寮の食事は豚肉だった。芋なら埼玉だと関東圏どうしの当て擦りも見たいものだ。大阪では昆布だしのうどんが影響しているのか?出汁中の水溶性繊維は?それとも徳島サツマイモにも近い。。。など地域により違うだろう。区分が地域に偏在しているとなれば、それも食品や健康サプリ開発のヒントになる。

できたら「健康のため」と力を入れないで自然で摂取できるような食品が好ましい。一人のための錠剤サプリよりは家族全員が摂れることが良いし、長続きすると思われる。

いずれにしても、食物繊維が便通や腸内環境を整える菌の餌だとの認識から大きく飛躍して認知症予防に役立つとは有意義な発見であり、20年以上のワークを継続されてこられた先生方のお仕事に感謝し、私どもの食生活改善を図りたい。焼き芋はスイーツ化している。遠赤外による焼き芋は口の中でトロける。昭和時代には冬になると壺焼きをするお店(駄菓子屋さん)があった。今で言うインド料理のナンを焼く壺と類似して、中に針金で吊るしたサツマイモはほっくりして美味し買ったのを微かに覚えている。現在の比較的高級スーパーで売られているのは工業的生産だろうが、どの波長を照射しているのか興味ある。男子で焼き芋を買うには抵抗がある人がおられるならば、今はスマホで糖分をチェックできるので、品質管理データ収集と屁理屈をつけて、大いに芋を楽しもう。データ整理も含めて認知症予防なら最高だ。

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