近くの小学校校庭で保育園の運動会が開かれた。親戚の2歳の子が運動会デビューするとあって見に行った。開会は年長さんグループのマーチングバンドからスタート。三歳からピアノなど楽器を習っていることもあるのだろう、ピアニカもなかなかのレベル。次の体操では米津玄帥のパプリカに合わせたダンスが披露。おやおや保育園の音楽も随分J-POP化したものだ。先生の趣味なのか、このリズムでないと退屈して乗ってこない子供の日頃の音楽環境なのか??と時代隔世の感ありだなあと眺めてた。組み立て体操。今の小学校では避ける種目だが、ピラミッド4基完成。観衆の大きな拍手を受けた。さて、次は親子ダンス。音楽はなんだろうと思っていたら、誰でも一回は聴いたことがあるマリーゴールド。「麦わらの帽子の君が揺れたマリーゴールドに似ている。あれは空がまだ青い夏のこと、懐かしいと笑えたあの日の恋、、、」作詞作曲はあいみょん。正直なところ曲は知っていても作者の名前までは知らなかった。アニメ歌手だろう?と思っていた。
FBにズバリ、J-POPを聴いたオッサンの脳内はあいみょんはアニメの主人公をイメージしていると図星な指摘。はい、その通りですと。ついでに言えばLemonが有名で曲はオッサンでも知っているが、米津玄帥の名前とは脳内でイメージと一致しない。なんとなく江戸時代の漢学者か杉田玄白か浪曲師のような古色蒼然としたイメージ。この人がLemonやパプリカとは!。横浜関内地下街にフリーで弾けるピアノがあり、このLemonが流れると中高生が素直に反応している。その姿を見て、こちらが驚く。このブログをご愛読して頂いている方々の中にも同様な思いをされているのではないかと思いますが、如何でしょうか。
徒競走に順番をつけないものと聞いていたが、シッカリ1~4位まで順位をつけてメダルを授与。それよりも先生は慣れているのだが、スタートラインに子供の名前を呼んで並ばせるが、よその親が聞いて、さてどんな漢字なのだろうと考える命名された子供がいた。子供に選択権はないが。
さて、運動会だけの紹介が長すぎた。レールチェンジして二酸化炭素の名前と効用について。
人に覚えて貰うには簡単な短い名前が良いとあって、政治家の名前は短い。麻生太郎、河野太郎、中山太郎、山田太郎、山本太郎。。。太郎だけでも結構政治家がいる。政治信条は違うのは当然。正反対のもこの中に存在する。
一方、不幸な名前をつけられたのもある。温暖化ガス。温暖化ガスイコール二酸化炭素と多くの人が認識している。環境の諸悪の根源のように言われている。これだけ悪者扱いされると少しは二酸化炭素の味方もしたくなる。前のブログにも記載したが、二酸化炭素があればこそ、地球の防寒着として、大陽からの強烈な低波長UV照射も遮蔽し、放射能物資自然発生の抑制の役目をしている。それどころか、植物の餌となって炭素を固定化する重要な役名を果たしている。温暖化に関連しそうだが、二酸化炭素よりメタンガスが温暖化に影響が大きいと言われているが、それは情報として伝わらない。二酸化炭素は海中に溶解するが、メタンは溶解しないので、空気中に存在する。二酸化炭素だけを悪者扱いするのは可愛そうだ。 One issue One solutionはその他に歪みを生みやすい。 せめて、バイオ(植物)の素程度には認識しても良さそうだ。
一般的に知られていない二酸化炭素の利用の仕方に「熱可塑性樹脂の射出成形におけるヒケ防止、ウエルド部外観改良、成形流動性の改良による樹脂溶融温度の低下による省エネルギー成形がある」「超臨界射出成形」である。米国ベンチャーの発明であるが、たちまち世界に広がった技術である。ポリスチレンなど芳香族環を有する樹脂は二酸化炭素を、ポリプロなどは窒素ガスを射出成形のシリンダーから僅かに注入することで、上記の品質改良がなされている。(日本製鋼所Mucell)。技術紹介はDJK 資料https://www.djklab.com/parts/support/pdf/mucell-3.pdfを参照願いたい
図1は相図。
温度と圧力により固体・液体・蒸気・気体と形を変えるが、ある臨界点から上の領域では液体でも気体でもない状態となる。例えば二酸化炭素がポリスチレンの溶融体に容易にあたかも液体のように浸透し(実際は気体の性質もあるので)粘度が低下する。その状態で金型に注入されると流動性が高いことから製品末端まで流動し、金型内では臨界点以下の気体となって発泡する。これにより、微発泡成形体となるか、and/or 溶融から固化するときの体積収縮をカバーすることでヒケが防止される仕組みである。
日本ではCAEの技術及び金型設計・製造の技術が進んでいることから、超臨界射出成形に頼らなくても目的を達することは可能であるが、逆にそれが裏目となって、それらの技術がない国ではサッサと導入したのが実態である。