記憶を呼ぶドラマー

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「嵐を呼ぶ男」若い人には???。石原裕次郎の「俺はドラマー、俺らが怒れば嵐を呼ぶぜ、喧嘩がわりにドラムを叩きゃ、恋のうさも吹き飛ぶぜ」。。。エッ!今の嵐とは違うの?って言う人はいないだろうが、そのドラム。認知症にはドラム叩きが有効との研究報告があった。東北大と理化研の共同研究である。7月発表。 先週はジョギング、せめて階段を下りると着時に1Gの加速度がついて、脳の液体が流動しセロトニン神経を刺激するとの研究報告を紹介した。その後、95歳の方から徒歩数も減って、階段を下りるには危険なので、、、、と連絡があり、その時に目にしたのが今回紹介する論文である。

要約すると、ドラムとは太鼓、小太鼓、コンガなんでもよく、ドラマーのようにシンバルなど5~10個も並べ足も動かす必要はない。 スティックを持つ腕が肩を回して打ち下ろす時の筋肉を刺激すること、太鼓を打ち付けるのではなく、スティックが反発して戻ってくるのを利用して約30分継続。他人のリズムに合わせたりと愉しむこと。これを週3回の3ヶ月すると、しなかった人に比較して各種認知テストにおいて改善効果が認められた。というもの。 論文は下記に引用する。 ここで、裕次郎当時のドラマーは知らないが、サザン、矢沢、JAYWALK,浜田などのバンドのドラマーはその後どうしているのかなぁ~と思うことがある。村上ポンタ秀一、東原力也の大御所は口は悪いが本質を突いたドラムを紹介している。村上は言う、初心者は直ぐにスティックを持ちたがるが間違いである。鏡の前で肩を後ろから前に持ってくる練習を何度も何度も繰り返すこと。ドラムを叩くようなスティックの持ち方ではなく、ドラムから反射で半分は返して貰うような持ち方にするなど、、これを聞いていただけに、今回の東北大・理化研の研究結果とどこかで通じているのではないかとも思った。手ではなく肩からの腕、足先では無く腰を固定して脚で動かす椅子の位置など、長くドラムと会話してきた大御所ゆえの注意と上手になるためのヒントを示唆している。 手首を激しく使うゲーセンでの「太鼓の名人」ではなさそうだ。まして豆を煎るようなバラードのブラシでもない。

夏といえば太鼓・鉦の祇園祭りを筆頭に全国で祭りが開催されているが、今年は正に「音無し=大人しく自粛」これでは認知は一層進むではないか。

長い前段でした。論文を紹介します。 2020年7月9日東北大、理化研プレスリリースから引用。

参加者はドラムの叩き方を学ぶのではなく、自由にリズムを演奏し、自分の演奏を作ったり、他の人の演奏を聴いたりする体験を楽しむために参加。

 

 

 

 

 

 

MMSE:逆唱・再生・理解 FAB:Go/NoGo識別

 

 

 

 

 

「このプログラムで改善した認知機能や上肢機能は介護者の負担軽減にもつながることから、ドラム・コミュニケーション・プログラムは、要介護度の高い高齢者施設や認知症の方が参加できる認知機能と身体機能維持・改善のためのツールとして、また継続的な上肢運動を提供するリハビリテーションプログラムとしての利用が期待されます。」とプレスリリースでは総括しています。

介護が老々介護になれば共倒れになる危険もあり、若い介護者も忍耐的疲労は非常なものがある。今回の発表は表面を公開しているが、論文では更に詳しく報告されているので皆様の一読をお勧めします。このブログでもご紹介したことがありますが、漢方の健康サプリである冬虫夏草とのシナジー効果を知りたいと思うのは小生だけではないと思うが、如何でしょうか?

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