時代ギャップ

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つい最近、笑っていいのか嗤えないのか。 着払いで宅急便が届いた。ずしりと重い。直ぐに送付先に別の資料を同じ段ボールに入れて宅急便屋さんに持参。軽いこともあってウオーキングも兼ねて徒歩にてお店に到着。

そこで言われた料金はなんと着払いより200円高い。従業員曰く「お届け先が地方ですから」。 ???ハテナマーク。 意地悪い質問をした「上り、下りで値段が違うのですか?」 従業員は「同じです。箱が大きいので値段は違います」。箱に貼ってある着払いの伝票を指差して「同じだけど」。店員の顔が真っ赤。そばにいたベテラン社員が聞きつけて対応してくれた。原因は巻尺の使い方に慣れていないとのこと。箱の各辺の長さを小さな巻尺で測定して足し算を暗算ですることは、この仕事をするまでにしてこなかったのだろう。スマホで距離がデジタルで表示される時代に育ってくればアナログの世界は別世界。

一週間後、同じ宅急便屋さんに行った。別の社員が対応してくれたが、筆者がブラックリストに上がっているかどうかわからないが、ヤケに慎重に品物と伝票をチェック。約8分間の異常さ。さては前回の仇討ちをされたか。その後、領収書を伝票の裏に貼り付けようとした。現在は経理帳簿のデジタル化により領収書も写真・pdf処理する時代になっているので、表・裏の両方を撮影して後で合成する手間が生ずる。今回の社員はアナログどっぷりの流れで仕事をされてきたのであろう。両方の事例は社員の教育システムに時間をとることが厳しい物流の世界を垣間見た。

良いことも記載しないとバランスがとれない。別の日に荷物を作り、パソコンにログインし伝票作成。 店頭で「お客様、こちらの箱に入れた方がお安いですよ。伝票は手書きで今作成する必要がありますが。」とアドバイスを受けた。次も同じようなことが予想されたので予備に購入。今回はこの業者が一枚上手だった。

次の時代ギャップはドローンによる宅配であろうか。

必要性が高い医療・薬などの離島への配達は早期に実現するだろう。だがポツンと一軒家のような土地柄では飛翔に問題はないが、ユーザーが少ないので採算面では問題になるだろう。都会では障害が多いので実現性は低いが、ドローン活用案に挙がっている2つを紹介する。コンビニから弁当を届けるだとか、 ゴルフ場へクラブを届けるのだそうだ。そのようなアイテムに電気エネルギーを使うことに理解が得られるとは到底思えない。ついでに言えばゴルフはクロスカントリーしながらホールにボールを入れるスポーツ。カートに乗らずに移動するのがスポーツの主旨にあい、健康によろしいかと。Sportとはdesportから派生と聞く。Port(場所)を離れる意味のdesのdが省略されているのであって、気分転換に体を動かすことなのでholeではなくhaul(運ぶ)が相応しい。宅配とゴルフを無理やりリンクさせてしまった。ゴルフは情報交換の場だから厄介なことを言うなとのお叱りを受けそうだが、厄介のついでにe-Sportって元の意味からは馴染まないと思うのは多くの方がおられるのではなかろうか。

人家の上から撮影しながらゴールへ飛翔する過程で取得されることは個人情報云々で抵抗のあるマイナンバーより強い反発があるだろう。飛翔過程で得られる情報が犯罪に使われることにも留意する必要がある。

軽自動車での配達車に大きく損傷して修理せずにボコボコ状態で走行しているのを街でよく見かける。クルマを安全運転できないドライバーが繊細なドローンを制御することができるであろうか。 11月13日は和光市の市民祭りがあり、定例の3Dプリンター研究会として出展は見送りしたが、研究会参加企業の1社が次世代ドローンを開発しているとあって、小さなドローンの操縦を子供達に楽しんでもらった。80名の応募があり大人気だった。当日は強風の気象条件の中で、安定操縦は困難であった。搭載ドローンにはカメラが搭載されており、見守る家族には画像を送れる仕組み。男子、女子ほぼ同数がトライ。操縦が上手だったのは圧倒的に女子。男子は墜落、ネットに引っ掛けるケースが多く、天井のネットに引っ掛けるとスタッフは大変。クルマの運転は男が上手だと自慢していても、ことドローンとなると女性が適しているのでは? との印象。昔から女性の方が翔んでいるから当然か。このブログの最後にオチがない。だってドローンは落ちないように設計しているからと苦しい言い訳。

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