夏休み自由研究の大人版

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小学生の夏休みの自由研究を大人がやるとこうなる見本のような記事があったので紹介する。小学生レベルとは大の研究者を捕まえて何を言うか!と叱られそうだが、本人にしてみれば、半分当たっていると笑うだろう。 タネ証をすれば食塩水の電気分解の応用。 陰極からは水素ガスが、陽極からは塩素ガスが生成する。マイナス電極にNa+ナトリウムイオンが陽極にはCl 塩素イオンが引き寄せられる。 誰でも聞けば思い出す。学校で教えてもらって、自宅で電池、配線、アルミ箔を用意して実際水素が泡になって発生するミニ実験をした人もおられよう。

Naイオンは陰極の周りに引きつけられる。これを応用したのがキリン。明治大学と組んで、減塩食を美味しくする「箸」を開発した。微弱な電流を流すデバイス(箸)を用いてナトリウムイオンの箸の先端に高濃度ゾーン:一種のクラスターを生成し、次に放出させることで舌の味蕾に強い塩味を感じさせる仕組み。発表資料によれば塩味は1.5倍になることで、減煙食が無理せずに摂取されるとのこと。 今は箸デバイスの先端には電気波形発生装置がついているので、直ぐに利用できる訳には行かないが、いずれは家庭にレストランには小型電気波形モジュールがテーブルに内蔵され、マイ箸を持参しての会食、食事をする風景が予想される。病院の採用が早くなることも容易に想像できる。無線で飛ばすこともできる(そこは日本人は得意)。文献:日経クロステック2022.07.12

 

 

 

 

 

さて、この文献から、学ぶべきことは減塩に苦しむ人がいることにキリンが着目したことである。では自分なら何をするか。そこを考えるのが実に愉しいのだ。このブログを書きつつ思いついたことが1件。 実験で確かめた上で実用化に耐えうるのかマーケティングで確かめる長い開発工程が頭に浮かんでくる。 本来は退職したシニアの方々の格好のテーマだと思う。我こそと名乗りを上げるのをお待ちしています。あくまでも“思いつき”ですので、話し半分か1/10か考えて下さい。(笑)

小学生の頃は模型飛行機ばかり作っていた。やがて超小型エンジン(OSエンジン)をつけたラジコン前世時代を過ごした。現在、ドローンが流行している。ペイロード(運ぶ荷物の重量)はバッテリーや発電機の重量とトレードオフになっており、これに滞空時間が強く絡んでくる。

で、ある時、子供の頃を思い出して、小型エンジンはダメですか?と提案したことがあったが取り上げられなかった。そうかなぁ〜と未練たっぷりの中で、なんと川崎重工がバイクNinjaエンジン搭載の小型ヘリコプター(ペイロード200kg 高度3,100m 航空距離100km)の発表があった。きっと川重の社員にも子供の頃、ラジコン模型飛行機を追いかけたメンバーがいると推定した。山岳への物資輸送を目的としてドローンの各種規制外の扱いではあるが、省令で変更は可能なのでドローンから見れば強敵になるだろう。 垂直離陸方式となれば、ホバリングができる。そうするとドローンは何で勝負をかけるか。そこに戻って考える必要はありそうだ

平和利用を前提として、案外 子供の頃の発想・行動の中にヒントがあるかも知れないとすると、毎日をどう過ごすか。面白くて、重い課題。

 

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