高齢者運転テスト風景・目立つ老害

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75歳以上の運転免許更新認知テストについて先輩から聞いたことをブログで取り上げた。今回は実際に受験をした先輩の話を聞くことができた。その場に皆さんが同席したら笑いを堪え、やがてこれが現実かと痛感するだろうとのこと。

参加者の中には腰が90度曲げて常にお辞儀スタイルの人、耳が非常に遠いので指導員の言うことが分からない人、補聴器を家に忘れてきたとか。糖尿病バッグなのか知らないが点滴管が繋がったキャリアを引いている人、試験中の携帯電話を切れずに係員に操作してもらう人、解答用紙を指舐めして注意される人、認知テストの16枚の絵を思い出せず唸る声・声・声。運転技能を自覚するための運転操作テストでは、段差乗り上げ停止すべきところオーバーラン。見通しの悪い交差点を模擬的に作った個所では一旦停止をせずに走行を継続し、指導員から注意されると、見通しがよく車が来ない状況で何故止まる必要がある?と逆ギレする人などまさに人間老害パラダイス。

これで運転免許申請提出用の認知合格証書をもらって帰ったとのこと。運転免許を返上できない事情があるにしても道路には彼らが運転する車が15〜20%程度は混じっていることを覚悟する必要がある。

他人事のように言っているが、自分も仲間に入る時が来る。認知は大丈夫とは言えない。人の名前が出ない頻度が多く、酷くなってきた。貰い物の第一工業製薬の冬虫夏草は人にあげて手持ちなし。エーザイの薬は普及するのは先だ。となるとどうするか。 このどうするか?がビジネスにとっての開発ネタになる。自分がクルマを購入したとき、スタイル、性能云々より重要視したのは運転サポートがどこまであるのか、不足している場合オプション追加できるかであった。今では標準実装になっているが、後方からの車接近表示やレーンキープ、自動停止、前のクルマとの車間距離アラーム、駐車アシストなど。あれば頼るのは問題かも知れないが、一つの安心である。今の段階ではレベル2である。テスラはレベル2でも自動運転だと誤解させて事故を起こした。メカの前にイーロンマスクの頭脳が問題だ。

それだけにレベル運転3以上には何故か躊躇する。先日、湾岸線からアクアラインを通り木更津まで行った時のこと。往きのETCは何事もなく作動。帰路も同じルートでETCを通過したが、その直後に読み取れのエラー表示。カードを再挿入して運転したが出口でまた表示。読み取れずにゲート通過できる不思議さもあり早速履歴をチェックしたところ、正規の料金が記録されていた。無料で通過かな?と1/1000秒不謹慎ながら思った。これがETC装置だから良かったものの、将来は衛星からの通信で自動運転が可能とか、BEVが走行時に道路から充電できる技術が実用化した場合、素人ながらクルマでの対応はまた変わってくるのだろうと思う。

パナソニックは高齢運転者に対してインパネの上にマスコットを置いて運転者に寄り添うソフト面での対応を継続研究している。それによると、一人暮らしの運転者には「今日は天気が良いですね」と話しかける。エンジンが既に掛かっているのに気がつかなくエンジン始動ボタンを押すような時には「エンジン掛かってます」と声掛け。歩行者・自転車が横切ります」など警告を発する仕組み。視野角の狭い高齢者にとっては物凄い補助者ではないだろうか。早く実現して欲しい。

全仏OPでポイント、賞金没収の憂き目に合わせた審判は見るからに高齢者で一旦言い出したらテコでも動じない頑固者。世界中を敵に回しての立ち振る舞いは高齢者の反面教師には最適な人かも知れない。テニスではライン上のボール判定は再現できるが、見てもいないプレーを悪意で判断するには無力。そこでパナソニックのマスコットに試合の前に「ルールを遵守し公平な判定をしましょうね」「マスコットの広視野角では***でした」

「今の判断にはルール外ですが大丈夫ですか?」と的確な補助を出すようなことをしてはどうか。フランス語や英語が苦手でも即刻通訳するので選手にとっても安心。審判やボールキッズが不要では大会の華がない。選手もつまらないだろう。そこではAIはあくまで頼れる補助者に徹すること。

今回の出来事をきっかけにパナソニックの製品がテニス4大会に登場しては面白いだろう。最後に「老いては子に従えからAIに従え」になるのかも。

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