近くにワークマン女子のショップがオープンした。人気だとは聞いていた。ワークマンと言えば軍手の束や、独特の鳶のユニフォームなどを陳列してあるモノトーンのイメージの店だった。最近では扇風機内蔵の上着など進化系も多いとか。でも女子との繋がりは想像していなかった。作りがシッカリしているのが作業衣の原点だとして、色彩などデザインの味付けすれば女性に受けるはずと考えた経営者は大したものだと思う。
近くのお店はオープン以来1ヶ月だが、整理券が入店には必要とあって人気。整理券は店内の密対策でもあるのだが、年配の男も並んでいるので聞いてみたら、少ないが男物もあるのだとか。筆者は気後れするタイプなので並んで整理券をもらう度胸はなく、店の外から見ていた。(写真)。
それだけでも商品がワークマン店舗イメージとは違い女性が普段着に利用しても良いようなデザインと見受けた。実際、買い物袋を手に店から出てくるリアル買い物である。
従来のアパレルは対象的に特に紳士物には厳しいようだ。アメラグチームを抱えたこともあるレナウンは倒産した。バーバリーとの契約を継続できなかったSANYO商会は残りのマッキントッシュ、スコッチハウスなどで生き残るべく店舗整理しつつEコマースにチカラを入れると発表した。だがEコマース万能とは行かないと思う。画像でみる商品では柄は分かっても質感(手触り、温もり、ストレッチ性など)は分からない。リアルショップで購入することが出来る地域ではショップで購入することになる。Eコマースでは買い物が記録されるが、リアルでは採寸データがあり試着する手間が省けてパンツの長さ調整をしておいてくれる。また最近はスーツではなくてもビジネスでブレザーが多くなってきた。そうするとセンスの無い男はチグハグなコンビネーションとなりがちだが、リアルショップではユーザーの持ち物を把握しておりマッチする提案をしてくれる。
結局、Eコマースもリアル店舗の両方が充実する必要があるのが現状のようだ。若者の買い物パターンといえばネットで調べるか、リアル店舗で品物をチェックした上でアマゾンなどEコマースで購入。リアル店舗で初めて商品をみて購入するのは今や年配者と区別していた。ところが、若者は商品に関する知識はネット検索などで十分に持っていて、あとは実際のお店がどこにあるか調べて出向いているとか。若い人に聞いてみたいところであるが想像するに?
- 買い物は友人、家族とワイワイ愉しみながらしたい。画面だけで購入は早いがなんとなく味気ない。
- テレワークで閉鎖空間で長い時間居ると、気晴らしが欲しくなる。
- 商品知識は十分あり店員さんに聞くことはない。大型店舗でも店員は少なく聞けない。あとは触ってみて、持ってみて重いのかを最終チェック。
- 新規参入した見知らぬショップや新商品も序でにみることができる。
- チョットしたテレワーク中の菓子類なども買える。テレワーク頑張りへの自分ご褒美。
などであろうか。
一方でEコマースで購入で、 おや?と思ったのは「無地のボトル」。どこのメーカーか分かって購入しているのでPETボトルの表面に商品名記載のPETシュリンクフィルムでラップする必要はない。(コカコーラの“いろはす”など)PETフィルムを剥がして瓶・缶収集するゴミの日に出すには面倒な作業がなくなる。包装容器法によりPETボトルをリサイクル際に作業員の方が選別して、PETフィルムやラベルを剥がすことは不要となるだけに、これからのBottle to Bottle のリサイクル比率が高まる時には有意なことである。