γ―オリザノールと認知機能

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「こぬか雨」。演歌の歌詞にあったような記憶。愛しい人を待てど来ない雰囲気を表現しているイメージがあった。こぬか雨が小糠雨と知ったのは相当の後だった。漢字の歌詞ではイメージが異なるので、ひらがなにしたのだろうか。作詞家の術策にハマった。糠に釘、糠喜び、糠働き、糟糠の妻(今は死語)のように糠を揶揄するような言葉がある。それでいて日本食には糠漬がやはりいいなぁと。

現代より玄米文化が浸透していた時代の方が認知機能は良かったのではないかと思わせる文献があるので紹介する。

琉球大学のプレスリリース(5月31日)は「ナノ粒子化γ―オリザノールによる認知機能改善効果の実証〜玄米機能成分の摂取が加齢に伴う認知機能低下を防止・改善できる〜」

ナノ粒子のポリビニルアルコールに玄米成分であるγ―オリザノールを包摂し、マウスに経口投与実験を実施したところ、記憶を司る海馬における炎症が鎮静化し、神経新生が促進され、低下していたマウスの認知機能が顕著に改善すること確認されたとのこと。(下線引用部)

 

我が家では子供がアトピー出会ったこともあり玄米食だったが、成人になるにつれ欧米化(および京都の一銭洋食由来の牛肉文化)に飲み込まれ、いつか食べにくい玄米から距離を置くようになってしまった。その一方でファミレスで白米ですか?雑穀米ですか?と問われると、一種の見栄で雑穀米を選ぶこともある。

あの時、この文献が早く出ていたら現在の記憶力低下のだらしないことにはならなかった。

顔はわかるが名前が出てこない。アレ、アレ、喉まで出ているが、、、、と苦しい言い訳。幸い相手もアレでわかってくれることもあり、最後は笑って終わる。人生これで終わりでは寂しい。

親類同士で糠床の交換があり食事に季節の漬物が添えられているのは助かる。それ以外の食品でγ―オリザノールが含まれているものを列挙すると、米糠油 米糠クッキー、米糠パン ブラン、酒粕など。

清酒は酒米の表面を削り取りコアの濃度を高めて醸造するので、副産物の酒粕に米の表皮成分のγ―オリザノールが含まれているのは当然。AI検索では「一般的には、100gあたり10mg~30mg程度含まれていると言われている」とのこと。筆者の朝食の味噌汁には酒粕、豆腐orわかめが入る。この文献を頼りに酒粕増量するか。酒の肴(アテ)は糠漬けが理にかなっているのかも。

糠漬けの魚(へしこ;日本海若狭地区名産)も美味しい。アレ・アレの数は減ったが、ソレ、ソレ、あの、あの、あの人・・・もある。アレで優勝した阪神が不調なのは、優勝を逃した球団が対策を立てたことを認知しなかったソレが原因。と無責任なあの人の声(笑)

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