異方向磁気と異能リンク集団

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渡り鳥は大丈夫? 伝書鳩は帰巣するだろうか? 唐突だが、5G時代では3~6GHz、28GHz,78GHzの周波数が割り当てられると聞いている。そうなると鳥は磁気センサーを利用して飛行コースを設定しているが、磁力線が一方向だけでなく縦横無尽に飛び交うことで混乱するのでは?と磁気学に疎い者同士の会話である。当たっているかどうかは、5Gが普及してから分かるので、もう少し先になるだろう。鯨やイルカの集団異常行動は潜水艦やソナーの影響もあるとの指摘があることを考えると満更100%間違いではないだろう。

 さて、その5Gになると大量の映像を瞬時に送信することが可能になる。先日のIOTM2M展では肝臓の手術や歯科支持台の作成を遠距離にいる机の上でメスやドリルを持って動かすと、手術現場では遅滞なく、その動作が行われる様を展示していた。筆者もトライしてみたが、その対応速度に驚いた。身近なところでも変化が起こりそうだ。例えば有料駐車場。踏み台を超えて駐車、精算時には止めた場所の番号をインプットして精算の流れであるが、これからは踏み台無しのETC精算に加え買い物割引きをカウントしたQRコード精算に留まらず、到着時間に変動があっても最適な駐車場を指定するようなシステムが目の前にきている。

 一方、冒頭の鳥の話に限らず磁気の乱れが発生すると、現代の特に5G時代では社会混乱が予想される。太陽風プラズマと空気中の種々の微粒子と反応して発色するオーロラ。北極圏が有名でその為のクルージングが人気である。オーロラは希に北海道でも観測記録がある。オーロラと磁気の乱れとの関係は正確に判明していない。学問的には追究して欲しいところであるが、素人判断では相関があると想定しておくのが賢明である。

 日本は地震・津波・火山爆発など記録が古文書に多く記載されている。地球科学の専門家は古文書とサイエンスを結びつけ研究している。オーロラに関して有名なのが「京都で大規模オーロラ」が明和7年(1770年)に発生したことが明月記に記載されている。

カラフルな図も見つかっている。後年、扇形に広がっているオーロラが計算で求められるパターンと一致していることも記録の正しさを証明している。僅か250年前の出来事。 (文献:極No.17 2018冬号7

 

この図は京都の東丸神社で発見されている。インバウンド観光客が一番多い京都伏見大社の入り口の右側に小さな祠がある。「あずままるさん」と親しまれている。特に受験シーズンとなると参拝客が急増する。決して賢くない小生を憂いたのであろう、父親に連れられて良くお参りをしたものだ。天神さんの牛を撫で、あずままるさんにお参りするパターン。その効果は?そこは神のぞ知る。

 古文書分野/サイエンスの異分野の結合で新しいものが見えてくる。記録が重要であるが、その前に好奇心がなによりも重要である。会社では効率を追求するあまり他分野に興味を示し斥候検討することは、あまり歓迎されていない。特に中央研究所なるものは深耕するには適しているが、他分野との交流を意識的にかき回さない限り出来ない人間集団。

 社長直轄の遊軍組織を有する会社の株価が上昇している。直面するビジネスの調子より、先の将来性を反映するのが株価。異能にして好奇心が旺盛で人に会うのが何より愉しい人々が活躍している。確固たる基礎ビジネスがあればこそであるが、規模に関わらず社外の異能集団とのコワークを進めている。そんな会社が何故か京都に集中している。

これからのビジネスは一方向だけでなく、XYZ A,Bの5軸に感度良好の経営が求められるのであろうとすると5Gが開く世界とも無縁ではない。

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