決断と分かれ目

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今週に入り朝の温度が過ごしやすくなり、公園のセミの鳴き声も変わってきた。残り僅かな時を懸命に生きた証拠を残そうとしている。なんだか共感するところある。一方、街ではデパート、専門店からの特定顧客向けと称するバーゲンが始まった。秋物でも対象としているには10月からの消費税アップ対策がある。バーゲンは週を挟んで何度も開催。よほど落ち込みを気にしているのだ。

コンビニでは形式10%にするが、特定カード使用の場合は即値引きとする方針とあって、実質消費税は消費者への影響を小さくする工夫がなされている。 その他の業界も同様の対策があるとすれば消費者は良くても、税務署には10%を支払う業者の立場はどうなの? と長期的経営は大丈夫?と心配になる。 どこかの国のように企業の資金繰り→人員整理→失業者増加→社会不安 とならないようにだけはしたいものだ。 市場活性化・脱デフレ対策とあって銀行の日銀マイナス金利政策をまともに食らって人員整理、支店統合などは他人事ではない。

商品ライフが昔は30年説だった。今は10年すら怪しい。大企業もうかうかしていられない。 内部蓄積を大事に保管している時ではない。気がついたら出番のない札束になっていることもありうる。 スケールは小さい話題であるが、樹脂フィルム製造業が国内の最大の樹脂使用業界であった。一方、樹脂材料の製造プロセスは新触媒、溶剤を使わない環境対応プロセスに変換された。ただ、欠点があった。この新プロセス品はインフレーションフイルム(溶融樹脂を空気で膨らませるフィルム製造法の一つ)製造するときに、外観がおちつかず(ムラが発生)、溶融している樹脂が膨らむ前に腰砕けしてしまうトラブルが発生した。

フィルム業界は、こんな樹脂なんか使えないとして原料メーカーにクレームをつけた。原料メーカーはお客様は神様だとして、コストアップ覚悟で対策品を出した。

一方、インフレーションの装置メーカーは、これからの材料が新プロセスがメインになるなら、それにあう機械を作ることに方針をとった。結果、この装置は中国や東南アジアで採用され、それをしなかった日本の業界はあっという間に追いやられた。

新規装置に投資せず、材料メーカーに甘えて生きてきた業界の生きる道は行き止まりだった。レジ袋、プラ包装汎用製品の多くは輸入に切り替わった。今、リサイクルの声があがっているが、製造での利益を取った海外企業ではなく、日本では補助金(税金)をつかってリサイクル対策をしないといけない立場に追い込まれた。 国内インフレーションフィルムメーカーは紙袋にも押され気味で、材料メーカーに相談しているが、材料メーカーは軸足を汎用フィルム向けには既に置いていないので素っ気ない態度。ポートフォリオで言うところの第4象(撤退)に位置づけている。 高付加価値に資源・人材を有効に利用する方針に変更している。 ポリエステルフィルムでは液晶フィルムは手許に置くが、その他は同業他社に売却している事例がある。世界トップのPETフィルムメーカーだった三菱ケミカルでさえ規模メリットもはや無しと判断。帝人も東洋紡に売却した。東洋紡は汎用PETに付加価値を付ける技術開発を地道に取り組んできているだけに今後のお手並みが注目される。 三菱も帝人もメディカル、自動車など高付加価値分野に重点をおいている。

連続している日々において、今が進路変更のタイミングと推し量るのは容易でない。サラリーマン社長は任期中を大過なく過ごすことが社員雇用でも重要と意識している。簡単に非難することはできない。 これが創業者なら孫の代まで、次世代の芽を育てないといけないとの意識は強い。人の意見を腰を低くして聴いて電光石火の手を打つ。そんな経営者を筆者は複数知っており納得することがある。人材も財産として80歳以上の社員も雇用している。その人たちの腰は曲がっていない、明るい顔で仕事をされている。 知っている企業の一つはIOT機能充実の国内拡充を終え、これから海外に出るという。恐らく、言語は日本語のみ生活してきた人ばかり。 昔、日産が英国拠点を作ったときに社員選抜するにあたり「あなたは日本語が話せますか?」と人を喰った質問をしたことが有名。語学のみできても仕事は別では困る。

でも、現在はこの質問は有効となった。簡単な翻訳はポケットトークなるデバイスが登場している。また文書作成については統計機械翻訳からAI(ニューラル機械)翻訳になりスムーズになってきた。因みに、コスモサインはオフィスを移転した。この紹介記事を最近のGoogle翻訳に当てはめてみた。

【日本語】

コスモサイン合同会社はオフィスを川崎から品川へ引越をして、19日から営業を開始した。アクセスは五反田駅、不動前駅、そして戸越銀座駅から徒歩7分である。戸越銀座はユニークなお店が長さ200mに亘って多数あり、非常に活気がある庶民の街である。食べ歩きを楽しみにする人も多い。

【英文翻訳】

CosmoSyne LLC moved its office from Kawasaki to Shinagawa and started operations on the 19th. Access is a 7-minute walk from Gotanda Station, Fudomae Station, and Togoshi Ginza Station. Togoshi Ginza is a very lively town with many unique shops over a length of 200m. Many people look forward to eating around.

【中文】

CosmoSyne LLC将其办事处从川崎迁至品川,并于19日开始运营。

从五反田车站,不動前车站和戸越銀座车站步行7分钟即可到达.

戸越銀座是一个非常热闹的小镇,拥有许多独特的商店,长度超过200米。 很多人都期待着吃饭。

筆者はこの中文が正しいかどうか分からないので、これを英語に翻訳した。まぁ分からないことはないので通用するのだろう。 よほどのプロでないかぎり、語学マスター時間を外の案件に振り向けることができる。日本の底力をより発揮できる時がきた。

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