先週は40℃超えの悲鳴が各地から報じられていた。その他の地域も35度近傍の亜熱帯。節電要請に協力するから、原発なんとかしろ!と叫んでみても時すでに遅い。休止中の火力発電の稼働を進めている。ドイツの天然ガス輸入できず、背に代えられず火力発電を稼働。環境先進国を自負するドイツがやるなら日本も止むを得ない。
今週は一転台風・温帯低気圧と太平洋高気圧のため豪雨と変化が激しい。歩数計で見ると3週間前に比較して6割にダウン。酷暑・大雨+それまでの体力消耗も影響している。マスクをしての酷暑は辛い。道行く人のマスク着用を見るに本当に日本人は耐えているなぁと感心する。 一足早い土用の丑を食したので頑張らねば。
節電要請を受けての駅のエスカレーター節電停止には本当に参る。誰だ!こんな地下深くに駅をつくったのだぁ! 延々と続く長い階段を下から仰ぐだけでゲンナリする。若者でも頂上に近づくにつれて速度は減速。大丈夫か投票日。熱中症対策の看護コーナーをセットする必要があるのかもしれない。いや、熱中症の危険がある高齢者はいかない可能性もある。リベラルの人が多い層だけに結果に反映するかもと素人ながら思う。関西風に言えば「知らんけど」。
酷暑は服装に影響する。クールビズが普及した現在だが、スーツが必要な訪問先があるのも事実。上着を手に持っていても鞄はリュックで背中に汗をかきながら傍目に気の毒だ。それに対してフリーの人、退職した男性では短パンを履いているのを見かけるが、申し訳ないが外人はサマになるが日本男子はそうでもない。短足・不潔感の毛脛の男性の横には女性は座りたがらない。そのような男性に限って足を組んで靴底を隣の席にむけている。まさに迷惑^3乗。
そんな中、東横線 武蔵小杉から長身イケメン黒づくめの男性が乗り込んできた。ガウチョパンツを着こなしている。なるほど、今は40代以上の男性はスリムタイプのパンツだが、若者はゆとりのあるパンツであるのは知っていたが、ガウチョ(ぱっと見、長いドレス風か、袴風)なれば脚部からの水分蒸発の効率が高くなって、スリムよりは快適になるのだろうと推測した。ガウチョは似合わないのはわかっているので、フレアワイドパンツに留まるかもしれないが、試してみたいと思う。その素材がリネンであれば買ってみたい。どうみても体操服の延長にしか見えないだろうが。
ここで思ったのは、縫製は日本から中国へ、そしてベトナム、カンボジアと移動して生産されている。亜熱帯地区なのだ。 日本が亜熱帯入りをしたのなら、涼しく過ごせて、その衣服を彼の地において着たいと思わせる商品ができないか。糸に加えて多種多様の織りの技術はまだ日本には健在。日本の縫製技術が活かされ繊維産業が国内回帰のきっかけになればよい。平織、綾織は海外生産にまかせておいて、経編(たて編み)はスポーツウエアでも発揮しているように伸縮性に富む、汗吸収(兼消臭)繊維を組み合わせることで快適ウエアができないだろうか。
政府の節電対策の一つに冷蔵庫の温度見直し、ぎゅうぎゅう詰め込まないこととある。特に海外スーパー(コ○○コ)は販売単位が大きい。これを冷蔵・冷凍しようとすると電気を消費する。本当を言えば、昔の商店街にあった量り売りであれば、使う分だけ購入することで冷蔵庫が小さくても生活はできる。スーパーに行くにはクルマが必要となるとLCAの面からできないが、駅前スーパー、コンビニは本来の利便性から言えば対応しても良いのだろうがフランチャイズが許さないのだろう。この業界にスマートで、そこのお店で買うことが格好良くステータスになるような仕組みを作れば案外ヒットするかも。これも酷暑モードの一つになろう。
前回のオイルショックに伴う節電では昼間及び11時以後のTV放送はお休みしていた。受信機も昔より4K,8K、有機ELの大電気消費タイプでかつ大画面。しばしTV放送局は昼寝をして頂くのが良いのであろう。キャスター、ゲスト、アナウンサーがクールビズでなくネクタイ着用背広であるのも気になっていたが、相当批判を浴びたのであろうかネクタイは無くなった。それでも熱い照明の下で汗をかかないのは相当の冷房がなされているであろう。だらだらと尺を取るだけのコメンテーターの話はカット。甲子園高校野球中継はしない。ラジオ放送かスマホ・PCで省エネする。それが嫌なら秋の大会にする。スポーツのラジオ中継はアナウンス技術を磨くにはもってこいの材料で、聞く方も想像力を高めるに有効だ。小野アナウンサーがNHK鳥取時代に「大きな当たり・・・・キャッチャーが取りました」なんて逸話を聞くに微笑ましい。
TVが低落しているのはコンテンツにある。この酷暑をうまく利用して見直すのも良いだろう。この文章がだらだらしているのも酷暑のせいと言い訳をしつつご勘弁を。