在宅と健康問題

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

経団連が政府の在宅7割策を見直すことを要望した。両手を挙げて賛成する。その理由は大きくは以下2つである

  • 日本独特のすり合わせシステムはface 2 faceが必要で成長戦略の影の主役
  • 健康問題

日本独特のすり合わせシステムを古いと非難する声があることは重々知っているが、それならば問う。この2年間ZOOM会議において初めてお会いした人で印象に残っている人はいるだろうか、ZOOM 会議で予想外に漏らした発言でヒントを得て発明や新製品に繋がったことがあっただろうか。筆者は例外あるが80%ない。画面では裃を着た態度に終始することも影響している。効果があるという人が居られるなら、ZOOM講演者が素晴らしく魅力があったか、それ以前に実際お会いして人柄も含め理解されているかのどちらかだろう。

実際にお会いしていると、この人なら序でに見せたい、話したいとして展開することが実際ある。最近、ある案件で特許申請をした。これのヒントはface 2 faceでお話をした会社の営業部長の新商品開発紹介を受けた時だった。その会社の商品は勿論コンセプトも全くの当方業界とは違ったが、両者の技術が融合した結果、商品ができた。当然その会社に連絡したが非常に驚きながら喜ばれた。異業種・境界情報は役立つとは公式のようになっているが、実際は異業種で活躍している人そのもの。その人がなぜその業界・分野で活躍しているか、そのエネルギーを汲み取ることがポイントであろう。

先般、湘南セラミック白石社長のジルコニアに関するZOOM講演があった。その時に寄せられた質問12の質問数は普通のZOOM講演ではあり得ないほど多い。白石社長の実績に裏付けられた丁寧なプレゼン内容に触発された質問とみた。そして質問内容と白石社長のご回答は非常に貴重であり次に繋がることを示唆された。ZOOM会議で初めてというより、司会者(コスモサイン)を介しての交流など日頃の白石社長の魅力と実績に触れているからであろう。

さて、次に健康問題

10万円配るなら在宅勤務で腹回りが拡大してスーツが会わなくなった人にお願いしたいとは冗談半分だが在宅による健康問題は深刻だ。会社に行かずに在宅勤務された人が多少健康問題は気になったところであろう。

会社によってはサテライトオフィスを契約したところがある。多くは急なこともあり在宅。自室を与えられている人は少ない。家人の監視?のもとで仕事をこなしているはずだ。下手に一服でもすれば、「そんな仕事振りだから実入りが少ない」と言われかねない視線を浴びると、休憩も取らず、ひたすらパソコンを叩く。ZOOMでファイルの画面共有にモタモタしようものならデジタルができないと烙印を家族からも押されかねない。

このようなストレスと座りっぱなしは体の異常となって現れる。太るのはまだ可愛い方で、足のむくみに始まり、下肢動脈瘤や肺塞栓症など血管閉塞による症状があり、極端には死に至ることもあるとのこと。

時あたかも11月4日の「NHK所さん大変ですよ」でこの特集がされていた。

座りっぱなしの時間12時間以上がなんと24%、10時間からも16%と非常に長い座りっぱなしの実態が報道された。在宅勤務実態として机の前でパソコン作業を勤務時間の7時間実行し、その後、食事、TVを観るなどの様子が放映されたが、実態は違うのではないだろうか。

パソコン作業は残業的なものを含め12時間は普通で、食事の合間にYou tubeを見たり、仲間が投稿していないかFacebookをチェック。正直に言えば、筆者もこの部類。それでも散歩は欠かさないに心がけている。雨降りでは散歩はできないのでYou tubeの痩せるダンスを利用して埋め合わせをしている。歩くよりダンスの方が息は上がる。 通勤で駅まで歩き、満員電車の中で揉まれているのも、見方を変えればダイエット・ダンスだったのかも知れない。

そんな筆者であるが、恥ずかしながら胴回りが拡大してしまった。クローゼットからスーツを取り出し、これは会う、これは辛うじて、これはダメっぽいと分類。情けないが、お気に入りほどダメと分類された。そういえば、最近のCMにお仕立てしませんか?2着目は割安!的なセリフが踊る。既製つりスーツでは肥満の寸法が標準を離れたこともありそうだ。

今のお仕立ては3D採寸。それが中国に飛んで、日本のテーラーとの合弁会社で縫製。多分、それで比較的リーズナブルな価格帯で提供可能なのだろう。

既製品にしろお仕立てを購入するにしても、残りのスーツにはダイエットの成果まで待ってもらうことにした。政府にはこの笑えないような悲惨な人の実態に10万円支給はあっても良いのでは? なんだ それがこのブログのオチ?かとのお叱りを受けつつ。健康に気を使いつつ、経済復活に努めましょう。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。