ギャンブル依存症

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「やめられない とまらない・・」かっぱえびせんなら可愛いが、行きすぎたアルコール、パチンコ、競輪、競馬、ボート、まして麻薬類となると個人、家庭、社会にとって厄介なことになることもある。リスク管理できず、ドーパミンの赴くままのめり込む。パチンコ漬けになる因子の一つは確変。確率変更では玉と同時にドーパミンが溢れ出る。その快感記憶を再現したくて、のめり込む。

投機リターンが最も低い宝くじは少額だから当選発表までのお楽しみ代として処理はできるが、100億円以上をカジノで溶かした井川意高(元大王製紙)に言わせると途中で23億円儲かっている時に、ここで止めろと羽交い締めされても、「23億を獲得するような人間だからこそもっと大きく稼げるのだ」として最終的には全部パーになる。

幸いなことに庶民ではそこまでに溺れないので安心と言えるだろうか。パチンコ人口は約200万人で毎年14兆円を動かしている業界とか。割り算すると毎年平均70万円の損失を出してでも継続。中にはパチプロが存在して、多分サラリーマンより収益?を出しているであろうから負け組の平均的損失額は年100万円をゆうに超えるものと思われる。性格ではなく、一旦手を染めたらやめられない。

面白い実験をしたのが京大の田岡氏。学生65人を2グループに分けて、一方には容易に勝ち続けることを経験させる。片方には負け続けることを経験させてから、両方に同じレベルの賭けをさせた。

その結果 事前に勝ちを多く経験するとその後の賭けは無謀になりがちになり、負けが多いと最後にはトータルの負けを解消すべく極端な無謀な賭けをする。普通言われていることと一致したとのこと。性格の影響が強い印象がある。

だが、ここで「ギャンブル依存症」と症の名前がついていることが気になる。病気?なのか。これも京大の髙橋氏だが、fMRIを使用して脳のギャンブル脳?を調べた。fMRIの装置の中にギャンブルができる画面を持ち込み、ギャンブル依存性の人21名と健常者29名に対してハイリスク・ハイリターン、と低リスク・低リターンの2つのギャンブルが提示する。参加者は好みの一つを選択。

超要約して結果のみ引用すると「ギャンブル依存症患者の場合は背外側前頭前野の活動が低下していること、背外側前頭前野と内側前頭前野の結合が弱い患者ほど、ギャンブルを絶っている期間が短く、また、ハイリスク・ハイリターンのギャンブルを選択することがわかった」 とのこと

この論文は2017年発表なので、その後、対策がなされていればと期待する。

 

水原一平さんのギャンブル損失の埋め合わせのため、大谷口座から胴元に振り込み解雇された。この行動が今回紹介した2つの文献のどちらに強く関係しているのかはわからないが、後者であれば治療としてギャンブル環境から近づかない措置が必要だ。 パチンコの店が減少しているらしいが、駅前、郊外どこでもアクセスできる風景は異常としか見えない

電車から降りる人がスマホゲームの途中らしく、なかなか降りない。横断歩道でもスマホのながら歩き(生命より大事らしい)。スマホを見ないで歩く人の方が気を遣って避ける。礼儀の域を超えて、脳の一部が損傷しているのかも・・・と考える今日この頃。

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