ビフィズス菌が皮膚褐色班など抑制

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この発表を見て、当方は男性ではあるが、ついスーパーでビフィズス菌M-16のヨーグルト探した。しかし見つけられなかった。その理由は後半に記載したが、賢明な諸氏なれば途中で気が付くであろう。「なんだ そうことか、探す場所を間違えていたのだと」本来は特定の商品を取り上げないブログではあるが、世の中女性はいつまでも輝いていて欲しいとの思いは誰にもあるだろうとして取り上げた。

順天堂大が2025.10月15にリリース。

ビフィズス菌の摂取が、成人女性の顔の皮膚に現れる褐色班などの皮膚の劣化を抑制する可能性を確認

要旨は

「ビフィズス菌M-16V の摂取が、成人女性の顔の褐色班*2や、毛穴などの皮膚の劣化を抑制し、顔の皮膚状態を改善する可能性が示唆されました。この成果は、腸皮膚相関の観点から、ビフィズス菌などのプロバイオティクスが皮膚の健康状態の維持に役立つ可能性を示した。」本研究では、乾燥や気温低下により一般的に皮膚状態が悪化する時期に、ビフィズス菌M-16Vの12週間連続摂取による成人女性の顔の皮膚状態等を評価したところ、画像解析によって褐色班スコアなどの改善が見られ、主観的評価による排便状況も特に50歳以上の方で顕著に改善しました。」とある。測定法 及び効果事例は図の通り

 

 

 

 

 

 

 

図 1. VISIA®スコアの週0からの変化量

(a)総合スコア、(b) 褐色班スコア、(c)毛穴スコア。群間比較で有意(p<0.05)なp値を示した。* p<0.05(M-16V群の0週との比較)、# p<0.05(プラセボ群の0週との比較)

図2 VAS法スコアによる排便状況の評価

(a)全体の解析 (b)50歳以上の集団。群間比較で有意(p<0.05)なp値を示した。* p<0.05(M-16V群の0週との比較)

 

 

ここで、ビフィズス菌M-16のネタバラシ 「ビフィズス菌M-16」は、主に森永乳業が開発・提供しているビフィズス菌株。

この菌株を使った代表的な商品は、特に乳幼児やサプリメントの分野で見られる。乳幼児向けの商品である

ビフィズス菌M-16は、特に乳幼児の大腸内に生息している菌に近いとして、赤ちゃん向けの製品に利用されている。

商品名: ビーンスターク 赤ちゃんのプロバイオ ビフィズスM1 会社名: 雪印ビーンスターク株式会社 (森永乳業グループ)

 

・プロバイティクスとプレバイオティスス はお馴染みワードになってきたが、参考までに整理すると

プロバイオティクス(Probiotics): 善玉菌そのもの(生きた菌)

分類 食品例 菌の種類と働き
乳酸菌・ビフィズス菌 ヨーグルト、乳酸菌飲料、チーズ 腸内を酸性に保ち、悪玉菌の増殖を抑える。
納豆菌 納豆 強い菌で生きたまま腸に届きやすい。
酵母菌など 味噌、醤油、漬物(ぬか漬け、キムチなど) 発酵食品は種類によって様々な菌を含みます。

プレバイオティクス(Prebiotics): 善玉菌のエサとなり、増殖を助ける成分

分類 働き 食品例
水溶性食物繊維 善玉菌のエサになり、短鎖脂肪酸を産生。便を柔らかくする。 海藻類(わかめ、昆布、もずく)、果物、里芋、大麦、オーツ麦、アボカド
不溶性食物繊維 腸を刺激しぜん動運動を促す。便のカサを増やして排出を助ける。 野菜(ブロッコリー、ほうれん草、蓮根、大豆、小豆、たけのこ)、芋類、玄米 きのこ類、

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。