先日、80歳を超えてもバリバリのOBと横浜駅を歩いていた時「最近の若い人の脚が長いなぁ〜」と言い出した。確かに年齢見合いで元気でも身長が若干マイナス成長の現実。「脱脂粉乳で育ったのだからしょうがない。だけど給食はクジラ肉だったのでパーキンソンや認知症にはならないでしょう。バリバリが証明しているのでは?」と答え慰めた。
クジラ料理で飲み屋街興しをした地区もあったが、今はおしゃれなメニューになっている。クジラ肉の入手がEEZ領域内の調査的?捕鯨に限られているからだろう。昭和初期には樹脂開発の添加剤として工業的に製造する以前はクジラの油脂を原料として合成されていたことがあった。
金属石鹸(ステアリン酸、オレイン酸 などの脂肪酸とカルシウムや亜鉛などの金属との塩(エン)の形が樹脂の例えば滑剤、中和剤などに)、イミダゾール類はゴムやエポキシの硬化剤、老化防止剤、酸化防止剤として利用されたことがあった。
そんな中、イミダゾールの名前が入った文献があったので取り上げた。
タイトルはクジラ肉の成分「バレニン」が神経変性を抑制 ―パーキンソン病の新たな予防戦略の可能性― 岩手大学 2026/04.27リリース
ポイント(引用分下線)
- クジラ由来ジペプチド「バレニン」に神経細胞の保護作用を確認
- 点鼻投与により脳へ直接送達
- ドパミン神経細胞の減少を抑制
- ミトコンドリア機能維持という新規作用機序を示唆
ヒゲクジラに豊富に含まれる機能性成分「バレニン」が、パーキンソン病モデルマウスにおいて神経細胞の変性を抑制し、症状の進行を軽減することを明らかにしました。とある


クジラ肉は入手困難。さりとてバレニンは植物にはなく動物のみとなると代替材料をネットで調べると
- 鶏むね肉
クジラのバレニンに最も近い機能を持つのが、鶏むね肉に含まれるアンセリンとカルノシンです。渡り鳥が数千キロも飛び続けられるのは、この成分が胸肉に凝縮されているからだと言われています。
- マグロ・カツオ(赤身の魚)
回遊魚であるマグロやカツオの「血合い」や「尾肉」の部分には、持久力を支えるためのアンセリンが豊富に含まれています。
- 馬肉
クジラ肉と同じく「赤い肉」である馬肉も、バレニンやカルノシンを含んでいます。
ここで、気になったのがアンセリン、カルノシン 分子はイミダゾール構造だがバレニンではない。何故? さらに調べたところ、アンセリン、カルノシンは体内で合体してバレニンを生成するとのこと
であるならば、植物にイミダゾール類を含む食材であれば最終的にバレニンが得られることになる。そこでさらにこれらを調べたところ
- イミダゾールジペプチドは、体内で「ヒスチジン」と「β-アラニン」というアミノ酸から合成されます。これらを植物性タンパク質からしっかり摂取することで、体内の合成をサポ
- 大豆製品(納豆、豆腐、高野豆腐)。
- ピーナッツ・種実類
- 全粒穀物:
- アスタキサンチン(鮭)
- 藻類 アカモクなど海藻、藻
- クルクミン(ウコン)
なんとなく無責任だが赤、紅、褐色などの着色食品がありそうなのか。
最後に鯨油と工業用に製造された金属石鹸などの化合物について一言。当然同じ化学式である。ただし、鯨油由来は純度が99.99%だった。残りの0.01%は当時知られていなかったバイオ由来の成分。それが非常に重要な働きをしていたことが、後年になって判明した。今、バイオ材料がもてはやされている。だがバイオ材料は例えば製品寿命が完全に保証できる訳ではない。合成材料との絶妙なハイブリッドが落とし所だろうと鯨油の案件から思う。