監視カメラの進歩は良いこと?

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インバウンドのお客様が増えた。繁華街を行き交う言語が多様になっている。日本人同士の会話の声が小さいこともあって、ひょっとしたら外国の人が多いのでは?と勘違いすることも多々ある。

来日されて驚くのが治安の良さ。日本の治安は監視カメラがあるからではない。伝統的な文化、教育、道徳が大いに寄与している。海外で治安が良いとすれば、監視・セキュリティ技術とその普及に負うところが大きいのだろう。

先日、ビックサイト複合展示のうちネプコンジャパンのブースで某社のセキュリティシステムを見た。代表的なカメラにパソコン。でありながら、映像を分析するソフトに驚いた。特定人物の動線追跡、特徴だけ抽出する事例として紺色の服をめされている人を抽出することもできる。机に置き忘れた品物に焦点を当てると、その周囲に誰がいたか、手にしたのが誰か、その特徴まで記録する。走行している自動車のナンバーを記録する装置は日本にもある。それも可能でかつ、カメラの費用、維持費の費用が実に安い。

日本の集合住宅では大手マンション販売および管理会社と随意契約的につながりがあり、更新時には従来方式+僅かな改良を加えた新タイプ監視カメラをマンション理事会は鵜呑みにすることが多いようだ。記録時間が短く上書きされてしまう。監視記録の開示にはその都度費用を請求される。と友人から相談を受けたことがあった。今どき個人でもほぼ無料のクラウドでアーカイブできるシステムを組めるのに驚いたことがあった。ITに強い若い人が居住しているはずだが、実態は管理組合の会合には委任状任せで参加しないことで年配者の意見が通っているようだ。

まぁ、日本ではこれで十分だとセキュリテイ会社は安心しているのだろうが、海外メーカーは必要があって、進化をしないと生き残れない。どう見ても甘そうな日本は格好のターゲットにした感がある。

今回、複合展示会とあって1日では足らず2日通った。だが、この直前に多分スーパーであろうところに小銭入れを置き忘れたことがあった。小銭入れも古く、500円前後しか残っていないので、まぁいいか、次にスーパーに行った時に聞いてみるかとしていた。

その3日後にスーパーで聞いてみたら、管理人室で預かっていることが分かった。日本人は凄い!と外国人並みに驚いたのはいうまでもない。小銭入れと小銭を封筒に硬貨別に数を記載し封に3人の従業員の押印がなされて保管。ここまで丁寧にされると他のスーパーには申し訳ないが優先利用することになる。 自動精算マシンが増えてきた。お店によって形式が異なる装置なので、つい精算作業が混乱することがある。紙幣を横に入れる、縦に入れる、釣り銭がジャラジャラと音を発しながら先に出てきて受け取り、後で静かにそーっと出てくるおつりの紙幣を取り忘れた人を知っている。バーコードをなかなか読み取らないでイライラ・・・・。現金以外ならカードでの自動精算機でどうぞ。 便利だが、有人レジで“おばちゃん”とたわいない雑談を交わしながら精算する方が本当は好きだ。

このブログ冒頭でインバウンドの方は日本人のような配慮ができないような表現をしました。もちろん全員ではない。先日、ビックサイトに行くべく電車に乗った。結構な混み具合。大柄な海外の人が大きなショルダーバッグを肩から下げていた。仲間がそーっとそのバッグを動かして通路を開ける仕草をされた。こちらか笑顔を返したところ、先方も笑顔。それがきっかけで会話をすることに。人にもよるだろうが、You tube、SNSで来日前に種々情報を集めて来日されているのだと分かった。テクノロジーの進歩だけに100%負わせるのではなく、人の心にウエイトを置いた方が明るい社会だと感じた。

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