緑茶(ほうじ茶)の有意な特徴

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緑茶の七変化というべきか奥が深い。先のブログで煎茶、抹茶はエピピロガロール・カテキンが多く含まれ花粉症(くしゃみ)抑制に効果。と記載した。ほうじ茶、茎茶、番茶には多く含まれていない表も記載しつつ、これらについては名誉挽回の機会を。。。とも書いた。それが今回いみじくも佐賀大学が発表してくれたので紹介する

緑茶カテキンの新型コロナウイルス感染阻害メカニズムを解明! ~「ピロガロール型」カテキンがウイルスのヒト細胞への侵入を強力にブロック~」 2026.04.09

概要を引用すると

  • 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、ウイルスの表面にあるスパイクタンパク質がヒト細胞のACE2受容体に結合することで感染を開始
  • 14種類のカテキン誘導体がこの結合を阻害する効果を評価した結果、エピガロカテキンガレート(EGCG)やガロカテキンガレート(GCG)など、化学構造の「B環」に3つの水酸基を持つ「ピロガロール型」のカテキンが、強い感染阻害効果を示すことを発見
  • 茶葉の加工過程等で生じる「非エピ型」カテキンが、より強力にウイルスに結合することも示唆されました

この3番目に記載の非エピ型カテキンはほうじ茶に多く含まれていることが注目される。さらに、お気づきの人がおられようが、なぜペットボトルが絵の中にあるのか?

これが、今回のミソになります。繰り返しですが、茶葉に含まれるカテキンには、もともと茶葉の中に存在する「エピ型」(エピガロカテキンガレートなど)と、加工過程の熱処理によって構造が変化した「非エピ型」(カテキンガレートなど)がある。

非エピ型カテキンを効率よく生成するためのキーワードは「加熱(熱異性化)」。

具体的な加工法とポイントをあげると

  • 茶葉の高温抽出か加圧加熱 90℃以上で淹れる。普通は煎茶・抹茶は65〜75℃で淹れるが、90℃以上になると熱異性化が起こる。
  • 煎茶・抹茶は蒸し茶だが、ほうじ茶は焙煎で熱いお釜で加熱処理がなされるので異性化が生成する。
  • ペットボトルのお茶は殺菌処理(120℃―数秒)処理することで異性化が生成する

これでほうじ茶の名誉挽回がされたのではないでしょうか。昔からほうじ茶は脂肪吸収抑制作用やコレステロール低減効果が高い可能性が示唆されていますので愛飲されている人も多いのではないでしょうか。味は渋めだが渋さが魅力のシニア層には似合いのお茶かと。

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