Macintosh/Windows/Mac

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はじめにお断りしておきますが、パソコンは今でも素人レベル。立ち上げた画面に¥マークの後に命令文を入れて、、、、の88、98時代は、アイコンから立ち上がる方が楽だとしてMacintoshを選択した。マウスではなくトラックボールが可愛かったのも理由の一つだった。

月次報告書や稟議書などは会社の定型フォーマットで提出したが、週報など縛られない時はDTPソフト(Desk Top Publish)を用いて新聞スタイルで提出していた。スポーツ新聞のようなド派手な見出しと写真・図表満載。時には号外も発行して地味な研究職にあってはユニークな色を出していた。文系経営者から新聞方式は分かりやすいと評価を得て一人悦に入っていた。理系経営者はさぞ苦虫を潰していただろう。

Macintoshはその後iMacとなりボンダインカラーのスケルトンボディとなると速攻切り替えた。アイコン、画像編集、透明な付属品など時代の先頭を走っていた。スティーブ・ジョブズの生き様や見えない回路でも美しさを希求するやり方に共感した。

ところが、ビル・ゲイツのWindowsがMacと同機能で売り出し、あっという間に市場を席巻したのはご承知の通り。銀行のオンライン取引は当時のMacはできないとあって、Macからwindowsに切り替えざるを得なくなった。それから幾数十年。Windows一筋。個人ユースの利用したパソコン累計15台。現在のPCはインテルcore i7 SSD搭載だけに圧倒的な速さでサクサク動く。だが酷使したのが裏目に出て発熱が激しく、パソコンの下に冷却ファンを設置しても効果が小さく、連続仕様に耐えられなくなった。ある日パソコンからキーンと悲鳴が聞こえ停止。修理に出すことにした。ファンの故障だと良いがと念じつつ。

実は、その1週間前に家族の2台のiPadのうち1台をMacBook Airへの切り替えを考えていた。スマホ、iPad ,MacBookとデータ連携もよく同じアイコンなので気に入るだろう、ダメならMacへの郷愁もあり自分が利用すれば良いとして、最安価機種(8GB)を購入していた。Windows修理の間、急遽このMacBook Airを借用することにした。

そこで驚いたのは、最安価機種ではあるが、処理速度が抜群に速い。インテルCPUからMac独自のM1チップ搭載に切り替えた効果であるとのことだが、冷却ファンがないにも関わらず発熱しないのも好ましい。マイクロソフトのOffice365もMacで動く。windowsで作成したクラウドに上げていた資料はMacで利用できるのは、修理を待っている身にはありがたい。右クリックがない(トラックパッドで2本指押し)、ショートカット、コピペの仕方など指使いがwindowsで慣れていると戸惑いはあるものの、徐々に慣れてきた。

さて、脈絡なく書いてきたが、ある人に言われてハッとした。

*iPhone , iPadは既にパソコン並み機能を有しているが冷却ファンはないよ。

*パソコンの処理量はiPadより多いが、M1チップ搭載CPUにおいて8GBや16GBで画像編集などしない汎用の利用にはファン無しで十分適用できる。と

今まで、パソコンが上位にあり、スマホは下位であるとの思い込みをしていた。それが スマホやiPadで培った技術でパソコンを救済している逆転現象になっていることに驚いた。昔のMac愛好家にとってはまさに浦島太郎的である。

PCの市場は圧倒的にwindowsが占めている。ところが、スマホ、iPad分野はMac。今回Macを触ってみて、スマホとの連携が凄いことになっていることがわかった。ミラーリングが実に面白い。ソフトではwindowsに比較して負けてはいるが、スマホによるPCユーザー囲い込み戦略は見事だ。

ぼーっとしていてはチコちゃんに怒られそうだが、これは他のことにも通ずるものがあると思う。逆に言えば、急に表に出てきたことを驚くのではなく、その準備に何を実行してきたか、それを見せてくれたMac/windowsの変遷だった。修理されたパソコンを昨日受け取ったが、今度はMacに慣れた指がギコチナイ。頭と指の刺激は○○防止に良いとのことなので両方に付き合っていくことにした。

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