音ハラ

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最近は「音ハラ」なる言葉もあるとニュースで知った。職場の不快な独り言、パソコンを激しく叩く音などで一緒にいると仕事に集中できないとのこと。

これに相当する場面にいた事例を紹介する。一つは環境に関する活動報告会。大学・企業そして一般の参加者からなる聴衆構成。報告会に遅れてきた2名が着席するやいなやパソコンを取り出し操作を開始。当方はその2列後ろに座っていたのでパソコン画面を見ないようにしていても、いやでも目に入る。報告会とは関係のない資料作成を開始。ネット検索からダウンロードしてパワポを作成に熱心。キイタッチの音もうるさいが、発表者の話を真面目に聞かず自分の作業に没頭する態度の方が気になった。

2名とも同じ態度なので会場整理のスタッフに対応をお願いした。ところが、返事は「あの方々は某大学の教授と准教授です。その分野では有名で とても言えないです。。。。」と責任放棄された。環境専門家なら周りの雰囲気を察してはどうかと思う。環境と漢字で書くとわからない人でも「地球へのおもてなし」「周りへの気配り」と言えばわかるだろうが。

公演中のパソコン操作の心理として「俺って仕事師で忙しいのだ」との上から目線で許されると思わせている雰囲気が周囲を一層汚染している。

この環境プロジェクトを率いている人のご苦労がよく分かった。子供の頃に「偉くなったら頭を垂れるものだよ」と教えられていなかったのだろう。マナーを「まぁなぁ」と解釈でもしていたのか、お里が知れる。何を勉強していたのか。

次は欧州企業のマシン講習会。外国人社長の挨拶を翻訳するところから講習会がスタート。この場においても隣の席でパソコンの操作する人。パソコンが壊れるほどの激しいタッチに講演者の話が聞こえないので直接注意した。睨みつけられたがパソコンを閉じた。やれやれと思ったら場末の○○よろしくド派手な衣装に加えキンキンギラギラ・ジャラジャラの装飾品を身に纏った女性が遅刻して入ってきた。参加者の中には知り合いが多くおられ、講演を聞かずに挨拶的私語ゾーンが形成された。

でも、このような人が会社や国の経済を発展させるとしたら苦情をいうのはどうかとも思った。もう死言なのだろうが「TPOを弁えろと」

実機マシンの操作説明において通訳されていた社員が操作説明。その説明の文章の約半分が英語。非常に発音がネイティブで巻き舌なので、ほとんどの人は意味不明で実機さえ見れば説明不要と覚悟。その実機がなかなか動かない。 社員は外国人社長にわかりやすく話しているのだろうが、純粋培養日本人には50%程度しかわからないとは知らないのだろう。誰にマシンを売りたいのか、その基本ができていない。

以上2つの出来事を紹介したが、いずれも 「やってはいけない訓」 として理解することにした。自分も知らず知らずに犯しているであろう。なんのことはない。「人のふり見て我がふり直せ」として昔から幼児の頃から言われてきたことばかり。

その意味で「本当の幼児教育を教えることができる」親、祖父母の存在が重要かと思う。

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