小魚摂取と死亡リスク

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やや過剰気味な健康情報にまた一つが加わった。タイトルが全てを凝縮している。今回は小魚を摂ると死亡リスクが低下するというもの。

煮干しからの出汁のお吸い物では不十分なのか知りたいところだ。煮干しラーメンの幟も目立つ街風景だが炭水化物の量が気になる。煮干しとナッツがブレンドした商品もあり時々買っている。スーパー鮮魚コーナの隅に小魚干物があり、値段ははるが商品があればついでに買っている。いずれもちょっとした口寂しさを紛らわす程度だが、本来は栄養満点なので積極的に摂るのが良いのだろう。 ししゃも、めざし、しらす・・・・。

めざしを見ると土光元経団連会長の質素な食事放映風景を思い出す。あの体型にして精力的な活動が本当にめざし由来なのか諸説あるが当方は信じることにしている。湘南名物しらす丼も食欲をそそるが値段が高くなった。コウナゴ(小女子)を煮た釘煮は関西の食事には欠かせない。2月ごろ明石で獲れたコウナゴを鍋で煮汁と一緒に煮ると錆びた釘のように曲がることから命名されたが、お裾分けで送られてくると季節を感じる。

前振りは良いから本題を早くとお叱りを頂戴することになるので改めて論文を紹介。

名古屋大と佐賀大の共同調査によるもの。要約の図が最初に記載されている。

 

結果は一目瞭然だ。小魚は頭・内臓・骨を丸ごと食べることからビタミン類、カルシウム、DHA EPAを摂取できる。だが女性に効果的で男性にはそれほど効かないのか?

 

これからの調査に期待したい。ししゃもは酒の肴としては食べるが、アルコール、シメには体が炭水化物を欲するのでラーメンとなるなど効果を打ち消ちする食事内容も影響しているのだろう。

研究者の以下のコメントを拳拳服膺して小魚が全身で我々の健康に奉仕していることを感謝する次第。冒頭の「やや過剰気味」は反省して撤回します。

シシャモ、しらすなどの小魚は「頭・内臓・骨を丸ごと食べることができる」という特徴があり、これらを捨てて身だけを食べる一般的な魚とは異なる食習慣で摂取されます。魚の頭・内臓・骨には、ビタミン A やカルシウムなどの疾病予防に関わる栄養素が多く含まれており、これらを一度に摂取できる小魚は、現代の私たちに不足しがちな栄養素の大切な摂取源と考えられています。小魚に含まれる栄養素の摂取は、血圧を低下させて動脈硬化を防いだり、一部のがんを予防したりすることが報告されており、ヒトの疾病予防における役割があらためて注目されています。

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