Google BARDで遊んでみた

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先のブログではChatGPTで遊んでみたとして雑文をアップした。Google はどのような手を打ってくるだろうか?としてお手並み拝見で待っていた。

今回、試用版が発表されたので、今回も不謹慎ながら遊んでみた。詳細は多くのYou tubeで見ることができるので、ここはあくまでも興味あるところをつまみ食いした。尚、6月になればドキュメントやスライドなどと順次リンク。画像リンクについて今は英語版に限られるが、(日本語は年末) ChatGPTやその他AIとの死闘が続くようだ。

質問(1)最初に自分が熟知している会社について。

回答(1)日本語での質問は間違いが非常に多い。○○と名前がつく会社は○○の子会社であり・・・・と、あり得ないがもっともらしいシナリオを作って返してくる。呆れを通り越して苦笑い。一方、英語で質問すると間違いは少ない。

てっきり、日本語情報→英語翻訳→英語回答→日本語変換と思っていたが、仕組みは違うのかもしれない。情報発信は英語並列が好ましい。

他の***会社の人に聞いたところ、肝心のところが取り上げていない、間違いが多い、よく似た名前の会社の情報が入っていて、当該会社の問題点も入れて総合評価は伸びないとされたとして怒っていた。試しにこの会社の英語名で質問すると「アメニティが充実していて評判が良い・・・・」あれ?ホテルの説明だ。

この場合は英語内検索→類似名前会社と混同して英語回答。そこで***Co.Ltdをつけて再検索すると、すっきりした回答となった。調べる側に注意が必要と分かった。

機関投資家はこの情報で動くことはないだろうが、日本の個人の投資家は信用するとなると、自己責任とはいえ厄介だ。会社は現在よりもさらに英語情報発信が求められる。今は海外の投資家の資金は消去法で日本に集中している。投資先選択の一つにAI検索するだろう。ひょっとすると自動売り買いの時代になるのかもと考えたら苦笑いでは済まない。

(質問2)脱炭素について。小学生の夏休みの宿題はお寺ですることが多かった。他人の目があるとサボることができず、おやつタイムには庫裡から冷えたお茶とお菓子が運ばれてくると、お寺での宿題を断ることができなかった。第一涼しいのだ。床が地面から1〜1.5m離れており、その下に風が通ることで快適な空間となっている。その時、あっと思ったのは、教科書の貴族の屋敷の絵も同様なデザイン。奈良時代〜平安時代の日本は暑かったのだろう。正倉院の畦倉作りも高床。それが教科書のページが江戸時代になると冷夏による飢饉が何度か発生し幕府が揺さぶられた。いわゆる小氷期である。

そこでGoogle BARDに「小氷期のサイクルと次の時期は?」と聞いた。

(回答2)「1300~1900年が小氷期であった。1000年サイクルだとしたら次は2300年から。」多くの要因があるので断定はできないがとの注意がついての回答である。

ここは気温の変化のチャートが欲しいところなのだが英語版であればGoogle BARDは可能。ちなみにトライした。引用文献までアクセスできるので信憑性をカバーしている。

奈良〜平安時代は温暖であって、江戸時代の飢饉は小氷期に相当する。なるほどお寺といい貴族屋敷などと合うと納得した。問題は後の件だ。2300年から小氷期が始まる??? 思わずカレンダーを見た。確かに今年は2023年。あと70年で小氷期に突入するだと?

今は温暖化抑止のために脱炭素経営に邁進しているが、小氷期にいずれ入るのなら脱炭素経営は無駄じゃない??ハテナマーク。そこで念の為に追加質問をした。

(回答) 「温暖化なると氷が解けて冷たい海水が覆うことにより小氷期が早く来る。したがって、小氷期を退けるために温暖化は抑制する必要がある」。元ネタはIPCC報告書から引用しているとしたら、嘘ではないだろう。

だが、答の中には氷が解けると海水面が上昇するので・・・と記載あるが、海面に浮いている氷は溶けても水位は変化しないので、陸地にある氷だけが水位変動に関係するので、本当に83cm上昇するかは文献を調べる必要はあると感じた。

逆にChatGPTやGoogle BARDの便利な使い方を思いついた。

それは、プレゼンテーションに利用する時だ。物知りであっても背景、動向、従来などを全部漏れなく把握してはいない。そのような時にAIを利用すると、例え60%程度でもよく知っていると判断してくれるとしたら便利なツールである。それをベースに新規性、差異を記載することで簡潔にしてわかりやすい資料となる。

ChatGPTは有料版だが進歩中、AIの中にはChatGPTの25倍容量の処理をするソフトもある。Google BARDも同じ質問を後日質問すると回答が変わっているように日々更新していることから、今はスタートしたばかりだが、1年後にはどうなっているか楽しみでもあり、その時自分は何ができるだろうか。

英語で質問している際に回答に商品の画像が出てくることがあった。ちなみにクリックするとamazonに誘導される。この仕組みに商取引がブラックホールのごとく吸い込まれるとした社会を日本が構築できなかったのが極めて残念。

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