大相撲ルネッサンス&洗髪シャンプー量

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大相撲をTVで見る機会がめっきり減った。時間帯も見ない理由の一つだが、初日から数日経て今場所開催しているのだと気が付く程度が昨年までだった。それが、今年に入り、大の里、尊富士など髷が結えない若手力士の大活躍で記録を次々と塗り替え優勝した。これには驚くと同時に嬉しくなった。小兵の宇良、翔猿が圧倒的に優る力士を技ありで倒す面白さでかろうじて人気を支えていたので尚更の感がする。横綱・大関が休場する中、琴桜が奮闘したが空回りしたと見た。時間になって塩を手にするときの凄みのある形相に、大関として頑張らねばならぬ覚悟を見たが、一方で大鵬の所作は実に冷静であったことと対照的だ。双葉山は黙鶏に至らずの心構えを説いた。形相を作るエネルギーは攻めるには有効だろうが、相手のエネルギーを吸収して攻勢に転ずる「後の先」もあるのだがと思いつつ、ビジネス面でも当てはまるなぁと感じている。

時代を超えて、大の山、尊富士に大相撲ルネッサンスと感じたのは小生だけであろうか。大銀杏が似合う大関、横綱を目指して欲しい。

大銀杏が結えなくなると廃業って本当か知らないが、激しい立会いの緩衝材として髪が必要なのだろう。サッカーではヘディングを抑える動きもある。認知症の原因の一つが頭部の損傷であるとしたら、頭部が薄くなったら帽子を被ることも必須か。筆者は帽子を購入するも、いずれも似合わないのでお蔵入り状態。認知になったら似合う・似合わないどころではないのだが。

大銀杏の形にするには床山さんが椿油で整えるので、洗髪するにはシャンプーを多く使用するだろう。昔のワックス様整髪料でコテコテに髪を整えているシニアの人もいる。埃の吸着量も多いので毎日洗髪するのであろう。洗髪頻度が多いとハゲになる説もあり頭皮及び髪に対するシャンプー最適量が気になっていた。

タイミングよく、洗髪におけるシャンプー量・頻度に関する記事を見たので紹介する。

大学の先生が学生にデーターの面白さに興味を抱くような息抜き記事を連載している。名古屋文理大の落合先生は雑誌「化学」4月号に紙も頭皮も綺麗にするにはシャンプーの量と回数について、計算事例を紹介している。

問題:「髪を洗うときは、多め(5ml)のシャンプーで1回洗うのと、少なめ(3ml)で2回洗う、どちらが効果的か?」計算前提としてシャンプー密度1.1 シャンプーに含まれる洗剤分子量を200、頭皮には0.5mg/cm2 の皮脂が分泌され、頭皮面積580cm2,髪は10万本。」

さて皆様、計算トライして下さい。紙面の制約があるので途中経過と結論を引用する。3mlで十分。 髪の汚れのほとんどが塵・埃なのでお湯洗いをした上で少量シャンプーが有効。

計算過程でフサフサ髪であってもその断面積トータルは頭皮面積には及ばないことがわかったことは意外であった。勿論、髪の長さで表面積は変わる。

この文献の冒頭で先生は進化論で見れば髪は体毛の名残に過ぎないと記載。サザエさんの波平さんは見事に進化した人であったのか???と考えさせるだけに面白いと同時に、いずれ筆者も同様な頭皮となるであろう。

その時は進化のエビデンスだ!と言いたいが、多分、世の中に貢献した進化は何かあるのか?と厳しい声が聞こえるだろう。そう、人間 体毛を失うことで得ることを選んだのだとすれば、それは何かが問われている。

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