地震予知への一歩になるか

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国勢立て直しになるのか自民・立憲両党の党首選挙が本格的にスタート。ぜひ政治屋ではなく政治家らしい議論により選ばれて欲しい。このブログでは政治的な案件にタッチしない。ただある候補者の演説予定される駅前では前日から下部議員の演説と大量のビラ配りを手に多くの運動員が活動しているところをみると、党首選直後の解散ありきだと政治に疎い者でも理解した。

一方、地上の出来事は眼に見えるが、地下、深海の動きはわかりにくい。

無茶ぶりだがAIに次の地震はいつ、どこ?と質問すると。南海トラフ、首都直下、千島海溝・日本海溝周辺海溝型地震。いつは予測不能。だから家具固定・防災グッズが大事と常識的な返答。

しかしながら、地震ドジョウ説を半分は信じていた江戸時代の人は自然観察力に鋭い神経を持っていたのでは?と想像している。偶然かも知れないが、能登半島地震が発災する前年の越前カニが不漁の一方で能登半島沖のカニが前代未聞の豊漁だった。越前カニ同様美味しさは変わらなかったが、毎年送ってくれる人から何かオカシイ?とのメッセージ。そして正月の能登半島地震。偶然かも知れないので断定はしていないが何故かモヤモヤしていた。

そのような時に9月2日筑波大学のプレスリリースは驚きを持って読んだ。タイトルは

「有馬温泉直下の地下深部洪水が阪神淡路大震災を引き起こした可能性を発見」

 リリース要約は

 過去半世紀以上にわたる有馬温泉水の水素・酸素安定同位体比および塩素イオンのデータから、その直下で沈み込むフィリピン海プレート由来の水が 1994 年頃に地下深部で洪水のようにあふれ出し、それが1995 年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の引き金となった可能性が高いことを見いだしました。

 温泉水は海プレート由来の水と雨など天水の混合物であるが、通常であれば雨水などにより海プレート由来水の割合が減少するところ、7つの温泉では急激に海プレート由来水が増加している。そのタイミングが地震の引き金ではないかと述べている。

筑波大では

松代群発地震(1965〜67 年)でも松代温泉においてフィリピン海プレート由来の水を多く含んでいることを明らかにしており。温泉水のモニタリングによって、地震の発生を事前に予測できると期待されます。と締め括られている。大部分を割愛しているのでご興味ある方は本文を参照して下さい。地道な筑波大活動にスタンベーション拍手。

 

おそらく温泉関係者は水質検査記録や硫黄や塩素濃度変化は鼻で? ラドンの濃度変化は湯上がりで?感じていたのかも知れない。日本全国温泉が多く存在することを生かして地震予知参考記録として言語化して残してほしい。測定→表・図の自動作成→異常値アラームなどはAI処理が利用できるはずだ。 宇宙からの日本国土の移動情報と合わせると予知精度は向上することが期待できる。

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