加熱式タバコは歯周病リスクを高める

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

道路に吸い殻が落ちていることが少なくなった。道路上でなく側溝にそっと捨てている人はたまに見る。罪悪感は変わらないが自分では良かれと思っているのだろう。

吸い殻が少ない理由に加熱式タバコが紙タバコから置き換えているのもあるだろう。加熱式タバコについて、このブログでも記載した。原料などはそちらを参照して下さい。確かに加熱式に置き換わった理由はある。1つはマナー意識。煙、匂い、灰を出さないので非喫煙者に配慮していますよのメッセージ。2つは健康にいいはずだ。だろう。そのほかにメーカーの立場もあろうかと思うが割愛。脱線気味に言えば大の男が「火を貸してくれないか」とライター持っている男に近づき、それから会話が始まる風景は昔の映画の中にとどまる。加熱式タバコではあり得ない。ゴルゴ13が加熱式タバコでは迫力がない。ちょっぴり残念。

今回 東北大が発表したのは「紙巻タバコ単体から加熱式タバコ併用への切り替えは重度歯周病のリスクを高める可能性―紙巻タバコのみ継続と比べて加熱式タバコ併用では1.41倍高いリスク―」2026.03.27

喫煙者は加熱式タバコだけでは満足せず、紙巻タバコを併用することは知られている。だから併用者を取り上げたのだろう。

発表のポイントは(下線部引用)

  • 日常的な紙巻タバコ喫煙者が、加熱式タバコとの併用に移行した場合の重度歯周病リスクを検証しました。
  • 紙巻タバコのみを喫煙し続けた人と比べ、加熱式タバコ併用者では重度歯周病のリスクが 1.41 倍に高まりました。
  • 加熱式タバコ併用は歯周病リスク低減(ハーム・リダクション)につながらない可能性があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図.喫煙状態の切り替えによる重度歯周病のリスク

当方は禁煙至上主義ではなく、もくもく煙の雰囲気で会話するのは厭わない。むしろ喫煙したくなる動機に同情している

  • 仕事それも大きな仕事をやり遂げた。ご褒美の一服。
  • ストレス回避:快楽物質ドーパミンを求めて吸いたくなる
  • 孤独感・手持ち無沙汰の解消 何か忙しいことが良いような職場環境対策
  • 会話の間を大事で、それにはタバコができる男のスタイルなのだ
  • 条件反射 食事の後などルーチン化されている頭脳の命令にしたがっている
  • タバコに限らずお菓子類もドーパミン欲しさではないかの理屈を持っている。

脳のソフトが一旦設定されると、紙巻タバコから加熱式に自動更新されている。

如何でしょうか。ここで公平を期するために弊害も挙げると

紙巻タバコや加熱式タバコは

  • ニコチンによる「血管収縮」

加熱式タバコにもニコチンが含まれている。ニコチンには血管を細く収縮させる作用があり、歯ぐきの血流を悪化させる。歯ぐきに酸素や栄養、免疫細胞が届きにくくなり、歯周病菌に対する抵抗力落ちる。

  • 「SOSサイン」が隠される

通常、歯周病になると歯ぐきが腫れたり出血したりして、体が異変を知らせてくれるが、ニコチンの血管収縮作用によって歯ぐきの出血や腫れが抑えられてしまうため、本人が気づかないうちに重症化し、気づいた時には「歯を支える骨が溶けていた」という事態になりやすい。

  • 口腔内細菌のバランス変化

ニューヨーク大学などでは、加熱式タバコや電子タバコの利用者の口内には、非喫煙者に比べて歯周病を進行させる特定の細菌が多く存在していることが報告されている。蒸気に含まれる化学物質やグリセリンなどが口内の微生物環境(マイクロバイオーム)を乱し、菌が繁殖しやすい環境を作っていると考えられている。

  • 唾液の減少(ドライマウス)

加熱式タバコの蒸気を吸い込むことで口の中が乾燥しやすくなり、唾液の分泌量が減ることがある。唾液には口の中を洗い流す「自浄作用」や殺菌作用があるため、唾液が減ると細菌が増殖し、歯周病や虫歯のリスクがさらに高まる。

喫煙者にはこれ以上は耐えられないので記載を止めることにする。ただ、第三者とくに幼児がいるときは加熱式タバコを遠慮した方が見た目にもマナーを守る人と見られることは確か。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。